2018年01月02日
制度信用と一般信用
つなぎ売りをする場合には避けて通れない用語です。信用取引とは、一般的に30万円以上の供託金を証券会社に預けることによって、約3倍から5倍(約90万円から150万円)以上の取引を可能にする仕組みです。空売りができるため、つなぎ売りには必須の制度なのです。また、少額の資金で高額の取引が出来るため、ハイリスクハイリターンの取引に使う投資家もいます。余談ですが、小生も短期のキャピタルゲインを目的とする場合にも活用しています。
「制度信用取引」と「一般信用取引」がありますが、私流の言葉で説明すると下記の通りです。
「制度信用取引」・・・証券業界の制度として信用取引を認め
ている銘柄を信用取引すること。特徴としては、対象銘
柄であれば、ほとんどの証券会社で信用取引が可能。
「制度信用売り(空売り)」が出来ない銘柄も多い。その
場合は「つなぎ売り」が出来ない。空売りが集中した場
合に株の調達の為の割り増し金(逆日歩)がかかること
がある。また、株主優待が人気なほど逆日歩が付く傾向
があります。
メリット:取扱銘柄が多い。ほとんどの証券会社で取
り扱い可能。
デメリット:逆日歩がかかることがある。直前に急騰
落した銘柄は「空売り規制」がかかる。
※逆日歩については改めて説明します。
「一般信用取引」・・・「一般信用取引」は「売り」限定。
「買い」は無い。各証券会社の裁量で取扱銘柄が決ま
る。しかし「一般信用取引」をやっていない証券会社は
限られている。なぜなら「一般信用売り(空売り)」の
場合、空売りするための各上場銘柄の株式を証券会社が
独自に調達しなければいけないが、安定して調達できる
証券会社は限られるためである。
メリット:逆日歩がかからない。(重要!)
デメリット:取り扱い証券会社が限られる。売り出さ
れている銘柄は奪い合い(競争)です。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7150933
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック