定期的に注文した料理が思ったよりだいぶ多かったことで評判になる某喫茶店を利用した。
期間限定メニューを頼んで持ち込んだ本を読んでいたら、急に斜め向かいの席が騒がしくなった。
見ると男子高校生二人組が会話に花を咲かせていた。
喫茶店でやかまs、声のボリューム調整ミスってるのって常連ぽい中年の方々だけだと思ってた。
高校生が仲間内で集まるならファミレスかカラオケのイメージ。そんなことないのか。
会話を楽しむために立ち寄ってる人だっているだろうし、多少の話し声は別にいい。
ちょっとでも嫌なら図書館行くし。最近席とれてないけど。
ずっとうるさいのはいただけない。
今日は早めに切り上げるかなと思っていたら、声が大きいので会話の内容が自然と届いてきた。
「この短編小説集マジで神だった。1000円くらいしたけど100倍の価値ある」
「わかる。同著者の他のもいいよ」
よく見るとひとりは片手に書店のブックカバーがかかった本を持っている。
まさか令和に読んだ本で盛り上がる高校生と遭遇出来るとは。驚いた。
しかも取り上げている本が直近自分が読んで面白かったと思った本だったので、嫌な気分は減った。
まあ、もう少し声量控えていただきたかったのは変わらないんだけど。