2018年06月15日
思い出したように、UTMFの話など
すっかり自分がブログをやっていたことなど忘れておりました。
すでに更新が止まってから半年が経っていました。
せっかく山の記録を書こうと思っていたのに、そのことすら忘れていたという。。。
これって痴呆?
ともあれ、その間にいろいろなトレイルレースに出ておりました。
順不同に、思い出す順番で書いてしまいます。
えい。
富士山の周りの山の中を大きく一周する、「UTMF」というレースに出場しました。
本当の初回に半分のコースの「STY」に出る予定でいましたが2011年の東日本大震災で中止になって、翌年に優先エントリーができたのですが、そんな気分ではなくなってしばらく離れておりました。
その間に、どんどんUTMF人気が高くなっていて、とりあえず久しぶりに出てみるか〜と思ったので応募してみたところ当選したので出場できることになりました。
人気の大会なのでエントリーは先着順ではなく抽選ですが、女性はほとんど当選すると言われております。事実、私の周りの女性は申し込んだ人はみんな当選。
ありがとうございます。
男性たちからは3回目でやっと当選した! とかいろいろな苦労話を聞かされました。
ごめんなさい。
トレランは女性が少ないので、トイレは空いているし、抽選は当たりやすいし、男女平等の社会なのにここだけ女性が優遇されています。
こんなヘナチョコランナーなのに、申し訳ないですが、がんばっています。
というわけで、
結果から言うと、限りなく制限時間ギリギリに近いタイムでゴールできました。
最初の山越えで足が疲れてしまい、(「そのあと、いくつ登ると思ってるんだ! ここで疲れる場所じゃないでしょう?」と自分ツッコミ入れたりしていましたが、なにしろ力不足で…)、早々にマッサージボランティアの方たちに施術していただきました。
そうしたら、魔法のように足の疲れがゼロにリセット!
すごい! マッサージ!
これに味をしめて、私は結局このUTMFでは3回もマッサージ受けました。
おかげでゴールできました。
感謝です。
いま思い出すのは、とにかく眠かったということでしょうか。
制限時間46時間だったかで、スタートが午後3時とかだったかなので(ちょっと記憶あやふや)、レース中に夜が2回やってきます。
完徹2夜は無理でしょう? と計画では2時間くらいの睡眠時間を予定に入れていたのですが、何しろマッサージを受けたり、それでなくても足が遅いのに〜、と睡眠時間がなくなってしまいました。
おかげで、2晩目の夜はまだ夜も早いうちから寝ながら歩いてしまいました。
広い道なら多少は大丈夫だと思うのですが、細いシングルトラックの山道でもウツラウツラしてしまい、目の前が崖の夢を見てふと目が覚めると、本当にあと1歩で崖だったりというちょっと命の危険のある感じでした。
普段なら、そんな危ない目に遭えば目が覚めそうなのですが、ぜんぜん眠気がなくならずに、「ちょっと分かってる? いま死ぬところだったんだよ?」と自分に対して説教モードをしつつも目が覚めず、またウツラウツラしながら歩くという、よく生きていたね、自分。
という感じでした。
メガシャキのようなカフェイン剤は効かず、じゃがりこ、柿ビーのような顎を動かす硬い食べ物も効かず。
あとは、ちょっと広いところで寝るしかない。と寝やすそうな木の根元を見つけて座って寝ようとするも、座る場所を見つける前に、そのまま木に手をかけて突っ立ったまま居眠りして通りすがりの人たちから「大丈夫? 眠いよね、がんばろう!」とか、たぶんそんな感じの暖かい言葉をかけられていたような気がします。
そんな状態で私は、自分が今どこにいるのか分からなくなっている状態に陥りました。
山にいるのは分かっていたのだけど、なぜか「UTMFの練習のためのナイトラン中」という妄想の中にいて、「本番ではこうやろう」「本番では気をつけようね、ってKさんに伝えなきゃ」とかブツブツ呟いては、「本番? あれ、今が本番?」というような意識が朦朧とした感じでした。
まぁ、
今こうしてブログを書けているのは、そんなこんなでも無事だったおかげ。
山の神さま、森の神さま、地面の神さまたちに感謝なのです。
富士山の周りを1周したので(実際には御殿場のあたりで入れないエリアが一部あり一周ではないけど)、これでもか!ってくらい、いろんな角度から富士山を見ることができました。
ボランティアに知り合いたちが何人もいて、元気をもらえたのも嬉しかったなぁ。
知り合いでなくても、いろいろ声をかけてもらったり、応援してもらったり、いい人たちばかりでした。
最後は河口湖の橋を渡ってゴールに向かうのですが、そこを道中で知り合った女性と一緒におしゃべりしながら走ることができたのも楽しい思い出。
その女性とは、2週間後の「阿蘇ラウンドトレイル」で再会することができて、レースとレースはつながっているなぁとつくづく思いました。
昨年の「信越五岳」で知り合った女性ともUTMFの道中になんどもすれ違ったのも嬉しかったです。
エール交換し合えて、がんばれました。
まぁ、後半は「ここでリタイアしたら、ここまで走ったのがチャラになってしまう! こんな大変なレースは1回で卒業したい〜」という後ろ向きな考えでがんばった感じです。
基本、後ろ向きなので。
7月1日にNHKのBSで放送されるみたいですね。
うちには一応テレビはあるけれど、テレビとして使っていないのでBS見られるのか分かりません。(Amazon のFireTVを見るための大きなモニターとして利用中で…)
タグ:UTMF
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