2017年08月17日
雑感 〜日光市ボランティア・市民活動フェスタ2017のご案内と、地域包括ケアシステム〜
画像は平成29年8月10日から、運転を開始した東武鉄道のSL「大樹」です。
ニコン D7100 +タムロン 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008) [ニコン用]
平成29年9月2日(土)、日光の今市文化会館にて、「日光市ボランティア・市民フェスタ2017」が開催されます。
このお祭りには、日光市内のボランティアの方々をはじめとし、障がい者福祉団体や高齢者福祉関係、警察や消防といった様々な団体が参加します。
場所はコチラ↓
http://www.city.nikko.lg.jp/chuuoukou/shisetsu/imaichi-kaikan.html
と隣接するコチラ↓
http://www.city.nikko.lg.jp/chuuoukou/guide/kyouiku/kouminkan/chuuou/index.html
小ホールの管理・運営や、案内などが我々、日光市介護サービス事業者連絡協議会役員の任務です。
例年、我らが「日光市介護サービス事業者連絡協議会」が携わるのが公民館の「小ホール」。
同ホールで毎年、開催されるのが、栃木県看護協会が運営する「まちの保健室」。
現役の看護師や保健師による「血圧の測定」や「健康相談」などのサービスがあります。
過去にはBS(ブリジストンではなく、血糖値)や「骨密度」、「血管年齢」の測定が人気でした。
ゆるキャラの「日光仮面」や「とちまるくん」、栃木県警の「るりちゃん」なども登場予定です。
今年は13時から、「日光コミュニティ研究会」主催の市民公開講座が予定されています。
お題は「地域包括ケアシステム」。
昨今、福祉関係者だけではなく、話題に出ることが多いのではないでしょうか。
また内容も複雑なものなので、(私も含めて)理解できていない福祉関係者も少なくはないでしょう。
全国3位の面積を誇る日光市。
日光市高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画において、13の日常生活圏域が設定されています。
https://www.city.nikko.lg.jp/kourei/fukushi/kaigohoken/documents/documents/6plan.pdf
人口が集中している「今市地区」と「日光地区」、「大沢地区」。
「今市地区」は範囲が広いこともあり、情勢は様々。
「会津西街道」沿いに面して、宿場町と共にかつて(今も?)栄えた古い商店やその子孫。
ニコン D810
豊田地区から芹沼地区にかけて、大型の店舗が数多くあり利便性に優れるため、住宅街を中心に様々な人が暮らしています。
「日光地区」は言わずと知れた、世界遺産のまち。
ここも古くからいる人、「古河電工」などへの集団就職で東北から移住した人、都市圏からの移住など、様々な境遇の人が暮らしていると聞きます。
特に「大沢地区は」かつて栄華を誇った「古河電工」の退職者である高齢者世帯が多いと聞きます。
農業が盛んな「豊岡地区」やとなり町の船生地区に隣接する「塩野室地区」、
「シモツケコウホネ」
NIKON D90 + SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM [ニコン用]
が有名な「落合地区」。
若年層が外へ出て、それに伴う「離農」に悩まされている方も多いと聞きます。
新旧「会津西街道」に面していて、旧家が豊岡地区には目立ちます。
また開発された住宅もたくさんあり、居住している人々の境遇は様々なです。
「○十○町歩(ちょうぶ)」という大規模な農家が散見する「塩野室地区」。
※一町歩=3,000坪 9,900m2
どうでもいいことですが、「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」に記念館がある「船村徹」氏。
実は日光の生まれではなく、塩谷郡塩谷町船生の生まれとのこと。
氏の別荘は日光市にあるそうですが、記念館は塩谷町の道の駅「湧水の郷しおや」でもよかったのではと個人的には思います…。
「落合地区」ではそばも盛んで、おいしいお店があります。
そして「小来川地区」や「足尾地区」。
地域の仲間意識が強く、様々な交流があると感じています。
ほかの地区の者にも観光客にも、特に寛容な印象です。
「小来川地区」は川遊びやバーベキュー(BBQ)に最適。
「足尾地区」はかつて「足尾銅山」で栄えたまちで、現在では高齢化が著しく進んでいると聞きます。
吉田類さんの「酒場放浪記」で取り上げられた、「ホルモン末広」様が特に有名ですね。
そしてSL「大樹」の運行が話題となっている「藤原地区」。
ニコン D700
かつて歓楽温泉街として、多数のお客さんが訪れました。
ここでの問題は、二極化。
所謂、「流れ者」と呼ばれる人々と、古くから住んでいた人々。
様々な問題や課題が浮き彫りになっています。
ココからが「地域包括ケアシステム」の難しい山間部。
「中宮祠地区」では夏と冬の差が大きな問題です。
夏には「男体山」の登山や、リゾート地として人気の「中禅寺」。
ニコン D90
冬は標高の高さから、観光客や移住者から敬遠されるのではないでしょうか。
人口の減少も激しいようです。
「湯元温泉」のお湯は本当にいいお湯です。
遊覧船も安価で楽しいですね。
最も山間部ということで、「栗山地区」や「湯西川地区」、「三依地区」。
「栗山地区」は「そば」や「温泉」といった観光資源に恵まれ、独自の文化があると思っています。
野門地区には「東照宮」もあり、パワースポットが好きな方やマニアに人気です。
「湯西川地区」は「湯西川ダム」から始まり、新緑や紅葉が美しい道路や温泉、様々なイベントがあります。
NIKON D810
過去参照↓
https://fanblogs.jp/nikkokaigoren/archive/19/0
https://fanblogs.jp/nikkokaigoren/archive/20/0
「三依地区」でも高齢化率は著しい。
ですが「親戚が多い」や「地域の助け合い」によって(前期・後期)高齢者や住民が助け合っている事例が聞かれます。
「生ワサビ」のおいしい「三依地区」。
「栗山地区」や「湯西川地区」、「三依地区」と並び、「地域包括ケアシステム」の完結となるのは、とても難しいと思います。
特に山間の地域における高齢化率は非常に高い値を示しています。
高齢者中心の集落では、日常生活における買い物や移動手段の不便さといった問題が常在しています。
「地域包括ケアシステム」の目標である、社会的共同生活の実現が難しいのではないでしょうか。
今度の日光市がどのような舵取りをするのか、見守っていく必要がありそうです。
なんてことを、「夏もそろそろ終わりね〜」と長渕剛の「夏祭り」を聴きながら、考えていたところです。
「地域包括ケアシステム」は住民が主体となって、構築していくものです。
「日光市ボランティア・市民フェスタ2017」と「地域包括ケアシステムの市民公開講座」、大勢のご来場をお待ちしています。
ニコン D7100 +タムロン 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008) [ニコン用]
平成29年9月2日(土)、日光の今市文化会館にて、「日光市ボランティア・市民フェスタ2017」が開催されます。
このお祭りには、日光市内のボランティアの方々をはじめとし、障がい者福祉団体や高齢者福祉関係、警察や消防といった様々な団体が参加します。
場所はコチラ↓
http://www.city.nikko.lg.jp/chuuoukou/shisetsu/imaichi-kaikan.html
と隣接するコチラ↓
http://www.city.nikko.lg.jp/chuuoukou/guide/kyouiku/kouminkan/chuuou/index.html
小ホールの管理・運営や、案内などが我々、日光市介護サービス事業者連絡協議会役員の任務です。
例年、我らが「日光市介護サービス事業者連絡協議会」が携わるのが公民館の「小ホール」。
同ホールで毎年、開催されるのが、栃木県看護協会が運営する「まちの保健室」。
現役の看護師や保健師による「血圧の測定」や「健康相談」などのサービスがあります。
過去にはBS(ブリジストンではなく、血糖値)や「骨密度」、「血管年齢」の測定が人気でした。
ゆるキャラの「日光仮面」や「とちまるくん」、栃木県警の「るりちゃん」なども登場予定です。
今年は13時から、「日光コミュニティ研究会」主催の市民公開講座が予定されています。
お題は「地域包括ケアシステム」。
昨今、福祉関係者だけではなく、話題に出ることが多いのではないでしょうか。
また内容も複雑なものなので、(私も含めて)理解できていない福祉関係者も少なくはないでしょう。
全国3位の面積を誇る日光市。
日光市高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画において、13の日常生活圏域が設定されています。
https://www.city.nikko.lg.jp/kourei/fukushi/kaigohoken/documents/documents/6plan.pdf
人口が集中している「今市地区」と「日光地区」、「大沢地区」。
「今市地区」は範囲が広いこともあり、情勢は様々。
「会津西街道」沿いに面して、宿場町と共にかつて(今も?)栄えた古い商店やその子孫。
ニコン D810
豊田地区から芹沼地区にかけて、大型の店舗が数多くあり利便性に優れるため、住宅街を中心に様々な人が暮らしています。
「日光地区」は言わずと知れた、世界遺産のまち。
ここも古くからいる人、「古河電工」などへの集団就職で東北から移住した人、都市圏からの移住など、様々な境遇の人が暮らしていると聞きます。
特に「大沢地区は」かつて栄華を誇った「古河電工」の退職者である高齢者世帯が多いと聞きます。
農業が盛んな「豊岡地区」やとなり町の船生地区に隣接する「塩野室地区」、
「シモツケコウホネ」
NIKON D90 + SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM [ニコン用]
が有名な「落合地区」。
若年層が外へ出て、それに伴う「離農」に悩まされている方も多いと聞きます。
新旧「会津西街道」に面していて、旧家が豊岡地区には目立ちます。
また開発された住宅もたくさんあり、居住している人々の境遇は様々なです。
「○十○町歩(ちょうぶ)」という大規模な農家が散見する「塩野室地区」。
※一町歩=3,000坪 9,900m2
どうでもいいことですが、「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」に記念館がある「船村徹」氏。
実は日光の生まれではなく、塩谷郡塩谷町船生の生まれとのこと。
氏の別荘は日光市にあるそうですが、記念館は塩谷町の道の駅「湧水の郷しおや」でもよかったのではと個人的には思います…。
「落合地区」ではそばも盛んで、おいしいお店があります。
そして「小来川地区」や「足尾地区」。
地域の仲間意識が強く、様々な交流があると感じています。
ほかの地区の者にも観光客にも、特に寛容な印象です。
「小来川地区」は川遊びやバーベキュー(BBQ)に最適。
「足尾地区」はかつて「足尾銅山」で栄えたまちで、現在では高齢化が著しく進んでいると聞きます。
吉田類さんの「酒場放浪記」で取り上げられた、「ホルモン末広」様が特に有名ですね。
そしてSL「大樹」の運行が話題となっている「藤原地区」。
ニコン D700
かつて歓楽温泉街として、多数のお客さんが訪れました。
ここでの問題は、二極化。
所謂、「流れ者」と呼ばれる人々と、古くから住んでいた人々。
様々な問題や課題が浮き彫りになっています。
ココからが「地域包括ケアシステム」の難しい山間部。
「中宮祠地区」では夏と冬の差が大きな問題です。
夏には「男体山」の登山や、リゾート地として人気の「中禅寺」。
ニコン D90
冬は標高の高さから、観光客や移住者から敬遠されるのではないでしょうか。
人口の減少も激しいようです。
「湯元温泉」のお湯は本当にいいお湯です。
遊覧船も安価で楽しいですね。
最も山間部ということで、「栗山地区」や「湯西川地区」、「三依地区」。
「栗山地区」は「そば」や「温泉」といった観光資源に恵まれ、独自の文化があると思っています。
野門地区には「東照宮」もあり、パワースポットが好きな方やマニアに人気です。
「湯西川地区」は「湯西川ダム」から始まり、新緑や紅葉が美しい道路や温泉、様々なイベントがあります。
NIKON D810
過去参照↓
https://fanblogs.jp/nikkokaigoren/archive/19/0
https://fanblogs.jp/nikkokaigoren/archive/20/0
「三依地区」でも高齢化率は著しい。
ですが「親戚が多い」や「地域の助け合い」によって(前期・後期)高齢者や住民が助け合っている事例が聞かれます。
「生ワサビ」のおいしい「三依地区」。
「栗山地区」や「湯西川地区」、「三依地区」と並び、「地域包括ケアシステム」の完結となるのは、とても難しいと思います。
特に山間の地域における高齢化率は非常に高い値を示しています。
高齢者中心の集落では、日常生活における買い物や移動手段の不便さといった問題が常在しています。
「地域包括ケアシステム」の目標である、社会的共同生活の実現が難しいのではないでしょうか。
今度の日光市がどのような舵取りをするのか、見守っていく必要がありそうです。
なんてことを、「夏もそろそろ終わりね〜」と長渕剛の「夏祭り」を聴きながら、考えていたところです。
「地域包括ケアシステム」は住民が主体となって、構築していくものです。
「日光市ボランティア・市民フェスタ2017」と「地域包括ケアシステムの市民公開講座」、大勢のご来場をお待ちしています。
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