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2019年08月24日
遠江(遠州)=静岡県西部ではない?
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静岡県外に住んでいますが、同じ東海地方ですので、NHKや一部民放でも静岡県の天気予報は流れています。西部、中部、東部、伊豆と4つの地域で予報が出され、行政でもこの区分は使われています(東部と伊豆は、天気予報と行政区分で地域が異なる)。
ところで、「三遠南信」の「遠」部分の範囲を調べているときに、遠州全域が入っていると思っていたところ、榛原地域の一部は入っていなかったのですが、そのことより意外だったのが、遠州全域が静岡県西部ではなかったことです。
下流部で東側の旧大井川町(平成20年焼津市に編入)と藤枝市南部の一部は遠州、上流部の静岡市井川は全て駿河といった例外はありますが、それ以外は大井川が境で遠州と駿河に分かれてますので、当然のように西部と中部の境も大井川と思っていました。
ところが遠州でも、吉田町、牧之原市、島田市や川根本町のうちの大井川以西は中部エリアであり(現在は市内全域が西部の御前崎市も、合併前の旧御前崎町部分は中部だった)、大井川が境でないのにびっくり!(静岡県民には当たり前かもしれませんが‥。)
遠州と駿河では、人の気質も違います。浜松や磐田などのようにどっぷりと遠州の中央にあるところとは違い、大井川に沿ってすぐ西岸の榛原地域は志太榛原で一つの括りであり、現在、静岡県中部の区域であることから、遠州の意識が薄いようです。特に川根本町のような上流部に行くほど、自分の家が遠州と駿河のどちらに属しているのか知らない人もいるくらいです。
川根本町は中川根町と本川根町の合併(平成17年)でできたましたが、それ以前の昭和31年に榛原郡中川根町が志太郡徳山村を編入、同年榛原郡上川根村と志太郡東川根村が合併して榛原郡本川根町ができ、このとき大井川の西岸・東岸ともに同じ自治体になってしまいました。島田市と榛原郡金谷町(平成17年)・川根町(平成20年)の合併でも同様です(昭和30年に榛原郡下川根村が志太郡伊久美村の一部・笹間村を編入して榛原郡川根町となっています)。遠州・駿河の境など意識しなくなるのは当然です。(大井川を挟み、西側が旧榛原郡、東側が旧志太郡。)
箱根馬子唄の唄い出し「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」のように、かつて大井川は大きな障壁でした。国境となるのも頷けます。現在は橋も多くかかり、大井川が障壁ではなくなりました。それより西の、概ね牧之原台地や旧東海道の小夜の中山の峠、国道1号線の日坂峠、そして八高山から続く山地の方が、境とするにふさわしいのでしょうか。この付近の自治体境で、西部と中部に分かれています。
ややこしや〜「南信」「南信州」「三遠南信」
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「南信」と「南信州」、長野県のエリア定義は以前のブログで記述しましたが、実は、これ以外の範囲の「南信」「南信州」があります。
それは愛知、静岡、長野の3県にまたがる「三遠南信地域」と言われるときに使われている「南信」です。エリアとしては、愛知県東三河地域、大井川以西でも現在静岡県中部に属する地域を除く遠州地域(遠江国)※1、そして諏訪地域を除く長野県南信地域です。(静岡中部でも、牧之原市のみ三遠南信地域に入っています。)
三遠南信地域連携ビジョン推進会議のHPには、【三遠南信(さんえんなんしん)とは 愛知県東部の東三河(ひがしみかわ)地域を「三」、静岡県西部の遠州(えんしゅう)地域を「遠」、長野県南部の南信州(みなみしんしゅう)地域を「南信」とした、3県の県境にまたがる地域です。】と説明されています。
ややこしいのは、当該HPにて、【南信州地域を「南信」とした】と説明していながら、長野県の南信州地域振興局エリアの下伊那(飯伊)地域だけではなく、上伊那地域も入っており、一方で「三遠南信」と呼びながら、南信全域ではなく、諏訪地域が入っていないです。
つまり、長野県としては、「南信は下伊那、上伊那、諏訪地域のこと、南信州は下伊那地域のみ、」としながら、県を跨いだ広域においては、「南信とは南信州のことで、下伊那、上伊那地域のこと」としていることになります。
観光面では信州の南の方という感じで「南信州」が使われて、下伊那、上伊那、諏訪、木曽までエリアに入っている場合がありますから、本当にわけがわからなくなります。ややこしや〜
※1 平成の大合併で静岡県焼津市に編入された旧大井川町は大井川以東ですが、古くは現在の大井川以西の時代があったため遠州(遠江国)に所属、その後、明治12年に旧遠江側の榛原郡から旧駿河側の志太郡に移管されました。ここも遠州でありながら「三遠南信地域」ではありません。
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「東美濃」が東濃の一部、「南信州」が南信の一部の呼称として、それぞれの地域を営業エリアとするJAの名称のおかげもあり、地元での認知度はそこそこあるとは思います。
しかし、「東美濃」については、JA、公共施設や道路の愛称のごく一部で使用されている程度。一方、東濃桧といったブランド材をはじめとして、高校、金融機関・バス会社などの企業及び企業の支店・営業所名、団体名、岐阜県の出先機関でも使われている「東濃」の方が圧倒的になじみがあります。
「南信州」でも同様で、当該地域では、「南信」あるいは「下伊那」、「飯伊」地域の方が地元ではなじみがあります。
ところが、観光面では行政や商工団体は「東美濃」や「南信州」をプッシュしています。他県の人には、「東濃」や「南信」よりわかりやすいかもしれませんが、それぞれが指し示す範囲は非常に混乱させるものとなっています。
「東美濃」は東濃+可児地域、「南信州」は南信全域や木曽地域まで使用されていることがあり、今まで、東濃の一部が「東美濃」、南信の一部が「南信州」との地元民の認識からは外れてしまっているからです。
「東濃は東濃で東美濃ではない」、「南信は南信で南信州とは違う」という声も聞きます。既に「東濃」や「南信」として長年定着している名称を、いまさらフルに「東美濃」や「南信州」といわれても、例えば東濃西部や南信の諏訪・上伊那地域の人はピンとこないわけです。
全国的に見ても、例えば、愛媛県(伊予国)の東予・中予・南予、三重県北中部(伊勢国)の北勢・中勢・南勢、新潟県(越後国)の上越・中越・下越など、現在、東伊予、北伊勢・上越後などとはほぼ言わない。このように略称が定着している地域名は全国に数多くあります。
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前回、現在の恵那・中津川の2市を指して「東美濃」ではないかということをお話ししましたが、この点について、考えてみたいと思います。
東濃地域は東西に広く、広域行政、文化や産業的にも多治見、土岐、瑞浪の西部3市と、恵那、中津川の東部2市に区分されます。前者を「東濃西部」、後者を「東濃東部」という場合が多いですが、東なのか西なのかわかりにくい側面もあります。
元々、前者は主に土岐郡、後者は主に恵那郡に属していましたので、「土岐」地域、「恵那」地域ということもでき、それぞれを管轄する岐阜県の出先機関では現在は「土岐」はないですが(東濃または多治見)、「恵那」は使われています。(平成11年ごろまでは、土岐県事務所でしたが、その後東濃に変わっています。)
ところが、一般の地域名として、「土岐」や「恵那」を使うと、東濃西部と東部の拠点都市である多治見と中津川は面白くありません。
農協がまさしくこの東西2地域で、それぞれ4農協ずつ合併した際、西部は平成9年にJAとうと(陶都信用農業協同組合)、東部は平成10年にJAひがしみの(東美濃農業協同組合)として発足。
「陶都」は西部3市が陶磁器産業の一大産地であることに由来しますが、「東美濃」はそれまで地元でも使わない地域名でした。もともと「東濃」は東濃州あるいは東美濃の略称ですから、「東美濃」が東濃全域を指すことにもなりかねません。
実は、JAひがしみの発足の4カ月前(平成9年12月)に、東濃東部に隣接の長野県下伊那地域の6農協が合併して、JAみなみ信州(みなみ信州農業協同組合)として発足しています。(名称は公募にて決めたそうです。)
長野県の地域区分として「南信」地域があり、北から諏訪、上伊那、下伊那地域で構成されていますが、JAみなみ信州は、まさに南信の南端の下伊那地域が営業エリア。(ただし、「南信州」という言葉は、昭和29年創刊の下伊那地域のローカル紙「南信州新聞」がありますから、「東美濃」という言葉と比べ、認知度においては古くからあったと言えます。)
これと同じように、東濃の東端の恵那・中津川地域を東美濃としたのでは‥と思ってしまいました。(JAひがしみのも公募で選ばれたそうです。)
農林業の盛んなこれらの地域では、JAは一番身近な金融機関ですから、JA合併から20年ほど経った今、南信州も東美濃も、JAの営業エリアとしての下伊那や東濃東部の別称として認識している人もいると推察します。
下伊那地域の広域行政においては、昭和44年に飯伊地域広域行政市町村圏協議会設立、平成6年に飯伊広域行政組合発足、そして平成11年に南信州広域連合設立と、平成9年のJAみなみ信州発足後、名称を「南信州」に変えています。地域振興局名を平成29年に「南信州」に変えたのも、広域連合の名称に合わせた形です。参考に、県税事務所は南信地域全域を管轄してますので、南信県税事務所という名称です。
「南信」は南信州あるいは南信濃の略称ですから、南信うちの一部地域が「南信州」ということは、地元ではわかっていても、他県の人には理解しずらいかな‥。「東濃」のうちの一部地域が「東美濃」も同じこと。ましてや、南信より南信州、東濃より東美濃のエリアが広いなんてことは、地元でさえも理解されません。
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当方のブログ「泰然雑記」から、地名に関する記事を転記して始めたプログです。宜しくお願い致します。
一昨年から昨年にかけて、岐阜県南東部の多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市(以上東濃地域と呼ばれる)と可児市、御嵩町を対象エリアに、現在の岐阜ナンバーから、ご当地ナンバー東美濃にしようという動きが商議所や行政中心にありました。
「東濃」で慣れ親しんでいる地域住民は、突然馴染みのない「東美濃」という名称に、2回の住民アンケートでも反対の方が多く、結局頓挫‥。
そして、東美濃ナンバーが頓挫した後も、行政等は東濃5市と可児・御嵩を対象エリアとして、「東美濃」を観光面を中心に使おうと躍起になっています。
そもそも、「東美濃」という名称は、明治以降殆ど使われることはなく、最近では、現在の恵那・中津川市内の4農協が合併して平成10年に誕生した東美濃農業協同組合(JAひがしみの)がおそらく、広く認知される名称としては最初ではないでしょうか。その後、平成12年に中津川市に東美濃ふれあいセンターが竣工。(当該施設は現在は中津川市の施設ですが、建設時の施主は広域行政組合の東濃東部ふれあい拠点施設組合。)
JAひがしみののHPには、東美濃地域について恵那、中津川の2市を指して説明しており、中津川市のHPでも、東美濃ふれあいセンターの展示室の説明の中で、「東美濃地域を含む東濃地方」と説明、先述の2市を指していることがわかります。
多治見、土岐、瑞浪の3市で「東濃西部」と称しているのと同様に、恵那・中津川の2市を指して「東濃東部」と表記しているところは多く、例えば東濃東部リニア停車駅誘致期成同盟会、東濃東部都市間連絡道路、東濃東部中学・高校吹奏楽祭、東濃東部納税貯蓄組合連合会、東濃東部交通圏タクシー準特定地域‥等々。
指し示すエリア的には、「東美濃」は「東濃東部」の言い換えだとわかります。
ですから、エリアとして使う「東美濃」が、いきなり「東濃5市+可児・御嵩」と言われても、東濃東部の住民にはピンとこないのです。「東美濃」の名称にまったく馴染みのない東濃西部や可児地域の住民は、言うまでもなく「何、東美濃って‥?」。
もともと、東濃5市や可児市等は、戦前の市政施行前は東から、恵那郡、土岐郡、可児郡の3郡に集約され、東濃三郡とも言われていました。また、東濃最大の都市である多治見市の北半分(土岐川以北の大部分)は、現在の可児市や御嵩町と同様に可児郡に属していました。(ただし、現在の多治見市の土岐川以北のうち、旧可児郡豊岡町は昭和9年に土岐郡多治見町に編入、昭和15年の多治見市制施行後も、旧可児郡では、昭和19年に小泉村・池田村を、昭和35年に姫治村の一部をそれぞれ多治見市に編入。)
現在、岐阜県の地域区分では可児と御嵩の2市町は中濃地域に属していますが、東濃5市にこれら2市町を加えたからと言って「東美濃」と表現しなくても、昔の東濃三郡ですから、私は「東濃」で良いと思います。
「東濃」の名を冠する高校も御嵩町にありますし、「東濃鉄道」のバスや「東濃信用金庫」、「多治見税務署」はこれら2市町もエリアです。
「東濃」は古くから地元住民に根付いた愛着ある名称であり、他地域の人にわからないからといって、安易に変えてはいけないと思います。図らずも「東美濃」という名称を広めたい商議所や行政が、ご当地ナンバーの件で、このことを証明してしまいました。
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