2015年02月15日
ビジネス書の読み方:入社1年目に読んでおくと3年目には加速度的に成長できるかもしれない本-転職しても使える技術の習得が大切(後編)
はじめに
前編はこちら。
ビジネス書の読み方:入社1年目に読んでおくと3年目には加速度的に成長できるかもしれない本-転職しても使える技術の習得が大切(前編)
社会人になるにあたって、また、社会人になって2年、3年と経ち、いろいろ考えている方に向けて、「入社1年目の〜」を冠する書籍をまとめてみました、後編です。
紹介本の中に書いてある事柄を、日々意識して身に着けることで、5年後、10年後には大きな差がつくかもしれません。
まずはビジネス書を読むことによるメリット・デメリット(私見)
メリット:
- 若手時期は、自分のやり方を確立する時期のため、試行錯誤や導入が行いやすい
- 無意識的に行っていることを言語化することで他者に説明する技術が身に着く
- インプットが癖になり、発信したくなる
デメリット:
- インプットした内容に捉われる可能性がある
- 遊ぶ時間がなくなるように感じる
とは言え、メリットもデメリットも人次第、捉え方、扱い方次第で簡単に逆転します。
自分の性格や、思考のメカニズムを知ることで自分への影響をコントロールすることが最も重要なスキルです。
そして、自分をコントロールするスキルを身に着けるための有効な手段の1つが、先人の知恵を借りることができる読書によるインプットだと私は考えています。
※一定量読むと、なんとなく著書タイトルから内容が予測できるようになり、同様のインプットを減らすことも可能になりますがその先は自由です。
では、以下、「紹介本の読み方:簡単なポイント」と、「入社1年目」を冠する書籍の紹介、後編です。
紹介本の読み方:簡単なポイント
重要なのは自分に負担にならない形に上手く読み替えて、出来そうなことだけを実践することです。
批判的な意識で読むことは、多くの場合で身にならず、本当に時間の浪費になってしまいます。
内容を鵜呑みにすることも避け、「なぜ○○なのか」をなるべく自問するとより深く身に着きます。
「入社1年目」を冠する書籍の紹介
1. 入社1年目のエクセル仕事術
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Amazonレビューは概ね好評な本書。
Excel を使うための良書、私が身を置くIT業界であっても、ExcelやGoogle Spread Sheet を十分に活用できていない方が多くいます。
関数などの説明が含まれているわけではないので、エンジニアを生業にしている人には物足りない内容だと思います。
実体験として、VBA、Google Apps Script が使いこなせると、いろいろ重宝されるようになりますし、IT業界に身を置き続けている今でも武器となるスキルであると感じています。
様々な意見あるかと思いますが、単調作業や効率化できる作業を、力技で行い残業等を行うことは仕事としては手抜きです。
Excel を代表に、仕事を効率化するためのツールが多く溢れているので、上手く使いこなすための知識をインプットする癖を身に着けることはとても重要だと思います。
※ツールがないからできない、というのも良くないのでバランスは大事ですが...
興味のある方のために...入門系書籍を...
Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本―最初からそう教えてくれればいいのに!Excel2007/2003対応 新品価格 |
2. 入社1年目のメール仕事術
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Amazonレビューは1件...ですが、とても参考になるレビューが書かれています。
個人的に、メールの表現など、メールに対する意識を学ぶための良書の1つだと思います。
慣れない内は、1通のメールを送るのにも時間がかかるものですし、悩まずに出して良いほどお手軽なものでもありません。
新人教育時には、複数回の添削を行い、相手にメールを送信するのを許可するまでに1時間以上かけたこともありました。
職場職場、業界業界のルールがありますが、自分の軸となるルールを見つけ、芯として置いておくことで、何をどうしていいか分からない、という状況を避けるための指針を得ることができると思います。
3. 入社1年目から使える「評価される」技術(kindle版あり)
全てのコミュニケーション、全ての仕事は「いかに相手の立場になって物事を考えることができるか」ということに尽きると思います。
この本質を無意識でも意識的でも、理解できているかどうかが、非常に重要です。
本書は、上記本質を突いた本ではあります。
ただ、多くの本に書いても書いてあることでもあり、乱暴な表現をすると理想論となってしまいます。
この本に書かれている内容が全て完璧にできないと上手くはいかない、ということではありません。
本書の内容を知り、理解して、自分の行動に出来ることから落とし込んでいければ十分だと思います。
無理矢理に型に嵌ろうとして、嵌れないと苦しむことは非常にもったいないです。
Amazonレビューは総じて高評価なので、反骨的な表現にしてみました。
4. 一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方(kindle版あり)
まだ未読ですが、以下がとても共感できたので紹介です。
日々の1%の成長が、5年後、6年後に取り返せない差となってあらわれます。(内容紹介より引用)
Amazon レビューも高評価なので個人的にも勉強になる点があるかなと期待しています。
43 の考え方とのことなので、負担なく実践できそうな内容から取り入れることも可能な気がします。
時間を置いて繰り返し読み直すことでその時その瞬間に必要な考え方、新しい発見が自分に響く、そんな風に読める本だと嬉しいですね。
5. 転職1年目の仕事術
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転職1年目も、入社1年目ということで紹介です。
新しい職場とは言わずとも、新しい現場や新しい部署、環境が変化する機会は少なくありません。
自分に取って新しい環境、その中でどう振る舞うべきか、普段から意識しておくことで有益になることは数多くあります。
本書は、個人的に意識してきていたこと、実体験と内容を照らし合わせて新たに理解できたこと、今の自分を確認することができた良書です。
入社1年目、転職1年目と言わず、多くの方にとって有益な情報が詰め込まれていると思います。
おまけ kindle ¥4,980 (2015/02/22まで)
2015/02/14現在、2015/02/22まで キャンペーン中とのことで、Kindle が ¥4,980 で購入できるようです。
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最後に
最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
自分に合わない環境、合わないやり方はすぐに見切りをつけ、また別の選択肢を選択することは大事です。
企業に属すこと、独立すること、「1つしかない」やり方はないので、視野を広げたり、選べる道を増やしておくことは自衛に繋がると思ってます。
会社の奴隷、本の奴隷、ブランドの奴隷、
今回、「入社1年目の〜」を冠する書籍をまとめてみましたが、
個人として紹介した本のスキルを盲信しているわけではないことを補足いたします。
自己啓発本は多く出ていますが、個々人によって付き合い方は変わると思います。
素直に見識や視点を広げるため、
自身のモチベーションを一時的に高めるカンフル剤、
自身の考えを他者と共有するための手段、
意味がないので読まない、
タイトルから想像を膨らませる、
等々、自分に合った方法で付き合えることが一番だと思います。
それでも、今回のこの紹介が1人でも多くの方の参考になれば幸いです。
前編はこちら。
ビジネス書の読み方:入社1年目に読んでおくと3年目には加速度的に成長できるかもしれない本-転職しても使える技術の習得が大切(前編)
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