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2020年10月21日

猫から、「それ、どけて!」

掃除が終わったあとのこと。


猫は掃除中は、ソファーの背当て部分に陣取ってちょっと上から目線で様子をみている。

私も、いつもの様子に安心して掃除機をかける。



「さてと、次はと・・・。」

と、自分の用事を片付けようとしていた。



しばらくして猫は、

「やっと終わったか・・・。」

と、でも言うように、水を飲みに行ったり、餌の残りを食べたりして戻ってきた。




すると、

「う〜〜ん。」

という啼き方をした。

猫専用の椅子の前で、掃除中にそこに避難させていたバランスボールを見つめていた。




私は、はっと気づいて、

「あっ、ごめんごめん、これじゃ椅子に乘れないよね!」

と、すぐにバランスボールを撤去して元の位置にもどした。




猫は、

「そうだよ、わかりゃあいいんだよ。」

とでも言うように、早速専用椅子に乘って座り込んだ。


DSC_0354.JPG


私は、こうして自分の意志を伝えてくれるこの猫が大好きだ。



普段は何も言わないが、

「餌が気に入ったからお代わり頂戴」、とか、

「ベランダに出たいんだけど、出口開いてる?」とか、

「お水飲みたいんだけど、洗面所が占領されていて行けないよ〜!」とか、

必ず大きな声で意志を伝えようとする。



そのだいたいのことは私に伝わる。


勿論私は彼の要望が理解できるし、彼も、きっと、そういうことを発信すれば理解してもらえると、

信頼してくれているのだと思う。



もっと、はっきりした要望は、朝の散歩が終わって、私がソファーに座らない時は、

「早くこっちに来て座ってよ!」

と、ソファーの端まで来て啼いて呼ぶ。

そして身体のブラッシングが始まるのを待っている。



お互いの諸々のルーティーンを理解していて言葉で伝えるより解り合える。


だから、この猫が居なくなることは考えられない。

ずっと、ずっと長生きしてもらわないと困るのだ。


































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