新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年06月06日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 55位
サマー・アポカリプス (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
灼熱の太陽に喘ぐパリが漸く黄昏れた頃、不意にカケルを見舞った兇弾―その銃声に封印を解かれたかの如くヨハネ黙示録の四騎士が彷徨い始める。聖書の言葉どおりに見立てられた屍がひとつ、またひとつと、中世カタリ派の聖地に築かれていく。ラルース家事件の桎梏を束の間忘れさせてくれた友人が渦中に翻弄され、案じるナディア。謎めく名探偵矢吹駆の言動に隠された意図は。