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2024年05月03日

性癖(本来の意味)

性癖って聞いてえっtな方だと思った人へ。
しゃあない。
誤用の方が広まりすぎた。
本来は意味はその人固有の癖を指す言葉。
じゃあ癖で良いじゃんと思ったけど、
癖は皆やってしまうこと、性癖は個人ごと、と範囲が違う模様。
こんな話したけど、この記事性癖って書かずに癖って書いている。お前。


思わずやってしまう癖というのは人に指摘されるまでわからないものだなと思ったことがある。
中学生時代、友人グループの中で一番のお調子者の提案で合コンでやってそうなゲームがいくつか行われた。
ほとんど覚えていない。
ぐだった覚えはある。
こんなことに記憶容量をほぼ使っていない自分を褒めるべきか。

何か暴露話をするのでは、という話になって一人ずつ「誰にも言っていない癖を告白する」発表することになった。イメージが貧困。
図書室で本を探すときは指で背表紙をなぞる、アポ口チョコはイチゴとチョコ別々に食べる、消しカスは捨てずに集めて練って塊にする、など。
アポ口チョコはちょっとわかるな、と思いながら聞いていた。
いざ自分の番。面白みのない癖を言ったか、何も思いつかなかったかでブーイングを受けた。
これ書いている今、本の話のやつにもブーイングしろよと思っている。
それで困っていたら友人が助け舟を出してくれた。

「こいつノートの文字消すとき、消しゴム使わず指でこすって消してるよ」
「えっ。きたな」
「うっせえ、消しカス野郎」
「どっちもどっちなんよ」

自分の番が終わって安心する中、言われてみれば指で文字消すのっておかしなことやってるなと気付かされた。

解散して帰り道、代わりに癖を友人によく見てるねと言ったら、「消しゴム出す間も惜しんで勉強しててえらいなーって思ってたから」と照れくさそうに言われた。
その場は、褒められた自分も照れてしまったことにして誤魔化した。
しかし内心は焦っていた。
美術の授業で消しゴムを使わなくてもこすれば消せるのではと思いついて以来、消しゴム出すの面倒くさがっただけなのだ。
友人の理想像(?)を壊すような真相がバレる前に、この癖は直した。

弁解すると、読み返す部分はちゃんと消しゴム使っていた。
途中式とか走り書きが指だった。
弁解出来てないんよ。

今は自覚している癖がある。
手持ち無沙汰のときに祈るように指を組む。
手遊びするなと叱られないようにやり始めたものだが、未だに続いている。
祈ってはいない。
頭の中であれこれ取り留めのないことを考えている。