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posted by fanblog

2015年08月28日

読書感想文:「HUMINT:KITAHARA YOSHITO」その1




いつか書こうと思っていたHUMINTです。


Human IntelligenceでHUMINTですね。
(TECHINTが Technical Intelligenceだったので)


全10レッスンからなっています。
今回は序文とレッスン1についてです。

IMG_3901.jpg



ぶっちゃけ、最初から凄い読みにくいです(笑)

まぁ、Amazon等で低評価をつけている人たちは、単語の使い方に対して読みにくいと批判しているだけで、誰一人内容について触れていないという始末です。

内容が気になって買ってみましたが、確かに読みにくいよ!!!!
カタカナ語があまりにも多くて...(;´Д`)


例えば「エキヴォケイション」(英:Equivocation)って急に言われて分かりますか?

Amazonのレビューだと「エキヴォケイション」は日本語で「曖昧」という意味で、二文字で書けるところをわざわざ小難しい単語を使って内容を誤魔化しているとか書いている人がいますが、恐らく前後文の繋がりを無視した上に、英和時点で調べた結果の「曖昧」と早とちりしたのではないかと...
(ただのアンチの可能性もある)

グーグル翻訳で調べると「曖昧な言葉」になりますし。雑な調べ方をしたのではないかと...

調べない時点で読めない本なんてって言い方をする人もいますが、専門書を予備知識無しで読めると思ってるほうがどうかしてると個人的には思います。


とりあえず「エキヴォケイション」について、本文から一部抜粋すると:
「マルティプルアウトやエキヴォケイション又はフォースいった演者として与える選択肢は…」

ここで単純に日本語の「曖昧」という単語に置き換えると意味が通じるかは、その人の感性によると思います。


そういうわけで私の方でも少し調べてみました。
英和辞典だと「Equivocation:あいまいな言葉(遣い);多義性による虚偽」
動詞のEquivocateは「(真実を隠すため)あいまいなことを言う」がが本来の意味です。

英英辞典もついでに
「a way of behaving or speaking that is not clear or definite and is intended to avoid or hide the truth:」
意訳すると、「真実を避ける(or隠す)ために故意に不明確(or非限定的)な発言(or態度)をする方法」

日本語の「曖昧」という意味とは少し違うことがお分かりでしょうか?
ここでのエキヴォケイションは、曖昧性を利用したフォース、あるいはケースバイケースのマルティプルアウトの一種で言われているのだと感じました。
(要はマルティプルアウトとフォースの中間くらいの方法)


もう一つの可能性としては、この作者が哲学と情報理論学に傾倒していた場合があります。
本文中の他の単語を見るに、かなり臭いです(笑)

「情報エントロピー」という単語とか使ってますしね...

情報理論学でエキヴォケイションという単語が実はあります(笑)
「条件付きエントロピー/Conditional entropy」を英語ではEquivocationとも言うそうです。
まぁ、これだと本文と意味が少しずれてしまいますが、若干意識してるような気もします。


1ページしか無い序文で一番最初に引っかかった単語についてだけで、随分と長くなりました...orz

まだ、いくつか引っかかった単語があるのですが、拉致があかないのでスルーして続けましょう。


LESSON1. Flashdown Handshake
握手から入る(というか握手したまま始める)演技から、生理的な感覚にアプローチしつつ、現象をより体験的にするという考え方、もしくは手法。

私はあまり握手をしないのですが(利腕を預けたくないとかいうゴルゴ的な理由ではなく、単にそういう場が少ないだけ)、なかなか興味深かったです。

握手の形、位置や強さで意味を出すというのはよく聞きますが、そこから現象の効果を上げようとは考えたことが無かったです....しかも心理的では無く生理的な感覚を利用して。

この章では、生理的反応に主眼を置いています。
その反応を利用するためには、演者のキャラが重要で、ブレない必要があるとかって話でした。(超大雑把)


あまり突っ込んだ内容をここで書くと、すべて書いてしまいそうなのであくまで大雑把に行きます(ぇ)


気になるようなら、自分で読んでいただけると幸いです。


もし、読むことになって単語がわからないよ!ってなる方のため、以下に単語の意味を適当に書いておきました。
LESSON1に出てくるカタカナ語。

・エキヴォケイション:
 (真実を隠すための)曖昧さ。情報理論の概念では、「条件付きエントロピー/Conditional entropy」をEquivocation とも言う。詳しくは上記を参照されたし。

・エントロピー:
 情報量。情報理論の概念で、ある出来事(事象)が起きた際、それがどれほど起こりにくいかを表す尺度。熱力学のエントロピーと区別するために「情報エントロピー」と言っている?
 要は確率のことで、これが高いほど起こりにくい。

・クレショフ効果:
 ソビエト連邦の映画作家・映画理論化のレフ・クレショフが示した認知バイアス。ひとつの映像が、映画的に編集されることによって、その前後に位置するほかの映像の意味に対して及ぼす性質のこと。
 さまざまな映像群とは、ある映像群がほかの映像群に対して、相対的に意味をもつものである。観客にとって、映像がばらばらに単独で存在するわけではなく、つながりのなかで無意識に意味を解釈するのである。本効果は、映画的な説話論の基礎なのである。(Wikipediaからの抜粋)

・アティテュード:
 態度、心構え。気持ち、考え、意見。姿勢、身構え。演技上のポーズにも使われる。多分フランス語由来。

・コミット:
 委ねる、付する。(…すると)約束する。関係するとも?
 某CMの「結果にコミットする」は割りと変。

・ホスピタリティ:
 もてなし。狭義の定義では、人が人に対して行うもてなし。
 広義の定義では社会全体が相互に満足感を得たり、助けあったり、共に何かを創りあげることによって、社会が豊かになっていくこと。

・カリカチュアライズ:
 Caricatureにizeを付けた和製語。人や物事の欠点・弱点をおもしろおかしく誇張して、風刺的に描くこと。戯画化。単純化したり誇張したりして描くこと。

・パトリ:
 フランス語(Patrie)で祖国の意。英語ではファーザーランド(Fatherland)。
 祖国は、あるエスニックな集団がそこに長い歴史的なかかわりと深い文化的関連性を持っている文化的、地理的な地域についていうものである。「父祖の国」ともいう。

大体が辞書とWikipediaの抜粋です(途中で引用元書くのが面倒になった...)

書いてて見直したら、1つ漏れてますね...
序文の「エフィカシー」ですが、意味的には「自己肯定感」が一番近いと思います。


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それにしても良いお値段ですね...orz
当時臨時収入がかなりあったので、買いましたが、今は絶対に買えません(笑)
タグ:北原禎人
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