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2016年04月10日
笹本稜平『時の渚』第18回(2001年)サントリーミステリー大賞受賞
時の渚
元刑事で、今はしがない私立探偵である茜沢圭は、末期癌に冒された老人から、35年前に生き別れになった息子を捜し出すよう依頼される。
茜沢は息子の消息を辿る中で、自分の家族を奪った轢き逃げ事件との関連を見出す…。
「家族の絆」とは何か、を問う第18回サントリーミステリー大賞&読者賞ダブル受賞作品。
著者 笹本稜平
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部卒。出版社勤務の後、フリーライターとして独立し、同時に創作活動に入る。2001年には本作品『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞する。また、2004年には『太平洋の薔薇』(中央公論新社)で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールで冒険、謀略小説を構築できる作家として期待されている。