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2020年11月20日

オランウータンのジャングルスクール。

NHKBSP、2020/11/14放送。

「インドネシア、カリマンタン島にある、世界最大のオランウータンのリハビリテーション施設。

生息地を追われたり、ペットとして不法に飼育されたりしているオランウータンを保護し、

野生に返す上必要な訓練を行っている。


ユニークな森の学校で親と離れ離れになったオランウータンたちに密着し、困難に打ち勝つ

姿、野生の森で自由に生きていくことを目指し、ときめきや葛藤を経験しながら成長していく様子を描くドキュメンタリー。」


と、説明されている。



私が観ることができたのは、

「第7回 感染症の恐怖」の回だったようだ。

2019年8月19日に放送された再放送だった。

DSC_2326.JPG


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DSC_2328.JPG


以前にも興味深く観たけれど、きちんと回を追って観ているのではないので詳しい説明はできない。



1歳未満の子供達を一輪車に3頭位ずつに分けて学校に運ぶ光景や、

2〜3歳のクラスや、もうじき卒業というクラスの様子など観ることができる。


こういう施設のあるインドネシアの取り組みを素晴らしいものだと思う。

もしかしたら日本にも公立の保護動物の施設があるのかもしれないけれど、

知るに至っていないので分かりません。



私は、人間に近いオランウータンたちを見て、オランウータンが教育されているのか、

人間が祖先に近いオランウータンから逆に教えられているのかどっちなんだろうと思ってしまった。


オランウータンだって自然のままにしておいたら命を落とす子達もいる筈だ。

実際に、骨折したり、失明したり、両腕を失くしたりした上でも頑張って生きようとしている子もいる。


そういう身体的な保護は勿論だけれど、生育時期ごとに必要なことをオランウータン同士

で触れ合うことで、学習させているのが、却って人間の場合は?と考えるきっかけになった。


森で生活できるようになるために、親の生き方を学び、自立するまでが本来の学習なのだ。

その内のどこかが失われた時、こうした人間の保護が必要なのだ。



同世代で遊びながらお互いの関係を学ぶ姿、

生活する為に必要な木登り、

餌を取る方法、

子育ての方法、

など、自立までに学ぶことはオランウータンの世界で学ぶ。



元々、人間のようにどこでも生きていける動物でないからこそ保護が必要なのだろうが、

人間は、オランウータンの学校を作っているが、そこで教えるよりも教えられることの方が

多いのではないかと思うのだ。



餌を独り占めする卒業間近のグループの長老?や、それに上手く取り入るオランウータンも

いるし、2〜3歳のクラスにいても、スキルが高すぎて他の子達に怪我をさせてしまう子もいる。


こんなことは拡大すれば、人間社会にもあることだろう。

このシリーズはオランウータンを見つめながら私達の社会を見つめているものだと思った。


あどけない瞳、無邪気に遊ぶ姿、怪我や病気に耐える様子、興味深いが人間社会に繋がって見える。































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