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2015年10月29日

遼寧省興城の思い出

遼寧省興城に行ったのはかれこれ8年前になる。10月初めのゴールデンウィークに何も予定がなく、たまたま通りかかった旅行会社で安い二泊三日のツアーに申し込んだのだった。妻が海岸沿いに行きたいということで選んだ場所だった。

興城という場所は遼寧省葫蘆島市の郊外にある小さな海岸沿いの町だが、明朝時代に建設された万里の長城の一部が遺跡となっている。ここよりも南にある秦皇島の山海関の遺跡のほうは有名で観光地としても大規模に開発されているのだが、興城のほうはそれよりも規模が小さくさほどに有名ではない。ただ秦皇島のほうは観光用に最近になって復元された建物が多いが、興城のほうは明朝時代に建設された建物が壊されずにそのまま残っているという点で珍しい遺跡となっている。

衛城2衛城

ことに明朝時代に建設された街並みが残されている古城は映画のロケ現場にでも入ったかのような錯覚に陥る。道の両側に土産物屋や骨董屋が数百年前に建てられた家屋で営まれている。街を囲む四角い城壁も日本では目にしない中国ならではの城郭の作り方だ。

海岸には筆架島という島がありそこまでフェリーに乗って行くのだが、島と陸との間には海中に万里の長城の壁の一部が沈んでおり、それが干潮になると海から浮き上がってくる。島にはいたるところに道教の祠があり、島全体が道教の修行者の施設となっている。

筆架島海岸

海岸にはラクダや馬に乗せてくれる業者がいたり、海産品を売る売店などでにぎわっていた。売店で発泡スチロールの箱いっぱいの生きたカニを買って帰り、料理のために家の台所で箱を開けるとカニがわらわらと出てきて数匹かは台所の流し台の裏に逃げてしまい取れなくなってしまった。残りのカニはその夜においしくいただいたのだけれども。

この興城のある葫蘆島市は戦後に日本人が引き揚げのために集められた場所で、満州から逃げてきた人々の収容所があったところでもある。

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