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2019年02月27日

イギリスのRSPCA(英国王立動物虐待協会)と台湾の殺処分ゼロの法案。


「家族になろうよ」というBS NHKの2019/02/23の2部からの番組を観ました。

全体の内容は以下↓にURLを貼りました。

http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=17820


以下引用:

ペット先進国といわれるイギリスでは、驚きの動物ファーストな考え方や、世界でもっとも歴史のある

動物保護団体とされるRSPCA (Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)=英国王立動物虐待協会

の取り組みを中心に取材しました。ただ、動物保護団体が充実している良い面だけでなく、やはり動物虐待などの

残念なニュースも絶えないのが現状です。そうした事件に対応する専門の“動物捜査官”のような存在もご紹介します。


第二部、第三部は、糸井さん、馬場さん、そして俳優の石田ゆり子さん、旭山動物園元園長の小菅正夫さんとともに、

世界各地で取材した捨て犬や捨て猫の保護活動の最前線を紹介します。


台湾では、2017年2月に、なんと保護犬の殺処分ゼロを達成したそうなんです。動物殺処分についての

ドキュメンタリー映画の大ヒットが契機となって、政界を巻き込む殺処分ゼロの法案採択までたどり着いたんです。

その経緯を深く掘り下げます。

上記引用:


英国王立動物虐待防止協会

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E5%8B%95%E7%89%A9%E8%99%90%E5%BE%85%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%8D%94%E4%BC%9A


1840年にヴィクトリア女王の認可がおり現在のRSPCAとなった

英国の数ある慈善団体の中で最も大きなもののひとつであり、2008年の記録によれば1505人の従業員を雇用している。


女王が認めた、慈善団体の中で最大、1505人の従業員の雇用。

現在は、それから10年、もっと増えているのでしょうか。


とに角、その取材内容、映像を見るのはきつかった。


石田ゆり子さんなどは、カメラがあっても、涙が止まらず、言葉がすぐに出ない様子だった。

旭山動物園元園長の小菅正夫さんは、「安楽死」させたジャーマンシェパードに対して、

「人間が決めることではない、動物は自分の死に時期は自分で受け入れて準備できる」

と、憤っていた様にも見えた。


内容は、「動物110番」の職員が何度も訪問していた一頭のジャーマンシェパードが、

何日も放置されていて、何回目かに、飼い主に会えた時点で、飼い主が放棄したしたが、

犬は表面上は異常なさそうにみえたが、排せつも下痢状態のように見えて肛門には

できものができていて、排せつの度(何度も出てしまう状態)に痛みで吠え、内臓にも異常が見られ、

元気になって他の飼い主を探すのは不可能な状態だということで、獣医師の診断の元、

安楽死のほうが犬が苦痛から解放される、ということで、職員はその犬との別れに涙を流していた。

「救助が間に合わなかった」と。


職員たちは、救助の間も郵便物入れの隙間から水を流しこんだり、餌を入れたりしてた。

カメラを差し込んで、犬や部屋の様子を写したりもしたのだ。


それでも、飼い主は

「失業中で、家もなく、こうして友人の家に世話になったが、犬を飼える状態ではない。放棄する。」

と、言って書類にサインしてはいた。

もう少し早かったら・・・、あのシェパードの表情、眼が、目に焼き付いて、私も職員と同じ気持ちで、きつかった。

いしださんも、小菅さんも、やりきれなかったと思う。


一方、救助された犬もいた。

DSC_0084.JPG 

DSC_0083.JPG

救助の現場だ。警察官も同行してくれる。


DSC_0085.JPG

保護センターに保護された犬は脱水状態から助かり、職員に甘えていた。


この職員は、20年この仕事を続けていて、身体的、精神的に苦痛を感じることもあると話す。

そして、

「法律で動物の世話をすることは、飼い主の責任と決まっています」

ときっぱりと話してもいた。

DSC_0086.JPG

ただ、イギリスのように極端な貧困の差があるからこういう団体が生まれるという背景もあって、

日本の様に貧困の差が緩いと、ここまでの団体が生まれない、という意見も出ていた。

いずれ、日本にも、「動物110番」のような組織が生まれるようになれば、先日の京都での

「犬を蹴る飼い主」などからは救助されるようになるのかもしれない、と思うのですが。


そして、台湾での、殺処分ゼロの法案が成立した発端になったドキュメンタリー映画には、

「非常に苦痛を感じる映画かもしれないのですが、しっかりと見て頂きたい」

と、前もって注意事項を知らせれて映像が流れた。

「十二夜」という映画だった。

捕獲されてから12日目までに引き取り手がないと殺処分という犬達の映像。

観るのは辛かったが、観た。


でも、今は殺処分はない。

しかし、問題は起こるのだから、今は獣医師などが増え続ける犬を保護する「中継点」

として援助の手を差しのべている。


長文になりましたが、この番組を、観た映像を、取材内容を、放置できなかった。

こんな内容だとは知らず、観始めたので、

「これは、録画しておかなければならない」

と、途中録画になりました。


あの、シェパードの冥福を祈ります。


中高校性の頃、初めて犬を飼ったのがジャーマンシェパードでした。

賢くて、優しい犬でした。

ダブってしまいました。

中間か、期末試験の日の前日亡くなったので、今でも友人はそのことを覚えていて、

「ずっと泣いてたよね・・。」

と、当時のことを言います。




私の人生に犬は3頭いました。

ジャーマンシェパードと柴犬2頭。

子供の頃猫一匹を飼い、

そして今16歳の牡猫一匹と素敵なコミュニケーションをとって暮らしています。

動物は家族です、売ったり買ったりしません、命は最後まで見届けます。

















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