鳩が輝くことない日々

残念ながら(？)やり方が正しいとかそういう話ではない。
肘までやるようなやり方見たことあるけど大変でやってない。
食品とか触る人たちは徹底してくれているんだろうな、ありがとう。

コロナのコの字も聞かなかった何年も前の話。
小学生時代の友人夫婦のところにお子さんが爆誕した。
見においでと言われていたので、首が座った頃に訪れた。

諸々のお祝いとごったにしたお年玉を持参し、いざ対面。
(お祝いの件伝えるまで0歳児用の額じゃないと笑われた)

天使がいらっしゃった。
パッチリした大きな目はお母さん譲りで、はっきりした顔立ちはお父さん譲りで、バランスがとても良い。
赤子相手にバランス言うなって話だけど、赤ん坊好きでも嫌いでもない人間が一瞬で「可愛い！！！」って思ってしまうレベル。
くそデカボイス出して怖がらせるわけにはいかないので内心で済ませた。

「抱っこしてみる？」
「いいの？」
「いいよ。むしろミルク作るからお願いしたい」

抱っこさせてもらえることになった。
一日三食じゃなく、一定時間おきに何回もミルクあげないといけないらしい。
その知識からなかった。子育てって想像してる以上に絶対大変。
やってる人とてもすごい。えらい。

「その前に手洗わせてもらって良い？」
「えっ」
「えっ？」

外からやってきた人間わい、赤さんに触る前に手洗いを申告したら驚かれた件。
話を聞いたら事前に手洗いしたい旨言ってきたのは自分が初めてだったから驚いたとのこと。
頭にないのか、あっても可愛さの暴力を前に忘れてしまうのか。
親御さんたちですら初孫にテンション上がって先に触るそう。仕方ない、のだろうか？

ともかくそんな感じで、大人になって初めて手洗いで褒められた。
赤ちゃん触らせてもらう機会があれば、事前の手洗い・消毒などするよう頭の片隅に置いておいて損はないのではないかと。