お通じが2〜3日おきにしかない
状態のことだと思われていますが、
実は排便回数が少ないだけでなく、
便がとても固くなり腹痛や排便するときに
苦痛を感じる状態のことを指しています。
急性便秘と慢性便秘
・十二指腸潰瘍や腸閉塞といった病気
によっておこる急性便秘。、
・特に病気がないのに起こる慢性便秘。
慢性便秘は2種類
慢性便秘は2種類
1、弛緩性便秘
2、痙れん性便秘
1、弛緩性便秘は、大腸の機能が低下したり、
大腸の運動力、特に腹筋の筋力が落ちて
いるために排便機能が低下するもので、
日本人の慢性便秘の70%ほどは
弛緩性便秘だといわれています。
弛緩性便秘は便の量を増やして、
腸への刺激を高めることで改善
していくことができます。
そのために役立つのは食物繊維です。
また、日本人は大人になると腸内の
乳糖分解酵素が減っていく人が多いので、
消化されにくい乳糖が含まれている
牛乳は便を軟らかくするのに役立ちます。
アルコール飲料やカフェイン、炭酸飲料は
普通に摂っても特に問題ありません。
2、痙れん性便秘は、ストレスや過労などで
神経障害を起こし、大腸が痙れんして
便通が阻害されることで起こります。
痙れん性便秘は腸に対する刺激が強くなると、
かえって症状が悪化するので、食物繊維の
多い食品や冷たい牛乳は避ける必要があります。
アルコール飲料やカフェイン、炭酸飲料は
摂ってはいけません。
痙れん性便秘は、
過敏性大腸症候群を原因とするケースもあります。
ストレスが引き金になり下痢と便秘を繰り返す
過敏性大腸症候群
下痢
下痢は便に含まれる水分が多くなりすぎて
軟便や水のような便となって出るものを指します。
ほとんどの場合には暴飲暴食や不規則な食生活、
ストレス、体の冷えなどが原因となって起ります。
下痢の場合には、食物繊維は消化が悪く、
腸を刺激するので摂取量を少なくします。
また、コーヒーやアルコール、
炭酸飲料などの刺激物は禁止されます。
冷たい飲み物も食べ物も腸を刺激するので、
温かいものを、ゆっくりとよく噛んで食べるようにします。
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