2019年01月28日
Jimi Hendrixについて〜ギターの神様
ジミ・ヘンドリックスを語らずして、、、
今やエレキギターの神様と言われ、活動期間はわずか3年余りの1970年に若干27歳で亡くなった伝説のギタリストであり、ローリングストーン誌が選ぶ「世界で最も偉大なギタリストランキング」では納得の第1位です。
彗星のごとく現れたHendrixの圧倒的なライブパフォーマンスに世界のギタリスト達は驚嘆し、特に1970年代後半にかけ、すでにイギリスでの成功を収めた全盛期のCreamのEric Claptonや当時イギリス最高のギタリストと言われたJeff Beck、世界的スターのThe BearlesのPaul MCartneyらの尊敬を集めたほか、The WhoのPete Townshendを圧巻させ廃業さえ考えさせたという逸話があるほどです。
演奏については、特にライブでのハウリング・フィードバックサウンドはいつみても凄まじいパワーがみなぎっています。
この革新的なジミ・ヘンドリックスのサウンドを語る上で欠かせないものがドラッグであると言われています。
Are you experienced?ではドラッグでの混沌を曲にしたと言われており、断続的なピアノの単音が特徴的でドラッグの様相や夢現で頭をかすめたメロディーをつむいで作ったことが感じられる幻想的な曲に仕上がっています。
また、繊細なコード使いには荒々しいパフォーマンスとうって変わって引き込まれる美しさがあり、時を経て脈々と流れるJimi Hendrixの影響力の大きさと普遍性には驚くばかりです。
Jimi Hendrixよりも速く、正確に奏でるギタリストはたくさんいることでしょうが、これほど強弱・表現力の幅が大きいギタリストはこれから先も現れないのではと言われています。
独創性のひとつの基準として、この音は一体どこから拾ってきたのか??という衝撃的な音のつむぎ方の有無が挙げられます。
Jimi Hendrixに近い衝撃を感じたアーティストは数えるほどしかおらず、衝撃の大きい順にあげるなら、次点はこの方Jimmy Page(Led Zeppelin)を挙げたいと思います。(また特集を組みたいですね。)
・The Rain Song〜一体どこからこの音を紡ぎ出したのか皆目分からない独特の響き&たまご(メロディ)が先か鶏(演奏性を加味した調整=オープンチューニング)が先かわからない奏でられ方がされています。
ギターを弾く方は是非一度オープンチューニングにしてタブ譜を弾いてみていただきたいです。Jimmy Pageの凄さがありありと伝わるはずです。
・Kashmir
共鳴する奥行きが凄まじく、Rain Song同様すでに楽譜なき場合にどう音楽的に組み上げていくものか全く想像がつかない楽曲です。
偉大なギタリストに共通するのは、叙情性と独創性の入り混じるところにのみ生まれる、人々を惹きつける雰囲気があるかどうかなのかもしれません。
そろそろHendrixに話を戻して、おすすめを3曲どうぞ。
その1 Foxey Lady〜歪みと美しさの共存する最高のフィードバックサウンド
その2 Purple Haze〜ロック界における最高の名曲
その3 Little Wing〜燃え上がる情熱だけでない、叙情的サウンド(画質の荒さが気にならないほどに素晴らしい演奏です)
あまたあるギタリストの中でも彼が多くの人々に支持を受ける理由がすこしでもお伝えできれば幸いです。
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