2016年10月30日
モバP「みくって十年後もにゃあにゃあ言うつもりなの?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:39:11.47 ID:MHfr5InO0
みく「そ、それはどういう意味なのかにゃ?」
P「いや、だからさ。みくは十年後もその芸風続けんのかなーって思って」
みく「芸風って言い方やめて!」
みく「みくは何があろうと自分を曲げないにゃ! 十年後もみくは猫であり続けるつもりだよ!」
P「えー…キツくね? 年齢的に」
みく「そ、そうなの?」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:41:02.93 ID:MHfr5InO0
P「そうだろー、にゃあにゃあ言ってて許されんのってティーンエイジャーまでだろ」
P「これからも長くアイドルで居続けるつもりなら、猫キャラを貫き通すって結構大変だと思うぜ」
みく「うーん…そうなのかにゃ……」シュン
楓「あっ、プロデューサーさん」
P「ああ、楓さん……って」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:42:48.52 ID:MHfr5InO0
みく「か、楓チャン、何でネコ耳着けてるのにゃ?」
楓「ふふっ、そこに置いてあったから、ちょっと着けてみようかなーって思って」
楓「どうですか? ちょっと年齢不相応かしら」
P「そんなことないです! 似合ってますよ楓さん!」
楓「ふふっ、ありがとうございます」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:44:34.19 ID:MHfr5InO0
楓「にゃーん♪……なーんちゃって」(猫のモーション)
P「いい! 超カワイイっすよ楓さん!」
みく「」
―――
みく「……言ってることと反応が全く違うにゃ」
P「ん? 何のこと?」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:45:38.34 ID:WvFJUWlK0
楓さんは25歳児だから…
- 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:46:06.50 ID:MHfr5InO0
みく「さっきの楓チャンのことにゃ! さっきは十年後も猫キャラやるってキツくね?みたいなこと言ってたくせに!」
みく「みくは15歳! 楓チャンは25歳! ぴったり十歳年上にゃ!」
P「いや、楓さんは例外だろ。みくから見ても可愛かったろ? さっきのネコ耳楓さん」
みく「…………まあ、そうだけど」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:47:46.06 ID:MHfr5InO0
P「楓さんをよく見てみろ、何歳かパッと見で分かるか?」
みく「わ、分からないにゃ。今は年齢知ってるけど、初めて会った時は同年代として接するべきか年上として接するべきか分からなかったにゃ……」
P「あの人はな、女の子のような無邪気さと大人の雰囲気を併せ持つ貴重な人材だ。状況次第で女の子グループにもお姉さまグループにも所属することができる」
P「つまりはオールラウンダーということだ。楓さんならネコ耳だろうがセーラー服だろうが使いこなせる」
みく「うう〜、ずるいにゃ……」
- 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:49:23.04 ID:MHfr5InO0
P「あの年齢層だと他には…すでにネコ耳メイドコスで実証済みののあさん、虎コスした美優さんぐらいか」
P「のあさんはあの非現実的な容姿と、普段の雰囲気とのギャップが効いたんだろうな。あれによって年齢という縛りを無意味にしている。あとスタイルもいい」
P「美優さんの場合は、普段おとなしそうな雰囲気のお姉さんが、ああいう刺激的な格好をしているっていうシチュエーションが良かったんだな。あれはズルすぎる」
みく「な、なるほど……」- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:50:55.49 ID:MHfr5InO0
P「まあ何にせよ彼女らは例外だな」
みく「……例外多くないかにゃ」
みく「みくだってああいう例外な感じのお姉さんになれるかもしれないにゃ! のあチャンみたいなのは無理かもだけど、楓チャンや美優チャンみたいになる可能性はあるにゃ!」
P「そうは言ってもなあ……彼女らもネコ耳も似合うってだけで、ネコキャラやってるわけじゃないし」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:52:37.15 ID:MHfr5InO0
P「三十過ぎたらどうするんだよ。さすがに三十路過ぎたら……ねえ?」
みく「う……そこまでいくとさすがにキツイかも……」
P「だよなあ……」
志乃「ねえ、プロデューサーさん……」
P「ああ、志乃さん……って」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:54:04.16 ID:MHfr5InO0
志乃「うふふー……どうかしら。さっき楓ちゃんに渡されて着けてみたんだけど……」
みく「し、志乃チャンまでネコ耳を……酔っ払いすぎにゃ……」
P「……アリですね」
みく「!?」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:55:55.78 ID:MHfr5InO0
P「いいです! 酔ってほんのり赤くなってる表情と相まってすごく色っぽいです!」
志乃「あら嬉しい……ちょっと恥ずかしかったけど、プロデューサーさんがそう言ってくれるならやった甲斐があったわね……」ポスン
P「うおっ!? い、いきなり寄りかからないでください!」
志乃「うふふー……たまには猫っぽく甘えてみようかと思って……いいでしょ、ね?」
P「ま、まあいいですけど……」
みく「」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:57:52.26 ID:MHfr5InO0
―――
みく「もうPチャンのことが信じられないよ……」
P「まあ冷静になってよく考えてみろよ。さっきの志乃さん、アリだったろ?」
みく「う……確かにセクシーだったにゃ」
P「だろ? あの人は常時色気とアルコール振りまいてるからな……そもそも常識が通じない部分がある」
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 22:59:27.84 ID:MHfr5InO0
P「さすがに女の子と呼べる年じゃないが、その分大人の魅力が凄まじい。しどけない色香ってのを自然体で備えてる。何着けたって色っぽいだろうさ」
みく「同性のみくでもたまに気恥ずかしくなるレベルだにゃ」
P「同年代だと、あとは礼子さんか。女豹コスをノリノリで着こなした彼女のことだ、ネコ耳も不可能ではない」
みく「お、お姉さま勢は侮れないにゃ……」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:01:13.22 ID:MHfr5InO0
みく「でもそれなら、みくだってできないはずはないにゃ!」
P「でも彼女らレベルの色気を身につけるって並大抵の努力じゃできないぞ。ああいう雰囲気はな、容姿だけじゃなく気品や人生経験から醸し出されるものだぞ」
みく「うう、それは……」
瑞樹「ねえねえプロデューサーくん! 見て見て!」
P「ああ川島さん……!?」
- 31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:02:55.34 ID:MHfr5InO0
みく「」
瑞樹「見て! ネコ耳! カワイイでしょ!?」
P「…………………………ああ、いいんじゃないすか」
瑞樹「むっ、何その反応。もっとちゃんと見てよ!」
瑞樹「ねぇねぇ、みくちゃんはどう思う? みくちゃんから見てもカワイイ?」
みく「い、いいと思うにゃ」
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:03:49.94 ID:aY0ZU+MRO
このはしゃいでる感じが可愛いよね、うん…うん
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:04:31.77 ID:MHfr5InO0
瑞樹「でしょー!? ほら本家みくちゃんのお墨付きよ!? 次のライブで着けちゃおっかな〜♪ にゃ〜んて!」
P・みく「…………………………」
―――
P「な? 美人なだけじゃダメだろ?」
みく「そうだね……」
P「川島さんも素晴らしい素質の持ち主なんだ。スタイルは抜群だし、大人な魅力は十二分に備えてる」
- 38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:06:07.86 ID:MHfr5InO0
P「現に『麗しの淑女』ってコンセプトで撮った写真集は大好評だったろ?」
みく「そうだったね。 浴衣姿の写真には思わず見とれちゃったにゃ」
P「カワイイ路線じゃなくて美しい路線でいけばもっと売れるんだろうになぁ……」
みく「…………………………」
P「ん? どした?」
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:07:32.60 ID:MHfr5InO0
みく「さっきからPチャン、みくをダシにお姉さま勢を褒めちぎってばっかりにゃ」
P「いや、そんなことは……」
みく「そんなことあるにゃ! ふん、いいもん、どうせ猫キャラなんて珍しくもないにゃ」
みく「他にも出来る人はたくさんいますよーだ。どうせみくがやらなくったって……」プイッ
P「それは違うッ!!」
みく「!?」ビクッ
- 41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:09:34.73 ID:MHfr5InO0
P「みくよ。お前は3つほど見落としをしている」
P「ひとつは、俺は今まで『彼女にはネコ耳が似合う』と言ったが、『ネコキャラが似合う』とは一言も言っていないということ!」
みく「!」
P「加えて! 俺は一言だって『ネコキャラをやめろ』とは言っていない!」
みく「!!」
P「そして、みく……お前はこの事務所、いや全アイドル界の中で、最もネコキャラが似合うアイドルだということだッ!!」
- 44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:11:54.40 ID:MHfr5InO0
みく「ぴ、Pチャン……!!!」ジーン
P「ネコ耳が似合うアイドルはいても、常時ネコキャラを貫き通しても魅力的なのはお前くらいだ」
P「加えて、今まで挙げた人たちは、ネコ耳を装着したことによる普段とのギャップが魅力となっている事が多い」
P「しかしだ、みく、お前のファンにとってお前の常態はネコ耳姿である……この意味が分かるか?」
みく「!!」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:13:43.66 ID:MHfr5InO0
P「そう! 自然体でネコ耳が似合うアイドル……つまり、ありのままのネコ耳姿が魅力的なアイドルは、みく、お前しかいないッ!!」
P「最強のネコ系アイドルはお前なのだよ、みくッ!!」
みく「にゃ、にゃんと!!」
P「お前なら十年後も、ひょっとすると二十年後もネコキャラでいけるかもしれん……俺はそう信じている」
みく「な、なら何でみくを不安にさせるようなことを?」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:15:16.06 ID:MHfr5InO0
P「お前の覚悟を確認したかったんだ、みく。いくら俺が信じていても、お前にその意志がなければ意味が無いからな」
P「みくよ。お前はこの先も、ネコキャラを貫く覚悟があるか?」
みく「もっちろんにゃ! みくはどんな困難があろうと、自分を曲げないにゃ!」
P「うむ! これからも頑張ろうな!」
みく「みくにお任せあれにゃ!」
- 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:16:48.00 ID:MHfr5InO0
アハハハハハハ ニャハハハハハハ
千枝「あっ、プロデューサーさん! 見てくださいっ!」
P「おお千枝どうしたん……むうっ!?」
みく「!?」
千枝「えへへ……瑞樹さんに借りたんです。千枝に似あってますか?」
- 53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:18:50.43 ID:MHfr5InO0
P「ああ、すっげーカワイイ! めちゃくちゃネコ耳似合ってるよ千枝!」
千枝「やったあ♪ にゃんっ♪」(あざとい猫のポーズ)
P「おお……素晴らしい!」
みく「……Pチャン?」
P「ん? どした?」
- 59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:21:10.06 ID:MHfr5InO0
みく「一番カワイイネコ耳アイドルは、みくなんだよね? ね?」
千枝「?」
P「…………………………ああ」
みく「こっちを向けよォォォォォォォォ!!」
おわり
- 62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 23:22:51.93 ID:MHfr5InO0
読んでくれた方、支援してくれた方ありがとうでした。
お姉さま勢とみくにゃんと千枝ちゃん育ててきます。
モバP「みくって十年後もにゃあにゃあ言うつもりなの?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363873151/
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