2019年08月09日
( ..)φメモメモ 病院には行きたいけれど、何科に行けばよいかわからない! の記事
精神科・神経科・心療内科・カウンセリングの違い
自分のメンタル面に問題が生じている事に気付き、いざ、病院を受診してみようと思った際、行くべき診療科はどこなのか戸惑われないように、基本的なポイントを解説いたします。
中嶋 泰憲
執筆者:中嶋 泰憲
医師 / メンタルヘルスガイド
病院には行きたいけれど、何科に行けばよいかわからない!
気分の落ち込みが大きく、日常生活に大きな支障が出ている場合は、うつ病の可能性もあります 私達が日々の暮らしで受けるストレスは増える一方。成果主義に、勝ち組・負け組、自己責任など、私達にプレッシャーを与える言葉があふれていますね。それに、ストレスにさらされているのは大人ばかりではありません。子供達もまた、授業の補習やクラブ活動、受験対策などで時間に追われ、いじめなど深刻な問題もしばしば起こっています。
それに伴ってか、メンタルな悩みで病院を訪れることへの敷居は、一昔前と比べると大分下がってきているようです。病院へ気軽に行って、積極的にメンタルヘルスを自己管理する事は良いことだという空気も生まれてきているのかもしれません。
でも、自分が抱えている問題は何科にいけば解決するのか、意外と分からないものです。心の病気に対応してくれそうな名前の診療科には、「精神科」「神経科」「心療内科」「神経内科」「カウンセリング」など似たようなものが多く、どの科へ行くべきか分かりませんよね。
心に不調が生じた時に行くべき診療科について、詳しくご紹介しましょう。
「心の病気」なら精神科・神経科へ
簡単に言いますと、精神科と神経科は同じ。うつ病、不安障害といった心の病気全般が専門です。
内科と名の付く診療科は、基本的に体の病気が専門です。心療内科では胃潰瘍、喘息など「メンタル面の影響が大きい体の病気」が専門で、体の症状≧心の症状が目安です。
神経内科はパーキンソン病など神経系の病気が専門であり、基本的に心の病気とは関係ない事に注意しましょう。
また、病院とは別に、カウンセリングルームでカウンセリングを受けてみたい方もいらっしゃると思います。カウンセリング自体は医療行為ではありませんが、病院での薬物療法の補足にもなり、心の病気からの回復に有効です。心の悩みの相談にも適しています。
以上を表にまとめると、このような感じです。
精神科・神経科 心の病気全般が専門
心療内科 ストレスなど精神的な要因のある体の症状(胃潰瘍、喘息など)が専門。体の病気≧心の病気
神経内科 神経系の病気(体の麻痺、パーキンソン病など)を扱う所。間違えないよう注意が必要です
カウンセリング 心の悩み>心の病気
初めて受診される場合は、大学病院や総合病院など、多くの診療科の揃っている病院へ行く事をおすすめします。精神症状が出現する背景には、体内の生理機能に問題が生じている場合もあるからです。
例えば、甲状腺機能に問題が生じている時に気分が落ち込みやすい事はよく知られています。その際には、気分の落ち込みに対する治療だけでなく、原因疾患である甲状腺機能の治療も必要になるので、一箇所で治療できる総合病院の方が適しているのです。もし日頃からかかりつけの病院がある場合は、そちらで紹介してもらうのも良いと思います。インターネットやお知り合いからの情報も参考になるでしょう。
このケースは何科に行けばよい?
自分の精神的な問題には、なかなか気付きにくい場合があり、病院へ行く事を思いつく事も回復への大きな一歩です 具体的に起こりそうな悩みを想定して、その場合は何科を受診すべきなのか、以下でケース・スタディしてみましょう。
■ Case1 (30代男性)
最近、職場で昇進しました。同時に責任も重くなり、連日のように夜遅くまで残業。疲れを感じやすく、朝早く目が覚めるようになり、仕事中にイライラします。何もかも投げ出したい気になり、先日は勤務時間中に家に帰ってしまいました……。
→ 仕事に大きな支障が生じていて、強い気分の落ち込みを感じています。うつ病の可能性もありますので、精神科、神経科の受診が望ましいです。
■ Case2 (男子大学生)
試験やレポート提出の前には強い不安を感じます。持病の気管支喘息が悪化して、吸入器が手放せなくなる事もしばしばです。
→ 試験、レポート提出というストレスのために、体がアレルゲンにより過敏になってしまい、気管支喘息が悪化しやすい状態になっているかもしれません。不安症状と共に身体症状(喘息)も大きいようなので、心療内科を受診するのが良いでしょう。
■ Case3 (40代女性)
新居へ移ってから、なかなか新しい環境に慣れません。夜はなかなか寝付けず、次第に周囲に違和感を感じるようになり、近所の人達が立ち話をしていると自分の悪口を言っているような気がします。食欲はなく、気分は冴えません。
→ 気分の落ち込みがはっきりしていますが、被害的な考えは妄想に近くなっている可能性もあります。精神症状が主ですので、精神科・神経科が良いでしょう。
■ Case4 (帰国子女)
高校卒業まで海外で過ごしていました。大学入学後、仲間同士の輪になかなが入り難く、さびしさを覚え、海外での生活をよく思い出してしまいます。これからどうしていくべきか、将来への強い不安を感じます。
→ 新しい環境への適応をよりスムースにできるように、まずはカウンセリングを受けるのが良いと思います。
早めの病院受診は回復への第一歩
受診すべき科の考え方が、少し分かってきたでしょうか?
また、意外かもしれませんが、心の病気は自分では問題が生じている事になかなか気づかない場合があります。
日常生活で対人関係や環境に何か問題や納得がいかない状況を抱えている場合、まずはそれが自分のメンタル面から生じている可能性はないか考えることも、時には大切です。
その場合は「病院に行ってみた方がよいかも」と考えること自体が、心の病気からの回復への大きな一歩になります。心の病気は治療が早期に開始できればできるほど、予後がより良好になりますので、普段からメンタル面への意識を高めておきましょう!
これは 精神科、神経科、心療内科、カウンセリング
と どれも 同じように 見えてしまう ので
わかりやすいなー と 保存しておいたのだが
他の 症状でも 皮膚科? 内科? 整形? 外科? など
どのジャンルに 自分の 気になってる事が 当てはまるのか?
例えば 皮膚科? かなぁ と思って 病院行ったら
血管絡んでるので 循環器とか・・・
そこは 病院の事情なども 絡んでくるので
やっぱ 自分で 調べても 調べまくって 全く違うとこに
たどり着いたり・・・ (。>_<。。)
そんな経験あるから なんだろなぁ ブックマークしてたのw
(๑◔‿ ◔๑) にょほ〜
自分のメンタル面に問題が生じている事に気付き、いざ、病院を受診してみようと思った際、行くべき診療科はどこなのか戸惑われないように、基本的なポイントを解説いたします。
中嶋 泰憲
執筆者:中嶋 泰憲
医師 / メンタルヘルスガイド
病院には行きたいけれど、何科に行けばよいかわからない!
気分の落ち込みが大きく、日常生活に大きな支障が出ている場合は、うつ病の可能性もあります 私達が日々の暮らしで受けるストレスは増える一方。成果主義に、勝ち組・負け組、自己責任など、私達にプレッシャーを与える言葉があふれていますね。それに、ストレスにさらされているのは大人ばかりではありません。子供達もまた、授業の補習やクラブ活動、受験対策などで時間に追われ、いじめなど深刻な問題もしばしば起こっています。
それに伴ってか、メンタルな悩みで病院を訪れることへの敷居は、一昔前と比べると大分下がってきているようです。病院へ気軽に行って、積極的にメンタルヘルスを自己管理する事は良いことだという空気も生まれてきているのかもしれません。
でも、自分が抱えている問題は何科にいけば解決するのか、意外と分からないものです。心の病気に対応してくれそうな名前の診療科には、「精神科」「神経科」「心療内科」「神経内科」「カウンセリング」など似たようなものが多く、どの科へ行くべきか分かりませんよね。
心に不調が生じた時に行くべき診療科について、詳しくご紹介しましょう。
「心の病気」なら精神科・神経科へ
簡単に言いますと、精神科と神経科は同じ。うつ病、不安障害といった心の病気全般が専門です。
内科と名の付く診療科は、基本的に体の病気が専門です。心療内科では胃潰瘍、喘息など「メンタル面の影響が大きい体の病気」が専門で、体の症状≧心の症状が目安です。
神経内科はパーキンソン病など神経系の病気が専門であり、基本的に心の病気とは関係ない事に注意しましょう。
また、病院とは別に、カウンセリングルームでカウンセリングを受けてみたい方もいらっしゃると思います。カウンセリング自体は医療行為ではありませんが、病院での薬物療法の補足にもなり、心の病気からの回復に有効です。心の悩みの相談にも適しています。
以上を表にまとめると、このような感じです。
精神科・神経科 心の病気全般が専門
心療内科 ストレスなど精神的な要因のある体の症状(胃潰瘍、喘息など)が専門。体の病気≧心の病気
神経内科 神経系の病気(体の麻痺、パーキンソン病など)を扱う所。間違えないよう注意が必要です
カウンセリング 心の悩み>心の病気
初めて受診される場合は、大学病院や総合病院など、多くの診療科の揃っている病院へ行く事をおすすめします。精神症状が出現する背景には、体内の生理機能に問題が生じている場合もあるからです。
例えば、甲状腺機能に問題が生じている時に気分が落ち込みやすい事はよく知られています。その際には、気分の落ち込みに対する治療だけでなく、原因疾患である甲状腺機能の治療も必要になるので、一箇所で治療できる総合病院の方が適しているのです。もし日頃からかかりつけの病院がある場合は、そちらで紹介してもらうのも良いと思います。インターネットやお知り合いからの情報も参考になるでしょう。
このケースは何科に行けばよい?
自分の精神的な問題には、なかなか気付きにくい場合があり、病院へ行く事を思いつく事も回復への大きな一歩です 具体的に起こりそうな悩みを想定して、その場合は何科を受診すべきなのか、以下でケース・スタディしてみましょう。
■ Case1 (30代男性)
最近、職場で昇進しました。同時に責任も重くなり、連日のように夜遅くまで残業。疲れを感じやすく、朝早く目が覚めるようになり、仕事中にイライラします。何もかも投げ出したい気になり、先日は勤務時間中に家に帰ってしまいました……。
→ 仕事に大きな支障が生じていて、強い気分の落ち込みを感じています。うつ病の可能性もありますので、精神科、神経科の受診が望ましいです。
■ Case2 (男子大学生)
試験やレポート提出の前には強い不安を感じます。持病の気管支喘息が悪化して、吸入器が手放せなくなる事もしばしばです。
→ 試験、レポート提出というストレスのために、体がアレルゲンにより過敏になってしまい、気管支喘息が悪化しやすい状態になっているかもしれません。不安症状と共に身体症状(喘息)も大きいようなので、心療内科を受診するのが良いでしょう。
■ Case3 (40代女性)
新居へ移ってから、なかなか新しい環境に慣れません。夜はなかなか寝付けず、次第に周囲に違和感を感じるようになり、近所の人達が立ち話をしていると自分の悪口を言っているような気がします。食欲はなく、気分は冴えません。
→ 気分の落ち込みがはっきりしていますが、被害的な考えは妄想に近くなっている可能性もあります。精神症状が主ですので、精神科・神経科が良いでしょう。
■ Case4 (帰国子女)
高校卒業まで海外で過ごしていました。大学入学後、仲間同士の輪になかなが入り難く、さびしさを覚え、海外での生活をよく思い出してしまいます。これからどうしていくべきか、将来への強い不安を感じます。
→ 新しい環境への適応をよりスムースにできるように、まずはカウンセリングを受けるのが良いと思います。
早めの病院受診は回復への第一歩
受診すべき科の考え方が、少し分かってきたでしょうか?
また、意外かもしれませんが、心の病気は自分では問題が生じている事になかなか気づかない場合があります。
日常生活で対人関係や環境に何か問題や納得がいかない状況を抱えている場合、まずはそれが自分のメンタル面から生じている可能性はないか考えることも、時には大切です。
その場合は「病院に行ってみた方がよいかも」と考えること自体が、心の病気からの回復への大きな一歩になります。心の病気は治療が早期に開始できればできるほど、予後がより良好になりますので、普段からメンタル面への意識を高めておきましょう!
これは 精神科、神経科、心療内科、カウンセリング
と どれも 同じように 見えてしまう ので
わかりやすいなー と 保存しておいたのだが
他の 症状でも 皮膚科? 内科? 整形? 外科? など
どのジャンルに 自分の 気になってる事が 当てはまるのか?
例えば 皮膚科? かなぁ と思って 病院行ったら
血管絡んでるので 循環器とか・・・
そこは 病院の事情なども 絡んでくるので
やっぱ 自分で 調べても 調べまくって 全く違うとこに
たどり着いたり・・・ (。>_<。。)
そんな経験あるから なんだろなぁ ブックマークしてたのw
(๑◔‿ ◔๑) にょほ〜
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