2021年01月17日
タンパク質をしっかりとることが必要
strong>・・たんぱく質をしっかりとることは食事の重要ポイントですが、「何からどれくらいとるか?」について考えている人は少ないのではないでしょうか。 私は、タンパク質は肉、魚、卵、豆などからバランスよく摂ることが重要だと考えています。もっと言えば、『週の半分は魚を食べる』ことが、様々な疾患を防ぐ健康投資につながります。 逆に、タンパク質を摂ろうとするあまり肉食に傾いてしまい、結果、体内に炎症を起こしている人が少なくありません。そこで、適切なたんぱく質摂取のために、本稿ではタンパク質と体内の炎症の関係を、そして魚の効用についてお伝えしていきます。
体調がすぐれないとき、検査結果として「炎症を起こしている」と言われることがあります。炎症とは、細胞が傷つくことで、炎症のレベルが上がると、あらゆる病気を発症しやすくなります。
次に炎症が引き起こす代表的な疾患を上げましょう。
●歯周病(歯周炎)
●関節炎
●膠原病
●アトピー性皮膚炎
●肝炎
●腎炎
●動脈硬化
●認知症
●がん
関節炎などは痛みがあるために炎症に気が付くことができますが、慢性的な炎症は自覚症状が少なく、内臓や血管などで炎症が起きた場合には痛みがないため感知することは難しくなります。例えば、心臓の血管で炎症が起きていると、やがて狭心症や心筋梗塞を併発する可能性があります。
これらの炎症を予防するためのポイントは二つあります。
まず一つが、今現在、体内に炎症が起きているかどうか検査することです。炎症の有無は、血液検査における「高感度CRP」で調べることができます。CRPとは、「C Reactive Protein/C反応性タンパク」のことで、体のどこかで炎症が起きると増加するたんぱく質の一種です。
高感度CRPの至適値は0・1未満です。通常のCRP測定では0.1mg/dl以下の量は県質出来ませんが、高感度CRPでは0.0001mg/dlまで測定することができます。
もう一つは、炎症を抑制する食べ物を摂り、炎症を促進する食べ物を避けることです。
炎症を抑える食べ物として、一番バッターに立つのは、なんといっても魚の脂です。
魚介類は「オメガ3系脂肪酸」と呼ばれるDHAやEPAなどの脂肪酸を豊富に含み、慢性炎症を抑制する働きを持つことが広く知られています。
私はタンパク質を摂るなら、魚を週に半分、そしてそれ以外で鶏、卵、豆を基本とすることをお勧めします。その理由は、肉食が過ぎると下記にお伝えした通り、炎症物質である【アラキドン酸】が体内に生成されて、体内の炎症が促進されてしまうからです。さらに、牛や豚の肉は腸内細菌によって発がん性物質を作るという報告やタンパク質としての肉類の摂取が増えると、特に男性の場合において死亡率の上昇につながるという報告があります。さらに、赤身肉の定期的な摂取が、腸内細菌が消化中に生成する福産物のひとつ「TMAO(トロメチルアミン」N-オキシド)」の血中レベルを上昇させ、同時に腎機能を低下させるといわれています。この病態は、動脈硬化と心疾患の合併症を引き起こします。
また、消化しきれなかったタンパ気質は大腸へと運ばれ、悪玉菌によってアンモニアなどの有害物質に変化します。アンモニアは腸管から吸収され、肝臓で無毒化され、腎臓を通って尿中に排泄され理仕組みがありますが、これらの臓器の負担を増やすことはいうまでもありません。
一方で、DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸を豊富に含む魚を定期的に食べることによって、体内の炎症を抑え、メンタルヘルスも適正化するという報告もあります。
これは、肉類を食べるな!といったたぐいの軽症ではなく、魚や大豆など他のタンパク源をバランスよく摂ることの重要性を説いているとご理解ください。
サバやイワシなどの青魚や鮭には、ビタミンDが取れるという大きなメリットがあります。ビタミンDには様々な健康効果がありますが、中でも体内の炎症を抑える働きもその一つです。ビタミンDはビタミンという名称がついていますが、その働きはほとんどホルモンと同様です。その化学構造が「ステロイドホルモン」に似ており、体内の炎症を抑える働きをします。
私の知り合いに、長年のアトピーに悩んでいた女性がいましたが、このはなしをするとすぐにビタミンDのサプリメントを飲み始め、間もなく改善したというケースがありました。
このほかにも、ビタミンDは丈夫な骨づくりに始まり、大腸がんや乳がんのほか、様々ながんの発症の抑制、、うつ病予防、風邪ウイルスへの抵抗力強化、風邪により鼻水・鼻づまりといった炎症反応の軽減、インフルエンザ予防…と、寝込んではいられないビジネスパーソンには必須の栄養素です。
現代人には不足しがちな栄養の代表でもありますのでビタミンD豊富な青魚や鮭を積極的に食べることをお勧めします。
体調がすぐれないとき、検査結果として「炎症を起こしている」と言われることがあります。炎症とは、細胞が傷つくことで、炎症のレベルが上がると、あらゆる病気を発症しやすくなります。
次に炎症が引き起こす代表的な疾患を上げましょう。
●歯周病(歯周炎)
●関節炎
●膠原病
●アトピー性皮膚炎
●肝炎
●腎炎
●動脈硬化
●認知症
●がん
関節炎などは痛みがあるために炎症に気が付くことができますが、慢性的な炎症は自覚症状が少なく、内臓や血管などで炎症が起きた場合には痛みがないため感知することは難しくなります。例えば、心臓の血管で炎症が起きていると、やがて狭心症や心筋梗塞を併発する可能性があります。
これらの炎症を予防するためのポイントは二つあります。
まず一つが、今現在、体内に炎症が起きているかどうか検査することです。炎症の有無は、血液検査における「高感度CRP」で調べることができます。CRPとは、「C Reactive Protein/C反応性タンパク」のことで、体のどこかで炎症が起きると増加するたんぱく質の一種です。
高感度CRPの至適値は0・1未満です。通常のCRP測定では0.1mg/dl以下の量は県質出来ませんが、高感度CRPでは0.0001mg/dlまで測定することができます。
もう一つは、炎症を抑制する食べ物を摂り、炎症を促進する食べ物を避けることです。
炎症を抑える食べ物として、一番バッターに立つのは、なんといっても魚の脂です。
魚介類は「オメガ3系脂肪酸」と呼ばれるDHAやEPAなどの脂肪酸を豊富に含み、慢性炎症を抑制する働きを持つことが広く知られています。
私はタンパク質を摂るなら、魚を週に半分、そしてそれ以外で鶏、卵、豆を基本とすることをお勧めします。その理由は、肉食が過ぎると下記にお伝えした通り、炎症物質である【アラキドン酸】が体内に生成されて、体内の炎症が促進されてしまうからです。さらに、牛や豚の肉は腸内細菌によって発がん性物質を作るという報告やタンパク質としての肉類の摂取が増えると、特に男性の場合において死亡率の上昇につながるという報告があります。さらに、赤身肉の定期的な摂取が、腸内細菌が消化中に生成する福産物のひとつ「TMAO(トロメチルアミン」N-オキシド)」の血中レベルを上昇させ、同時に腎機能を低下させるといわれています。この病態は、動脈硬化と心疾患の合併症を引き起こします。
また、消化しきれなかったタンパ気質は大腸へと運ばれ、悪玉菌によってアンモニアなどの有害物質に変化します。アンモニアは腸管から吸収され、肝臓で無毒化され、腎臓を通って尿中に排泄され理仕組みがありますが、これらの臓器の負担を増やすことはいうまでもありません。
一方で、DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸を豊富に含む魚を定期的に食べることによって、体内の炎症を抑え、メンタルヘルスも適正化するという報告もあります。
これは、肉類を食べるな!といったたぐいの軽症ではなく、魚や大豆など他のタンパク源をバランスよく摂ることの重要性を説いているとご理解ください。
サバやイワシなどの青魚や鮭には、ビタミンDが取れるという大きなメリットがあります。ビタミンDには様々な健康効果がありますが、中でも体内の炎症を抑える働きもその一つです。ビタミンDはビタミンという名称がついていますが、その働きはほとんどホルモンと同様です。その化学構造が「ステロイドホルモン」に似ており、体内の炎症を抑える働きをします。
私の知り合いに、長年のアトピーに悩んでいた女性がいましたが、このはなしをするとすぐにビタミンDのサプリメントを飲み始め、間もなく改善したというケースがありました。
このほかにも、ビタミンDは丈夫な骨づくりに始まり、大腸がんや乳がんのほか、様々ながんの発症の抑制、、うつ病予防、風邪ウイルスへの抵抗力強化、風邪により鼻水・鼻づまりといった炎症反応の軽減、インフルエンザ予防…と、寝込んではいられないビジネスパーソンには必須の栄養素です。
現代人には不足しがちな栄養の代表でもありますのでビタミンD豊富な青魚や鮭を積極的に食べることをお勧めします。
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