2019年06月29日
共有フォルダ・ファイルの削除や移動を禁止したい(アクセス権限変更)
複数のユーザーがアクセスする共有フォルダなどで、誤ってフォルダやファイルの削除をされてしまった経験はありませんか?
Windowsのアクセス権限で制御することで、共有フォルダやファイルの削除・移動をできないようにすることができます。
今回は、以下でフォルダの削除を禁止する方法を紹介します。
■前提
・フォルダ構成
C:\test\test(削除OK)
C\test\test(削除NG)
・設定変更前の権限
■要件
"test"ユーザーで以下のように権限を設定する
1.「test(削除OK)」フォルダは削除できるようにする
2.「test(削除NG)」フォルダは削除できないようにする
3.「test(削除NG)」フォルダの配下に存在するフォルダ・ファイルは削除できるようにする
■設定方法
「test(削除NG)」フォルダを右クリック>プロパティ>セキュリティタブ>詳細設定を開き、”追加”をクリック後、以下のような設定を行います。
==================================
プリンシパル:test(ユーザー)
種類:拒否
このフォルダーのみ
高度なアクセス許可:”削除”にチェック
==================================
・設定変更後の権限
■結果確認
上記の設定後には、要件に記載したとおりとなっています。
また、今回の設定で、「test(削除NG)」フォルダを別のフォルダへ移動することもできなくなっています。
■注意事項
注意する必要があるのは、親フォルダである「C:\test」フォルダに対して、"test"ユーザーが「サブフォルダーとファイルの削除」の権限を持っている場合には、「test(削除NG)」フォルダも削除ができてしまいます。
・
そのような場合には、親フォルダである「C:\test」フォルダでも設定変更が必要で、「サブフォルダーとファイルの削除」の権限を削除あるいは拒否してあげる必要があります。
以上です。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8930179
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック