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2020年12月31日

コレステロール値は、むやみに下げない

LDL,HDLという検査項目は、総コレステロール値と並んで健康診断で必ず調べる項目になっています。LDLは悪玉コレスレロール、HDLは善玉コレステロールとも呼ばれますが、その意味について正しく理解している人は少ないようです。
 そもそもコレステロールには、善も悪もありません。コレステロール自体は、体の細胞を作る働きやホルモンや、ビタミンDなどの原料となる働きなど、極めて重要な役目があります。
 
 それではLDLやHDLとは、いったい何を指すのでしょうか?
 LDLとHDLは、コレステロールと中性脂肪を運ぶ(リポプロテイン)と呼ばれるたんぱく質でできた運搬トラックのようなものを意味します。LDLは肝臓から、抹消の細胞へコレステロールを運ぶ役割。一方のHDLは、抹消の細胞からコレステロールを肝臓へも毒働きをしています。
 食生活の乱れがあるとLDLが増え、生活習慣を改善するとHDLが増える仕組みがあります。
ただし、遺伝的にLDLが高く、HDLが低い状態になってしまう人もいるので、検査結果の判断については医師のアドバイスに従ってください。

 LDLが悪玉コレステロールと呼ばれる利用うとしては、LDLが高いと心筋梗塞など血管が詰まる病気になりやすいといわれてきたからです。しかし、最新の医学では、(高LDL=心筋梗塞)ではなく、『高LDL+炎症=心筋梗塞』という事実が解明されています。LDLが高いからといって、すぐに医薬品を服用しなくてはいけないことはありません。むしろ、炎症を起こさないような生活習慣を心がける必要になります。

LDLが高い場合には、まず現在の食生活や運動習慣など、生活習慣の見直しをしましょう。LDLを高くするのは、糖質や動物性脂肪の摂りすぎが原因です。
 一方、生活習慣の改善ではLDLコレステロールが下がらないという人もいます。こうしたケースでは『スタチン製剤』と呼ばれる、コレステロールを下げる医薬品がよく処方されます。
 スタチン製剤は大変優秀な薬で、面白いようにLDLコレステロール値を下げてくれます。その働きは、肝臓でコレステロールを作る酵素をブロックすることにあります。その種、副作用として肝臓で作られる(コエンザイムQ10)も作られなくなってしまいます。
 コエンザイムQ10は、体が作り出す抗酸化作用を持つ重要なさび止めですので、スタチン製剤を服用すると、筋肉障害のような副作用が県緒に出てしまう人もいます。
 恋したケースでは、かかりつけの医師江相談したうえに、スタチン製剤とは異なる方法でコレステロールを提げてくれる「ゼチーア(一般名=エゼチミブ)」という医薬品に切り替えてもらうことをお勧めします。<

▼血糖は【乱高下】を避ける
 血糖とは、体内を流れる血液中のグリコース「ブドウ糖」のこと。その濃度を指すのが「血糖値」です。私たちの体には、血糖値を正常に保つ党とする機能が備わっています。食後、食べ物から摂取した糖質の量に応じて上昇すると「(インシュリン」というホルモンが膵臓から分泌され、上がった血糖値を速やかに下げまる、というのが本来のシステムです。
 ところが、過食や偏食、不規則な生活、運動不測の状態が続くと、過剰な糖が血液中に停滞する『高血糖』を引き起こします。さらにこれが続くと、すい臓の機能が低下してインスリンの分泌量が不足したり、インスリン自体の効き目が弱まるなどして糖尿病を発症するといわれています。
 高血糖は避けるべきですが、前述の通り、低ければいいとも言えません。むしろ、血糖値が60mg/dl以下になる「低血糖」状態は、パフォーマンスを著しく落とします。集中力や思考力の低下、無気力、イライラ、めまい、冷や汗、手の震えなど、簡単に言うとでんちぎれの状態となります。

 血糖値を直接的に上げるのは糖質だけですから、食事の内容と取り方に正しく配慮すれば、血糖値の乱高かを避ける事はそう難しいことではないでしょう。そうした生活改善する前に安易に薬に頼ってしまうと、思わぬリスクを抱えてしまうことがあるため、注意が必要です。
 「薬を飲めばだいじょうぶだから」よく聞く言葉ですが、その大丈夫は今現在にしか適用しません。しかも、徐々にその大丈夫は心もとなくなり、最終的には大きな健康破綻が待っています。
 生活習慣を改めずに薬で症状をごまかし続けると、毎日借金で何とか間に合わせて、将来返せない膨大な負債を抱えることと同じです。あとで必ずつけが回ってきます。それは、命の漬けです。
 どうか健康に大きな損失を出すことなく、生活改善という投資を実践しながら、薬(借金)がいらなくなる体づくりを目指してください。/strong>
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現在は73歳でまだ現役で働いています。 マンション管理の清掃と一部管理業務を東京でしています。 元気で笑顔を忘れずに過ごすために健康維持のために、歩くことをこころがけています。