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2019年09月22日

是枝裕和監督とケン・ロ━チ監督。

クロ━ズアップ現代。2019/0/17(火)。


初めての対話。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4325/

20190917_01[1].jpg


今月のベネチア映画祭で最新作「真実」がオープニング上映を飾った是枝裕和監督。

その完成間際「最も尊敬している」と語る巨匠ケン・ローチ監督を訪ねた。貧困にさらされる家族など、

社会の見えざる一面を描いてきた2人の初めての対談。是枝映画の秘密とは。不寛容さを増す社会のなか、映画は

何ができるのか。最新作の未公開映像を交え、今を生きるヒントを探る。


是枝監督

「自分が監督デビューして、映画作りを始めたときに一番指針になった。世界をどう見つめていくか、

その中でどう人を描いていくか。憧れ以上の存在。」


ローチ監督

「映画監督として心がけているのは、『搾取や貧困を始めとする弱者が置かれた現実をどう伝えるか』です。

全ての人たちが尊厳ある人生を送るために、私は映画を通して社会の構造的な問題を明らかにし、

解決に導くべきだと考えています。なぜなら、社会的に弱い立場にいる人たちは、不当に扱われていることを

世の中に告発する術をもっていないからです。」


ローチ監督

「私は、映画を通してごく普通の人たちが持つ力を示すことに努めてきました。

一方で、弱い立場にいる人を単なる被害者として描くことはしません。なぜなら、それこそ正に、

特権階級が望むことだからです。

彼らは貧しい人の物語が大好きで、チャリティーに寄付し、涙を流したがります。

でも、最も嫌うのは、弱者が力を持つことです。だからこそ、あなたが映画で示してきたことは、

重要なのです。

私たちには、人々に力を与える物語を伝えていく使命があると思います。もし、自分たちに力があると信じられれば、

社会を変えるかもしれないのです。」


全22作品。ケン・ローチ監督が制作した映画ランキング

https://cinema-rank.net/list/50590


上記引用


私が是枝監督作品「万引き家族」を観たのはたまたまでした。

樹木希林さんも出演していて、何かと話題になっていたので、録画して観ました。


「ああ、是枝監督の作品ってこういう感じだったのだ・・・。」

と、初めて知ったのです。

そして最新作が全て海外で撮影されたもの。

「真実」。


いつも思っていたのですが、ハリウッド映画とヨーロッパ映画って違う、と。

フランス映画がいいなって思って傾倒していった。

その女優さん達が彼の映画に出演してる。

ジュリエット・ビノシュさんなどはフランス映画=彼女のようになっている女優だ。

まだ観てないから何とも言えないが、母娘の問題として期待をしている。


そんな彼が指針と仰いでいたケン・ローチ監督に出会えた。

私の観たかった映画そのものなのだ。

観たい映画に出会えた。

嬉しい。


それが「クローズアップ現代」が運んでくれたのだ。

あの日も何となく観ていて途中から録画した位だ。


縁のあるものには惹きつけられるものかもしれないが、この回は何度も見返すことになりそうだ。


上記URLの中にはお二人の貴重なインタビューの記録が詰まっています。

引用文はほんの一部です。

是非、お二人の共通する気持ちを読んでいただけたらと思い記事にしました。










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