団塊おやじ日記⑨ 2013/3月21
なんだ坂こんな坂
亡くなった母は、外回りの仕事をしていた。家計は苦しく、雨の日雪の日どんな日も休まず仕事に行っていた。天気の悪い日、体調の悪い日、気の滅入る日に彼女のモチベーションを保つ呪文?が「なんだ坂こんな坂」であった。「なんだ坂こんな坂」と唱えながら小さい体を前へ前へ運んでいたのを、よく覚えている。
小生もリタイアと共に、家にいる時間が多くなって、「家事」「育児」「PC」に取り組む(取り組まざる)ようになった。が、ひとつひとつが、ハードル。現役時代何もやってこなかったといえばそれまでだが、すべてが「雑巾がけ」からであった。そんな時は「なんだ坂こんな坂」と唱えて自分を鼓舞(おおげさかな)している。そのかいあってか、すこしづつ上達してきた。面白いもんで、上達とともに「余裕と工夫」がうまれ、次の坂も上れそうな気になってきた。体力・筋力の衰えも「なんだ坂こんな坂」で、徐々にリメークしつつある。
母が、挑んでいた「坂の高さ」に比べるべきもないが、今日も続けるぞ!
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