育児しながらヒトリゴト

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旦那さんとお母さんが産院に来るまでもう少し。

入院して9日目。
ようやく家に帰れるんだ！
しかも我が子と！

今まで、大きなケガも病気もしたことがないから、入院は今回の出産が初めて。
まさか歩けなくなるなんて・・・
まさか我が子の入院が延長になるなんて・・・

まだ前に歩くことは出来ないけど、何はともあれ、我が家に帰れる

旦那さんとお母さんが来て、退院の手続きは諸々終わり、退院の前に我が子に授乳。
会計を済ませ、看護師さんや助産師さんやらに挨拶を済ませ、いざ退院。

２階のナースステーションから１階の外来受付を通って外へ。
後ろ歩きで移動してるからギョッとして見る人がいるわけで・・・

自宅に帰ったら、１か月健診まで絶対に外出はしないぞと心に誓う。

車で我が家の前に到着。
最大の難関である２階への階段。

最終手段は・・・お尻が汚れても良いようにレインコートを着て、階段に座り、一段一段上がる方法。
これなら、足を揃えて上がれるから痛みは出ないはず。
しかしながら、知らない人に見られたら何事かと思われて照れちゃうはず。

なのでまずは、後ろ歩きで階段を上がって痛みがないか試してみる。
少し痛いだけで問題なく２階に上がれたよ

やったぜーーー

恥骨結合離開になって６日目。
本日は退院の日

朝起きて、日課の回復状況を確認！


以下、９項目を実施

１、立った状態で右足を軸にして左足を浮かし、左足を前後左右に動かし恥骨に痛みが走るか

→少し痛い

２、立った状態で左足を軸にして右足を浮かし、右足を前後左右に動かし恥骨に痛みが走るか

→少し痛い

３、前に歩くと痛むか

→ズキンと痛む

４、カニのような横歩きは痛むか

→少し痛い

５、後ろ歩きは痛むか

→歩幅を広くしすぎると痛い

６、座るときは痛むか

→痛みなし

７、座った状態から立ち上がると痛むか

→痛みなし

８、フラットな状態のベッドに寝転がる動作は痛むか

→ほとんど痛くない

９、寝転がっている状態から起き上がるときに痛むか

→ほとんど痛くない


確認結果！


痛いけど回復してるよ


恥骨結合離開になって初日、お手洗いにいくのに片道３０分以上かかってたけど、現時点では片道１０分くらい。
ようやくここまで改善してうれしい。

喜びをかみしめつつ、我が子に授乳しに２階へ降りる。
相変わらず、他の入院患者さんは後ろ歩きの私に驚き、道を開けてくれる（笑）
そんな生活も今日でおさらばだぜーーー！

我が子は呼吸の状態も含めて何ら問題がないと看護師さんに確認し、授乳とおむつ替えを終えて「また後でくるね」と病室へ戻る。

朝食を食べて、食休みをし、病室を片付けているともう９時。

結局、我が子とともに入院を延長。

高齢出産なもんで不安はあった。
それでも、我が子を抱きたくて妊活をして恵まれた我が子。
五体満足で元気に生まれてきて健やかに育ってほしいと願って出産。

無呼吸状態になっている時があるかもなんて想像もしていなかった。

おむつ姿で保育器に入っている我が子・・・。

込み上げてくるものがありますね・・・

恥骨結合離開による歩行困難は相変わらずで、
だけど、我が子の状態が気になり、恥骨の痛みはそっちのけで授乳時間の度に我が子のもとへ。

どうか機械の誤検知で、明日は一緒に我が家へ帰れますように。。。


近くにいた看護師さんに我が子の状況を確認すると

「黄疸が出ているように見えるけど血液検査の結果は問題なかったですよ」

「無呼吸になっている時間はないですよ」

いまのところ我が子に問題はない様子で少し安心。


看護師さんより、問題がなくて帰宅可能となった場合に、参院でも使っている呼吸検知の機械のレンタルを希望するか質問を受ける。

看護師さんは、「２４時間張り付いて赤ちゃんを見ていることはできないから、起きた時に”真っ黒になってる”なんてことがないようにレンタルした方が良いですよ」とすすめてくる。

旦那さんは機械が誤検知したんだろうと思っていて、誤検知する機械を借りることに意味はないという考え。

いま行っている２４時間まるっと保育器で問題がなければレンタルはしない方針で心を決める。

そして次の日・・・我が子の確認結果は問題なし

良かった
本当に良かった

小児科の先生曰く、
赤ちゃんの寝ている位置や体重のかけ方による誤検知と思われること
呼吸検知の機械をレンタルした場合、アラームが鳴って逆に不安が増大されると思われるので、
レンタル不要と思われること
様子がおかしいと感じたらすぐに受診するように

ということで、退院決定ーーー

本日は退院の日

朝からウキウキ

こころなしか後ろ歩きの痛みも軽減している気が

朝ごはんを食べて、我が子に授乳し、退院のため病室を片付けていたところ、ノックの音の後、看護師長が入ってきた。
ひとしきり、私の体調に関する話をしたのち・・・


看護師長「赤ちゃんの入院を1日延長したいんですけど・・・」


私「・・・は？」


私がフリーズしたのに気が付き、慌てた様子で詳しい説明をしはじめる。


看護師長「あ、お母さんも入院を延長しても大丈夫ですよ」


私「・・・は？」


いやいや、そんな事が聞きたいんじゃないんすよ
なんで我が子が入院延長って判断になったかが問題だわ


看護師長の話は以下でした。


「いやいや、退院日に間に合うように対処しろよ」

「つか、アラーム鳴ってたんなら私にも報告しにこんかい」

憤りと無呼吸状態になる可能性があるのかという動揺でテンパる。

恥骨結合離開で大変なときに動揺させたくなかったと言われたけど、「退院だー！！」って喜んでいる時に、水を差す入院延長宣言・・・

半端なく動揺してますけどーーー

後ろ歩きの速度が少しあがり、お手洗いは片道１０分くらいで行けるようになりました。
前日、久しぶりにシャワーを浴びたことが心のデトックスになったのかな！？

予定通り行けば明日は退院。

今日は退院できるかどうかの診察がある。
診察を受けるのに２階に行かなければいけない。

点滴台を支えに後ろ歩きで３階から２階にエレベーターで降りる。
新生児室や分娩室の前を通るとき、他の入院患者さんや分娩室の前で出生待ちしている男性やらにビックリされ、道を開けられた

恥骨結合離開だから他の患者さんとは異なり、院長による診察となる。
恥骨結合離開以外は問題ないから退院可能と診断を受ける。

だが、前に歩けるようになるにはやっぱり1か月くらいかかるらしい。


ご希望ならば入院延長は可能、整形外科に行くなら紹介状を書くことは可能とのこと。。。

治るまで1か月近くも入院を延長するなんて無理だよー
形成外科に行ったって痛み止めのステロイド注射しかできないんじゃ意味ないよー

出産で歩けなくなるなんて思ってなかったから、退院したら実家に１か月くらい帰省する予定だったんだけど、実家と自宅のどちらが段差が少ないかを考えたときに、自宅の方が段差がないので自宅に戻ることにする。

旦那さんが休みを取ってくれたので、その間にできる限り回復するように頑張るぞと心に誓う。

明日は我が子と自宅に帰れるー

さて、自宅は２階建てのアパートの２階・・・当然エレベーターなんて無く階段で上がるしかない。
どうやって上がろうかしらね・・・？

髪の毛がぺったりしています。

おまけに頭がかゆいです。

というのは、シャワーを浴びていないからです。


シャワーを浴びたくて、浴びたくて、浴びたくて。

１５センチの段差をどのようにして上がるかで頭がいっぱい。

立ってあがるのは結構厳しそう。

１５センチの段差に腰掛ける→足を伸ばして後ろに体をスライドする・・・

「この作戦ならイケんじゃね？」

でも監視カメラがあるし、決行すんのは夜中とはいえ、誰かに見られたら恥ずかしい

ドライシャンプーをやってみたが、やっぱりシャンプー＆リンスで頭をちゃんと洗いたい

この際、激痛が走っても一時のことだから良しとして、１５センチの段差は痛みを我慢して超えよう


一日の最後の授乳が終わって夜１１時・・・。


他の患者さんがいないのを見計らってシャワールームへ。
後ろ向きで段差に左足をかける。

怖い・・・。

でもシャワー浴びたいんだっ！

思い切って左足に力を込めて右足を持ち上げる。

痛ぇ

でも上がったよ！

降りる時はどうするんだろうね（汗）

まあ上がれたしいいか！！！

ひゃっほーい、１５センチの段差を上がってやったぜーーー！！


もうね、我が生涯に一片の悔いなしですわ


昇天はしなかったので、服を脱いでシャワー室へ。

頭から湯を浴びる。

気持ちいーーー！！！

二回シャンプーをして１回リンスをして、体をくまなくボディソープで洗う。

気持ちいーーー！！！

さっぱりしたところで脱衣所で着替えを済ませ、前に足を投げ出して座った姿勢で、前にスライドして１５センチの段差を下る。

美容を取り戻すだけでこんなにも前向きになれるものかと驚く。
久しぶりにきれいになった私は心地よいまま眠りについた。

朝起きて、日課の回復状況を確認！


以下、９項目を実施

１、立った状態で右足を軸にして左足を浮かし、左足を前後左右に動かし恥骨に痛みが走るか

→少し痛い

２、立った状態で左足を軸にして右足を浮かし、右足を前後左右に動かし恥骨に痛みが走るか

→少し痛い

３、前に歩くと痛むか

→ズキンと痛む

４、カニのような横歩きは痛むか

→少し痛い

５、後ろ歩きは痛むか

→歩幅を広くしすぎると痛い

６、座るときは痛むか

→痛みなし

７、座った状態から立ち上がると痛むか

→少し痛い

８、フラットな状態のベッドに寝転がる動作は痛むか

→少し痛い

９、寝転がっている状態から起き上がるときに痛むか

→少し痛い


確認結果！










少し痛いわ！！！





つまり、よい感じに回復してきているので、ズキンとならない程度に自力で寝起きをするよう変更した
(ベッドでの寝起きをリクライニング機能でサポートしていたので)

そして今日は、私の母と姉２人と姪１人が面会に来る日。

姉２人は介護職なので、シャワーを浴びれていない話をしたら、介助するよーと快く言ってくれたが・・・

この期に及んで身内にさえ甘えられない私

丁重にお断りして、シャワーのチャンスを逃す

恥骨結合離開になって5日目、微々たるもんだけど回復の兆しを体感してきている。

次の目標はあの１５センチの段差を越えることだ。

なぜなら、１５センチの段差の先にはシャワーがある・・・


そう、美容を取り戻せるのだ(笑)


夜中のお手洗いで段差をあがれるかひそかにチェックしよう。

日中は他の患者さんに出くわして恥ずかしいから

というのは、点滴台を持って後ろ歩きしているのを見かけた他の入院患者さんはみんな

「なにこの人」

ってビックリするんだもん。


15センチの段差、低いくせに今の私には大きな障害・・・

上ることはできず、明日はきっとと決意して就寝。

恥骨結合離開になって4日目

不思議と痛みが和らいでいることに気がつく。

「我が子の世話をしたことが回復に向かわせているのでは」

と看護師さんに話したところ、

看護師さんが協力してくださり、日中は我が子を病室に連れてきてくれることに・・・


感謝感謝です


退院日まであと２日。それまでに体調が回復するよう努めねば！

そんな感じで、我が子のお世話を少しづつ行いながら体調の回復を目指す中で、


お風呂に入れなくなり6日目に突入・・・。


退院日まであと２日。それまでに美容が回復するよう努めねば(笑)


毎日体を拭いてはいるものの、やっぱりシャワーを浴びて全身を洗いたい。
産院のシャワールームはお手洗いの横にあって、１５ｃｍくらいの段差を上がらないと入れない。

片足を上げるだけで激痛が走る。

片足を上げて上段に足を置くことができたとしても、上げた足を踏ん張ってもう一方の足を持ち上げることができるのだろうか・・・

練習するにも悪化したらと思うと恐ろしくてできない。

そんな中、病室内のベッド上で薬を飲もうとしてコップを取ろうとしたところ、床にコップを落としてしまう。
拾おうと前かがみになったところ激痛が走り、床に膝をついてしまう。

そこから立ち上がろうとしてまた激痛。

痛みが怖く動けなくなる。

とはいえ、そのままでいる訳にもいかず、何とか立ち上がろうとチャレンジして２０分が経過。
シャワーどころか、立ち上がることもできない自分に泣けてくる・・・

ひとしきり落ち込んで、ついている膝が痛くなり、ベッドにつかまり思い切って立ち上がる。

すげー痛かったけど立ち上がれた

もう寝よう。
明日、痛みが悪化しませんように・・・。

やったー！！！


星野源ちゃん情報に歓喜(*´▽｀*)


7月1日　日テレ放送の「THE MUSIC DAY」の出演決定ー！
8月16日　シングル発売ー！


今夜はANNで隆と友近とカラオケパーティー！


あ・・・取り乱してすんません。それを書くブログじゃなかった(;^ω^)
でも、恥骨結合離開の最中、くも膜下出血を経験した星野源ちゃんにだいぶ救われたもんで。


↓↓↓本題↓↓↓

恥骨結合離開になって３日目。

横歩きすると痛みが増し、看護師さんのすすめもあって後ろ歩きを開始。
横歩き同様、歩幅を相当狭くしないと「ズキン」ときて歩けない。

また、足を上げて歩くことはできず、すり足状態のため、スリッパには院内に落ちている誇りや髪の毛がいっぱい付着して不愉快

２階のナースステーションに降りられないので我が子に会うことができず悲しい。

と思ってたら、旦那さんが面会に来て、なんと我が子も連れてきてくれた





「授乳が終わったから連れて行って大丈夫ですよー。」

「次の授乳時間になったら母乳をあげてナースコールしてくれればいいですよー」


と、病室に連れていくのを看護師さんが許可してくれたらしい。


ありがとうございますー！！！


そのあとも、ミルク以外の時間は病室にいさせてくれて、おむつ替えと授乳を行ったり、出産後、ようやく母親らしい時間を過ごして幸せな気持ちに

おかげさまで立ったり、座ったりが前日よりも多く、夜にはくたくたな状態。
でもやっぱり、我が子のお世話が出来る喜びは大きい。

翌朝、恒例の可動域チェックを実施。
全９項目において、前日よりも痛みが弱い・・・

嬉しい気持ちで楽しく我が子のお世話をしていたことが、体を回復させている

我が子のチカラはすごい

今まで大きなケガや病気もなく、健やかに過ごしてきた私の人生。


歩けないってことがこんなにも辛いとは・・・


出産によって歩けなくなるなんて予想もしていなかった。
本来なら沐浴の仕方を２階のナースステーションで教えてもらうはずだったこの日。

凹んでばかりもいられないけど、赤ちゃんのお世話がろくに出来ない状態に苛立ち、情けなくて涙が出る。
泣いても何も変わらないことは解ってても悲しかった。

見かねた看護師さんが

「これから嫌でも毎日、赤ちゃんのお世話をすることになるんだよ。」

「神様が少しゆっくりしなさいって時間をくれたと思って、体を休めていいんだよ」

と言ってくれたのが少し励みになった。

◆私が体験した歩けない原因の恥骨結合離開とは

恥骨結合（軟骨のようなもので）が何らかの衝撃（私の場合は分娩）により、一定数伸びてしまった状態を恥骨結合離開と呼ぶらしい。
そうなった場合、前に歩くことが困難になり、後ろ歩きはできるケースが多く、両足をそろえて動かす分には痛みにくい特徴があるみたい。

診療科は整形外科ではあるものの、整形外科でできることはステロイド注射による痛み止めであり、回復に向けた特効薬はなく、場所が場所なだけにギプスもできないそう。

前回のブログにも書いた通り、骨盤が開かないように骨盤ベルトで固定し、ズキンとならない程度に動くことが回復への道のり。

回復のバロメーターは、前回のブログに記載した１から９の項目。

私は毎朝、この項目で前日との変化の確認を行って、微々たるものでも着実に回復している手ごたえは感じ、メンタルが上がるように努めた。



そんな闘いの中、便通が悪く、下剤がプラスされる

お手洗いまで片道３０分・・・

下剤を飲むのが怖い。

察した看護師さんが

「何かあったらナースコールで呼んで！車いすですぐに来るよ！」

と言ってくれたけど、他人に頼るのがものすごく苦手なこの性格・・・

いざ、下剤を服用。効果が現われるまでドキドキしながら待つこと４０分・・・。

来た！点滴台をもって横歩きで、”絶対に失敗しない”と心の中で延々と繰り返しお手洗いへ向かう。
焦ってしまい、時々歩幅が大きくなって激痛に見舞われる。
でもお漏らしは絶対したくないとプライドが勝る。

片道２５分でお手洗いに到着・・・昨日より５分早く動けるようになったーーー

２０１６年１１月５日　恥骨結合離開になってから２日目の出来事でした。