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【7.5坪の家で考えた事】部屋と廊下3

さて話を戻すと僕は実家について、人には少し恥かしくて笑い話っぽく紹介するけれど
実はものすごく気に入っている。

だから将来僕が自分の家を建てるチャンスに恵まれたなら、


   「雑多で不可避で、何となく生活の中心になるリビングをつくる」


ということと、一昨日書いた


   「廊下と部屋の関係は自分なりの回答を持ったものにする」


ということについては、なんとしても盛り込もうと心に決めていた。


けれど実際に家を建てるチャンスがやってきて
この10坪の敷地で検討を始めてすぐわかったことは、
何のことはない、敷地は僕の育った家よりもさらにずっと狭くて、むしろ


   「あまりの狭さに(便宜上LDとは呼ぶけれど)リビング呼べるような
    部屋はつくれず、雑多で不可避で生活の中心みたいな場所をつくるしかない」


そして


   「効率よく移動することだけ任されたすました廊下も、狭すぎてそもそもつくれない」


ということだった。

僕はこの制約に大変わくわくして、2年半も楽しく基本プランを検討することになった。



7.5坪の家は、僕の育った家の凝縮版だ。

鉄砲階段で繋がった『一筆書きの家』。

2階は通り過ぎるだけの廊下としての役割のときもあるし、
料理も食事も宿題も友人もけんかも笑顔も、
わが子が遠い将来連れて来るかも知れない彼女だって、
なんでも受け入れてくれることだろうと思う。


環境は人間関係をつくるし人間をつくる。
7.5坪の家がどんな人間関係をつくってくれるのか、とても楽しみだ。

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