2020年03月16日
不用品を棄てられない男。
2020/03/13に文机を入れ替えた記事を投稿した。
夫と二人で古い方の文机の引き出しの中身及び周辺の不要品を選別した。
出るわ、出るわ不用品の山。
何でもそうだが、2年間使っていない物はもう棄ててもいいと言われている。
と、言いつつも、中々棄てられないのが洋服の類だ。
私はクローゼットが一杯になったり、タンスの引き出しが一杯になったりしてくると時々断捨離をするが、
それでも、まだまだ、棄てる決心がつかない物がワンサとある。
一方では、成るべく買わない方にも手を尽くしているが、たまには今の要求に逆らえなくて買ってしまうことがあってイタチゴッコだ。
その上、夫はそんなことには”無関心”で、着たい物が着たい時に出てきさえすればそれでいい。
その上、着た物はそのままハンガーに掛けておくだけで、次回着る時の為に目的をもって片付けようともしない。
だから、着る段になっていつも言うことは同じ。
「ほら、あのコートどこにある?」
「どのコート?」
「あのグリーンの。」
私はその日の洋服から察して、ビジネス用のコートのことかとすぐに差し出すと、
「ああ、これこれ。」
「ん?これがグリーン?」
「グリーンじゃなかったか、そうそうこれ。」
実際はブルーグレーに近い色だ。
という具合で自分の持ち物を断捨離するなんて頭は毛頭ない。
話は逸れたが、引き出しの中身の物は殆どが使わないであろうと思われる文具。
使用の可か不可かを試して分別して不可分を棄てる。
定規、三角定規他、専門的な定規も何故かいくつもある。
殆ど、机で何かをすると言うのでもないのに、ただ棄てられないだけなのだ。
何かのコード、電源、トランジスターラジオ(今はポータブルラジオ?)が計5台等々。
必要な住所録や直近の年賀状の整理など、見るに見かねて私が入力印刷したものなど
さえあれば他は何とでもなるような雑多なものを新陳代謝もせずに十年一日の如く大事に?しているだけなのだ。
何の機能も果たさないものだらけで占められていたのが現状なのだった。
必要不可欠なものは置き場所が限られ、不要なもので場所を占拠されている。
そして、その分別さえ優柔不断で分けられない。
読まない本も並べられ、本当にスペースの有効活用ができていない。
それでも尚、ラジオは、
「いつか使うから・・棄てない。」
と宣うから、私が機能チェックすることにした。
すると、案の定、電池の接触部分が錆びていたりして、機能として成り立たない物ばかりだったのだ。
結局、直す気力があるわけでも無いので渋々3台は棄てることとした。
(よく考えると、そんな物でも、直して、ビンテージ物として使いたいという人はいるかもしれないのだが・・・。)
全てにそんな調子なのだ。
中身の不明、不要のファイル内の書類なども破棄してゴミ袋一杯になった。
それでも、棄てられない様子の物は”2nd STREET”に売りに行ってくる方法もあると
伝えているが動く様子はない。
不用品で有効スペースを占有するほど無駄なことは無い。
そのスペースを有効活用するために、本当に必要な物を必要な時にすぐに使えるようにしておくことが整理整頓なのだが、
全く逆を生きている夫の生活振りには呆れるしかない。
根本にあるのは、”取り敢えず棄てられない。いつか使うかもしれないから。”に縛られているだけなのだ。
溜息・・・・。
実際に、彼の実家は使わなくなっていた一部屋全体を不用品で占められていて、彼の両親は結局それらを残したまま亡くなった。
勿論始末することになったのは次世代である私達夫婦だった。
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