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2023年11月17日

世界の奇祭。あれこれ

世界の奇祭について

クリスマスといえば、日本ではケーキやチキン、プレゼントやイルミネーションなどが定番ですが、世界には様々なクリスマスの祝い方や奇祭があります。中には、日本人にとっては驚くような奇祭も存在します。今回は、そんな世界のクリスマスと奇祭についてご紹介します。

スペインの赤ちゃん飛び越え祭り
スペインのカストリージョ・デ・ムルシアという小さな村で行われるEl Colachoという祭りは、イースターの60日後に毎年行われる伝統行事です1。起源は1600年代にまで遡り、前の年に生まれた赤ちゃんを通りに敷いたマットレスの上に寝かせ、その上を赤と黄色の悪魔の衣装を着た男性が飛び越えていくのです1。それにより赤ちゃんを浄化し、病気や悪魔に憑りつかれることを防ぐと言われています1。これまで、ただの一度も事故が起きたことはないというが、カソリック教会上層部はこの儀式には眉をひそめているという。

イギリスのチーズ転がし
イギリス・グロスターのクーパーズヒルズで毎年5月の終わりに行われる行事で、丘の上から転がすチーズを追いかけるというものです2。簡単に聞こえるかもしれませんが、実はこの丘はかなりの急な坂道で、そこをまさに転がり落ちるようにチーズを追いかけるのだから、非常に危険な祭りでもあります2。レース前には、危険回避のためフェンスが取り除かれ、石や危険物を念入りに取り除いているそうですが、それでも参加者や見物客にとって危険であることには変わりありません2。実際毎年大怪我をする人が続出します2。それでも地元住民はこの行事に非常に誇りを持っているそうです2。2015年には4,000人以上の見物客が来るほどの盛り上がりを見せました。

カナダのヘア・フリージングコンテスト
カナダ、ユーコン準州の「タニキ温泉」で毎年2月に行われる「国際ヘア・フリージングコンテスト」は、冬の寒さを楽しむユニークなイベントです3。ルールは至って簡単。参加者はマイナス30℃の極寒の中、温泉に潜って髪を濡らし、あとは寒い空気で硬く凍るまでに面白い髪形を創っていくだけです3。優勝者には少額だが賞金が与えられることになっています。

タイの猿の食べ放題祭り
タイの中部ロッブリー県ロッブリー市周辺に生息する2,000から3,000頭の猿に4トン分の果物・野菜・ケーキ・キャンディなどの食糧をご馳走する祭りです。まさに猿にとっては「食べ放題」です。食糧を提供した後は地元の子供たちが猿に扮して踊りを披露したりします。元々この祭りは1989年に地元のビジネスマンがロッブリーの観光目玉として考案したものです。その考案者にとっても猿にとっても幸運なことにアイディアは成功し、今でも毎年行われています。

アメリカのサンタコン
サンタコン(Santa Con)は、1994年にサンフランシスコが発祥のサンタのコスチュームでの「バークロール(はしご酒)」のイベントです。SNSの普及で一気に拡散し、今や世界300以上の都市でクリスマス前の週末に行われています。参加者はサンタの衣装を着て、指定されたバーを巡りながら飲んだり歌ったり踊ったりします。ただし、このイベントは単なる酒盛りではなく、チャリティーの側面も持っています。参加者は食品やおもちゃなどの寄付を求められ、その収益は慈善団体に寄付されます。


フィンランドの奥様運び世界選手権
フィンランドで1992年からスポーツとして行われている「奥様運び」は、今では世界中で行われている競技です。参加者は女性をおんぶでも、肩に担ぐでも、抱っこでも、エストニアンスタイル(男性の胴にしがみついた女性の足を肩で担ぐスタイル)でも、地面につかなければどんな担ぎ方をしてもOKです。男性陣は女性を運びながら253.5mの障害物レーンを走り抜けます。優勝カップルには、奥様の体重分のビールが贈られることになっています。


いかがでしたか?世界には日本には無い奇祭があります。一度みてみたいですね。

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