待って、逃げないで(笑)。
何も最初から好きだったわけではありません。
昔はむしろ生臭くてまずいと思っていました。
私が血をおいしいと思うようになったのには、きっかけとなった事件があるんです。
あれは私が保育園に通っていたころでした。
同じ組の子だったか、隣の組の子だったか忘れましたが、同い年の子が私と友達になりたがったんです。
でも、私はこわがって逃げてしまいました。
理由はその子の体格がやたら大きかったからです。
失礼な話ですね…。
その子は怒って、拾ってきた木の小枝を私の鼻の穴に突っ込みました(!)。
鼻血がドバドバ出ました。
そんな状態でタイミング悪く帰りの集会が体育館(というのでしょうか)で始まりました。
私の様子を見た先生は「面倒を起こしやがって!」という感じで私の鼻に乱暴にティッシュを詰めると、なぜかステージ上のど真ん中に寝かせました。
しかも仰向け。
正しい鼻血の止め方は鼻の頭を押さえて下を向くというものですが、当時はそういう対処法が浸透してなかったのか、仰向けにするのが主流でした。
下手したら喉の奥で血が固まって窒息です。
園児全員が集まっている中さらし者のようにされて、恥ずかしいわ鼻は痛いわ。
鼻から喉におりてくる血は気持ち悪いわで、とてもみじめな気分だったのを覚えています。
けっこう深い傷だったらしく、長いこと血が出続けたので、その都度血を飲み込む羽目になりました。
そうして大量の血を飲み込んだ結果…。
なんとその経験以降、血の味をおいしいと感じるようになってしまったのです!
理由はわかりませんが、タバコのニコチン中毒みたいな感じなんでしょうか…。
失礼な態度を取った私にも非はありますが、何もわざわざ木の棒を鼻に突っ込むなんて特殊な暴力を働かなくてもよかったんじゃないかと思います。
ちなみにその子とは、その後友達になりました。
めでてしめでたし?
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