2017年09月24日
雑感 〜誤薬予防と名前につきまして〜
NIKON D700 + SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM [ニコン用] + MB-D10
「誤薬」。
どこの事業所でも年間に何例かはあるのではないでしょうか?
その字のとおり、利用者等に薬を「誤って」飲ませてしまう事故のことです。
私が見た極端な事例では、「低血圧の患者」と「高血圧の患者」の薬を間違えて投薬してしまい、意識レベルが下がってしまったというもの。
その二人の患者さんは現在も無事で、結果的には「大事」にならずに済みました。
二人は名前がお互いに似ていました。
ここからが私なりの「誤薬」予防法です。
「私は大丈夫」と思っている読者諸兄も多そうですが…。
高齢者の名前は、似ていることが多いと思います。
ぱっと思いつくもので女性は、「ヨシ子」「ヨシ」、「ヤス子」「ヤス」、「アイ子」「アイ」など。
「義雄(ヨシオ)」「義男(ヨシオ)」、「輝(テル)」「輝雄(テルオ)」など。
苗字では「齋藤」「斎藤」「斉藤」や「小野」「小野寺」「小野田」、「菊地」「菊池」、
私は名前や苗字が似ている利用者や患者には、とても気を遣っています。
施設であれば、まずは管理者や生活相談員、ケアマネジャーの努力が不可欠です。
利用者の入所や利用が決定した時点で、似たような名前がいないフロアや席を用意するという対策。
私はとても重要だと考えています。
名前が似ている高齢者が並ぶと、介護職員や看護師は混乱します。
私もその混乱によって、「誤薬」につながる事例をたくさん、見てきました。
似ている名前が周りにいなければ、投薬の業務もスムーズになります。
人員不足が深刻な昨今、管理職レベルの方も、介護現場へできるだけの配慮をすることが大切ではないでしょうか。
現場レベルでもできることは数多くあります。
似た名前の高齢者を、同じテーブルや居室(多床室の場合)にしない。
薬を配る時に2人で確認する。
普段から「苗字」に「さん」付けで利用者を呼ぶようにして、似ている名前の人は必ずフルネームで呼ぶ。
最後に一番重要なのが、食事介助と配薬に適切な「間」を置く。
https://fanblogs.jp/nikkokaigoren/archive/33/0
時間的に、人員的に、余裕がない昨今ですが、食事や服薬の時間が10分ほど遅れても、それが原因で亡くなる方はいないですよね。
上記を実践することで、私は「誤薬」のヒヤリハット・事故報告書やインシデント・アクシデントレポートを書いたことがありません。
とにかく「間」を大切にして、深刻な負担増加がのしかかっている同胞たちに、厳しい介護現場を乗り切ってほしいと私は考えています。
そんなことを、残業後、「タンゴ」に飽き気味になってきたので、「暗いね…」と懇意にしていただいている某楽器会社の職員さんに笑われながら、「シャンソン」名曲たちを楽しみ、考えていたところです。
私のオススメはコレ↓
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スタンダードナンバーが多いですが、良質なアレンジが楽しめます。
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