相手の世界に理解と敬意

本人が気がついているかどうか…？

男性は女性から信頼されていないと感じると、それによる苦痛を感じないで済むように、彼女に世話を焼いてもらいたいという強迫的な欲求を発達させることがあるかもしれない。「強迫的な欲求」って凄い表現。

そう、まるで子どものように我がままになるかも…。


それに対し、どれほど彼女が行きとどいた思いやりを示しても、ちょうど過食症患者が空腹感を満たすように。（過食症の強迫感は、何かもっとその人にとって大事な欲求が食べることへの欲求におきかえられているしるし)実は、彼にはどんなに彼女が世話を焼いても、満たされることがない。実は、本当に求めているのが、世話を焼いてもらうことではないから。
そして、そんな男性は自分が本当に求めているのは信頼だってことにも気付いていない？自覚すらない場合がある。
だけど、思いやりと配慮を要求し続けて…、その挙句、「うっとおしい」とか行って、彼女を拒絶。

彼女にとっては、何が何だかわからない…ってなるのは普通ですね。

反対に、女性が男性を信頼していないと母親を演じたり、過剰に世話を焼いたり、責任を持とうとする傾向あり。信頼したいという心の欲求の代わりに、思いやりたいという欲求を満足させようとしている。これでは、どれほど細やかに思いやりをいきとどかせても、十分ということがない。


こんな二人が一緒に居ると…

どこかの時点では、彼は彼女の思いやりを拒絶し、思いやりが欲しいという自分の欲求を否定し始める。そして、彼は二重メッセージを送り始める。
「君の思いやりが欲しい」
「君の思いやりで息が詰まりそうだ」

これは、拒食症と過食症を繰り返しているようなこと。

この不安定な行きつ戻りつの状態から脱出するには、自分の一番欲しいものを手に入れるしか方法はない。

一番大切な欲求が何かをつきとめる。そして、それを一生懸命満たすように努める。一生懸命一番を満たすように努めると、それ以外の欲求を次第に小さくすることもできる。
一番に必要としている欲求を満足させていないと、代わりのもので自分を満たそうとしても、心の底では満たされず、不満を抱き続ける。

何事も一緒でしょうけどね。



自分の欲求が何か？一番大切な欲求を見失ってしまうと、一番と思いながら、二番、三番…と違う欲求を求めていく。だけど、一番の代わり…そういうときは、それ以外の欲求を満たしても、心の底で満たされていないから不満は続くのです。


ちゃんと本当に欲しいことを求めることが大事ですね。

勝手に周りが解釈して話を進めて…など、見当違いのことを起こすってことがあります。そんな周りの価値観は、自分と同じではないはず。

おせっかいで勝手に人の欲求を擦り変えることを平気でしている人をよく見ます。いろんなところで。例えば親だったり…。子どもはその時は納得しているように…って振舞っていても、一番の大切な欲求が満たされない代替案では不満なのです。

ちゃんと一番を求める。それは、周りの人も、勝手に解釈したり、勝手に代弁しないことが大事ということ。


おせっかい焼きだったり、自分の思っているように周りも思うはずと自分に対する自意識過剰の人は、かなり他人に対して偏見が強く、勝手な思い込みで周囲を傷つけていても、本人は全く無頓着。なぜなら、悪いことをしているという自覚はないのです。だけど、一番悪質なことをしているのです。
相手の価値観を理解しようともせずに、自分の価値観を押し付けて、自分に都合のよくなるように話を進めているだけの人たち。
こんな人たちは、自分が他人を傷つけ、自分勝手に振舞っていると気付かないでしょう。自分に都合のよいように話を曲解したり、でっちあげたり、…自分では正当防衛と思っているかもしれません。
ただ、こんな人たちこそ、本当は自分の一番の欲求を自覚していない人。
だから、他人が自分の一番の欲求を満たしに努力することは、無意識に嫌なだけなのです。


人の努力を隠ぺいしたり、とにかく人の足を引っ張ることに必死。
こんな人たちは、けっこう食べ物を取り寄せたり…とか、通販にはまっていたり…しているかもしれませんね。他のことで欲求を満たしている。


人生で一番の欲求は何？
ちゃんと自覚しているのか？目前の問題や課題ですり替えて認識していないか？ちゃんと自覚することが大事ですね。