やっぱり

日本人に大変多い高血圧。高血圧は自覚症状がない、また何故、高血圧になるのかの理由もよくわかっていない。2000年の第５次循環器疾患基礎調査によれば、日本人では30歳以上の人のうち男性は約51.7％、女性は39.7％が高血圧(140／90mmＨg以上）です。
また、高血圧はメタボリックシンドロームの因子の一つ。

高血圧は血管を流れる血液の圧力が高く、体に充分な血液を送れなくなっている状態です。だから、心臓が無理をして血液を送ります。すると、つねに血管に圧力がかかって、動脈が硬くなりまた傷みやすくなる〔柔軟性がなくなる〕。それと同時に、血液を高い圧力で送り出して働いているのは心臓、心臓が多くのエネルギーを必要とし、疲れやすくなる。つまり高血圧は、血管や心臓に大きな負担をもたらす。

動脈硬化になると血流が悪くなり人間の最も大切な脳と心蔵に血液がスムースに行かなくなる。そして脳の動脈が硬くなると、心筋梗塞と同じようなプロセスで脳梗塞が起こってくる。また、硬くなった細い血管は切れやすくなるんだ。そこに高い圧力がかかり脳の血管が破れて出血が起こると「脳出血」となる。脳出血や脳梗塞など脳の血管が原因となって脳が正常に働かなくなるのを、「脳卒中」。

心肥大になると心筋に血流が悪くなりに血の塊ができやすくなる。そして血管が詰まって心筋が血液不足になるのが、虚血性心臓病（狭心症や心筋梗塞）です。

＊最近は腎臓に高血圧の障害を受けている人が増えている、腎臓は毛細血管の塊ですから当然ですね。〔腎臓は送られてきた血液の老廃物をろ過する働きをしている〕
自覚症状がなく日本人に多くても高血圧の及ぼす病気は恐ろしい。

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