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2019年01月04日

しめ縄(正月のお飾り)。

今年のお正月に初めて気づいたことがある。


どこのお宅も玄関にしめ縄を飾るのが当たり前だと思っていたが、違うらしいということ。

独身暮らしの方は、実家ではやっているから、という感覚の方もいるかもしれない。

しかし、夫婦単位の暮らしの家でも飾ってない場合がある、というか増えているということだ。


私達夫婦の実家は共々、年末年始の行事の一つとして当たり前にやってきたので、

飾らないと、お正月が来るという新たな気分にならないのですが、そうでもないお宅

があるのだと、気づいた。


伝統行事だし、地域のスーパーでも、必ず季節を先取りして売り出しているものだ。

ただ、全国的にそれぞれの地方で形に違いはあるのだろうとは思う。


それで思い出したのが、伊勢神宮に行った時に見た光景だった。


お正月とは関係のない季節に縦長の形とは違った、キュッと締まった丈の短いしめ縄が玄関に

飾られていたことだ。

「形も違うし・・・、お正月の七草まで飾って、どんど焼きなどで焼いてしまうという新しさはない

しめ縄だけど、ずっと飾られているのかなア」

と珍しく思ったことだ。

それにしても、どこのお宅にも飾られていて、地域的なものなのか、とそのままになっていた。

20140129-02[1].jpg
   

そして、調べてみたら、その意味が(今頃)分かった。

http://www.15emit.net/?p=3510


「蘇民将来子孫家之門」

と、私も名乗りたいし、厄除けけならば、通年しめ縄をかざる、という感覚は理解できる。


だから、「謹賀新年」という精神は厄除けでもあるのだろう。

そうなると、やっぱりお飾りを飾る意味はあるのだ。


我が家は玄関の他にも、主要な生活の場所にうらじろでしめ縄を作った小振りのもを

飾る。

台所、お風呂、トイレ、洗面所など、に飾っている。

その場所を掃除して、清めて、それを飾って初めて、新年の準備ができたと言う気分になれる。


我が家は12月30日までに飾って(一夜飾りは忌み嫌われている)、正月の七草まで。

そして、どんど焼きのある地域はそこで焼くけれど、今は氏神様がまとめて引き取る日があって

そこで氏子達が処分する。


伝統のしきたりは時代と共に、変化していくけれど、形に込めた精神性を大事にして、

日本の伝統は守られていって欲しいなと思う。




クリスマスやハロウィーンは商業ベースでのバックアップもあってお祭り騒ぎになっていたりする

けれど、この日本古来の伝統はそれぞれの地方で大切にされ、精神性が受け継がれていくことを

普通の日本人として願っています。














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