めちゃくちゃすべらない話

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実家の近くに駄菓子屋さんがあります。
田舎なので、駄菓子屋にしてはまぁまぁ広い店内です。私も小さな頃によく行ってたのですが、小柄なお婆ちゃんが一人でやっています。
お店に行くと結構な確率で猫がいます。
おはあちゃんが飼っている猫ではなくノラ猫です。居心地が良いのかいつも猫が勝手に入ってきます。
すると、駄菓子屋のおばあちゃんは「コラ！また勝手に入ってきて！あっちにいきなさい！！」といいながら、新聞を丸めてシッシっとやります。
しかしネコは出て行かないので、最終的にはおはあちゃんが猫を抱きかかえて、近くの公園まで連れて行きます。腰が軽く曲がっているのでゆっくりと公園に向かいます。
これがこの店のいつもの光景です。
そして、もう一つのいつもの光景・・・
おばあちゃんより猫の方が先に戻ってくるのです。
おはあちゃんかわいそ。









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会社での出来事です。
西山くんという同僚がいました。
見た目はクリボーみたいな感じで、少しおっちょこちょい。すぐにテンパってしまう若い男の子です。
ある日、取引先から大事な書類を預かって帰って来ました。そのまま昼食に行き、戻ってきた途端に「無い！！書類が無い！！」と騒ぎ始めました。
テンパりながら、引き出しの中や鞄の中を探し始めました。そして私に「ここにあった書類が入った白い封筒知りませんか？ヤバいです。無くしたら会社クビになります。ヤバいです！」と凄いテンパりぶり。
「お願いです！一緒に探してください。僕の生死に関わる書類です。」と。
西山くんはテンパりながらオフィス内の色んな人に「封筒知りませんか？白いやつ。僕の生死がかかってるんです！」と。
派遣社員の女の子のとこに駆け寄り、「封筒知らない？僕の生死がかかってるんだよ！白いやつ。」と。
結局、鞄の中に入れてた新聞の間に挟まっていたのを発見し事なきを得ました。
その日の夕方、西山君のところに本社から電話がありました。
「西山さん。なんで電話したか分かってますよね？」と。西山くんは「書類の件で皆さんにご迷惑お掛けしたことですよね？」と答えました。
すると本社の人は「はっ！？あなた、すごい大声で会社中の人にセクハラ発言をしてたと通報が入ってますよ」と。
どうやら、西山くんが書類を探しているときに「封筒知りませんか？俺の精子がかかってる。白いやつ」と女性社員に勘違いされていたとのことでした。生死と精子・・・。下ネタですいません。

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【OHEYAGO(オヘヤゴー)】

私が新卒の時の話です。
当時「けんじさん」という上司がいて見た目は大友康平のようなちょっとワイルド系ですが、いつもニコニコしている愛想の良い方でした。
もう一つ特徴があって、いつもワイシャツからハデハデなTシャツのバックプリントが透けて見えていました。そもそも社会人だし、管理職なんだからプリント付のTシャツなんか着てくるなよとみんな思いながらも、愛想の良いけんじさんのチャームポイントだと思い誰もツッコミませんでした。
ある日、会社の飲み会があり二次会が終わった頃に男性陣だけになりました。
みんなで女の子がいる店に行こうということで、夜の街に行きました。
ほろ酔いで歩いているけんじさんが、通行人にぶつかり、いつものよう愛想良く「すいません」と謝りましたが、ふと相手を見るとイカついチンピラ風の人でした。
「おい、詫び入れろよ」とドスの効いた声で言ってきます。けんじさんは何度も「すいません、すいません」と謝りますが、「そういうことじゃねーんだよ」と。私はきっと金銭を要求しているのだと思いました。けんじさんは意味を理解していないのか、土下座をして謝り始めました。
そのとき、背中のバックプリントをみた相手が「お前、サラリーマンのくせにガラTなんか着てるの？だせぇーよ。」と、誰も触れなかったことに触れました。
その瞬間、けんじさんが立ち上がり「あん？」と言いながら、北斗の拳のようにワイシャツのボタンをバリバリと破り、ワイシャツを脱ぎすてました。
なんと、我々が思っていたTシャツのバックプリントは刺青だったのです。背中一面の龍の刺青を見て相手は青ざめました。
けんじさんはどうやら組長さんの息子だったようです。その日からみんなけんじさんを恐れるようになりました。
数ヶ月後に本社から役員が視察に来るという話があり、絶対にけんじさんの背中が役員に突っ込まれるとみんな恐れました。
なんと、その日は男性従業員はみんなバックプリントのTシャツを着て、けんじさんをカモフラージュしました。

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可哀想な名前の人っていますよね。
大学時代の同じサークルに禿(はげ)という苗字の友達がいて、髪の毛はふさふさなんですけど、みんなに「ハゲ」と呼ばれていました。
10年ぐらい経ってサークルの同窓会に出席したときに、久々に禿(はげ)と再会しました。
当時と随分変わっており、髪の毛がだいぶ薄くなっていたのです。昔はみんな「ハゲ」と呼び捨てだったのに、この日からみんな「禿君」と呼ぶようになりました。

あと、小学校のときに原さんという女子がいました。見た目はポッチャリでお腹が出ており、傷つきやすく、すぐに泣いてしまう子でした。
ある日、1年生から6年生まで合同で行う運動会の練習がありました。何度とも「前にならえ」や「座れ」、「立て」など繰り返し練習していました。
しかし、小学生なので整列してもフラフラしたり、列からはみでたりとうまく行きません。
先生もイライラしながらマイクを使って色んな生徒を注意します。
その時、原さんが列からはみ出ていたようで、先生が「おい！原！原！はみ出てるぞ！！」と注意しました。
すると原さんは顔を真っ赤にして、自分のお腹を見て体操服の裾をスマボの中にグリグリと入れて、下を向いて泣き始めました。
どうやら、原さんには「おい原！腹はみ出てるぞ」と聞こえてたようでした。

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大学時代の話です。

高校時代からの友人で、普段から滑舌が悪く酔っ払ってろれつが回ってないような喋り方をするので、「酔っ払い」から取って「よっ君」と呼んでいました。
ただ、よっ君は全くお酒が飲めません。飲みに行くといつもコーラかウーロン茶です。

年末に、私とよっ君ともう一人の友達の3人で飲みに行きました。その日は車で居酒屋まで行き、よっ君が「俺は酒飲まないから、帰り運転する」と言ってくれたので、心置きなく飲みまくりました。
ベロベロに酔っ払い、帰りの車に乗り込みました。
酔っ払って車の中でもハイテンションの私と友達を乗せて、よっ君は運転し始めました。
しばらくすると、道路に立っている警察官に車を停めるように指示されました。
年末の忘年会シーズンのため飲酒運転の取締りをしてたのです。
私達は、運転手のよっ君はお酒を一滴も飲んでないため大丈夫だと思ってました。
車の窓を開けると警察官の方に「君たちお酒飲んでるの？」と聞かれ、私と友達は「僕たちは飲みましたけど、彼は飲んでません」と酔っ払いながらよっ君を指差しました。
警察官がよっ君に「ホントに飲んでない？」と聞くと、よっ君が「飲んでましぇん」といつも通り滑舌悪く言いました。
すると警察官がよっ君に「君が一番酔っ払っているじゃないか」と言いました。
もともとそんな喋り方のよっ君がかわいそうでした。

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会社の人事面談での話です。

今のご時世、何かしらの資格を取得するのは当たり前の時代です。
最近では金融業界に限らずファイナンシャルプランナーの資格は非常に人気で、取得を必須とする会社が多くなっています。当社もそんな会社の一つです。ある日の人事面談で
人事担当者(以下、人)

人「結婚の予定はありますか？」
私「今のところありません」
人「最近取った資格はありますか？」
私「取ってません」
人「ファイナンシャルプランナーは持ってますか？」
私「今年取る予定です」
人「3級は取りましたか？」
私「はっ！？私は独身ですよ。取るわけないじんゃないですか！!」
人「？？？」

「3級」を「産休」と間違えてました。

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高校時代の話です。
私の高校は校舎が3つ並行にならんでいで、窓から隣の校舎が見える構造になっていました。
ある日の掃除の時間にふと隣の校舎を見てみると、学校一のマドンナAさんの姿が見えました。
しばらく見惚れていると、私の方に急に手を振ってきました。
一つ学年が上で、一度も話をしたことがないので違う人に手を振っているのだろうと思いました。
しかし、明らかに方向的には私に手を振っており、周りに相手らしき人も見当たりません。
私は勇気を振り絞り、憧れのAさんに手を振り返しました。
向こうも一生懸命手を振って来ます。
しかし、よく見ると・・・

Aさんは雑巾で窓を拭いているだけでした。

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仕事で神奈川県の相模原に行った時の話です。
電車での長い移動中にお腹が痛くなり、相模原駅に着いた途端にトイレを探しました。
私はウォシュレットがないトイレには絶対に行きません。駅のトイレにはウォシュレットがないため、探しに探してようやく駅隣接のビルのトイレでウォシュレットを発見。
溜まっていたものを全て出し切り、スッキリしたところでウォシュレットのボタンをポチッ。ところが、水が全く出ません。
何度も「おしり」ボタンや「止」ボタンをポチポチ押しても水が出てきません。
隣の個室から何度も「うっ」という変な声が聞こえて来ます。
ウォシュレットは諦めてそのままトイレットペーパーで拭いて、流そうとしたその瞬間・・・。
何故かピューっとウォシュレットの水が出てきました。しっかりとおしりを洗浄し「止」ボタンを押しましたが止まりません。
どうしようか悩んでると急に止まりました。
壊れてるのかなぁ、おかしいなぁと思い首をかしげながら個室から出ると、隣の個室からも首をかしげながら男性が出てきました。
ハッと思い、もう一度トイレの中を覗いてみるとウォシュレットのリモコンは壁掛けタイプのもので、隣のリモコンと入れ替わっていたのでした。
なので、私が最初に連打しまくったときは隣の人のウォシュレットが作動してたのです。
あの「うっ」って声は。
なんかすいません。

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