2020年04月10日
支えてくれるのは、やっぱり人でした。 人は独りで生きていけない
私が病気になり、落ち込んでるとき何を大事にしてたかと言うと、
諦めない
ということでした。
逆境もよし、順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
松下幸之助さんの名言です。
昔から偉人さんの名言を見ることはとても好きで、よく読んでました。
そのきっかけは私の友人たちです。
その友人は筋ジストロフィーという難病を患ってました。
であったきっかけは中学生の頃。
その友人たちは、母校の小学校へ講演会のため(ライブ)訪れてました。
音楽活動をしてたんです。六人で。
その時、私は
体育館の女子更衣室にいました。
小学校のときから落ち着ける場所でしたから
私は学校へいかず、潜り込んで聞いてたんです。なぜそうしたかは忘れたんですけどね(笑)その時に偶然に来てたんです。
筋ジストロフィーって、筋肉が徐々に衰える病気で、当時は20代前後で亡くなるという病気でした。
友人たちは、当時は10代でした。
電動車イスで、立ち上がることは出来ず指先で移動のみ。ベースだけが普通の車イスでした。
そんな友人たちがどんな演奏をするんだろうと思ったんです。
そのバンドにはボーカル、キーボード二人、ベース、ドラム、ギター。
皆さんが筋ジストロフィーなんです。
いざ演奏が始まったとき、今でも忘れません。素敵なメロディーのなかに純粋で、透き通った歌声。あんなに綺麗な声の人は未だに出会ったことありません。
驚きでした。テンポはゆっくりとしていても、優しさの中に、力強さ。歌詞も力強い。
そのバンドの名はGAOH-BAND
バンドの方々の名前の頭文字をとって名前をつけたそうなんです。
当時はCDも発売してたんですよ
でもまぁそれから会うことなく、なんのきっかけでかはこれもまた覚えてないんですが、
高校生になった私はまたこのGAOH-BANDとを知るきっかけがあったんです。
そして勇気を振り絞り会いに、
この方々が入院してた病院へ私の友人と会いに行ったんですよ。
アポなしに(笑)今では考えられない行動力!!失礼だろ!!って話ですけどね(笑)
まだ子供でしたので致し方ないことではありますが(笑)
でも相手側は驚きや嫌な顔せずに笑顔で私たちを受け入れてくれました。
私は、その方々の音楽について熱く語ったこといまでも覚えてます。
そしてなぜそんなにいい音楽をつくれるのか?ということも。
当時は和太鼓をしはじめてて感動を与えられるにはどうしたらいいのか??考えてたんです。なのでどんな気持ちで演奏してるのか?
色々と質問してました。
そうしていくうちに時間がたってしまい、時間が足りなかった。
なので約束をしました!
来週の土曜日に来ますと。
そして来週の土曜日、日曜日、月日がたち
いつのまにかとても仲良しになったんです。
いつも話すメンバーは三人と私と友人。
毎週日曜日に遊びに行き、
そして和太鼓の練習。
遊ぶお金は全て交通費のみ
後は皆で食べるお菓子などかな(笑)
散歩したり、お話ししたり色々と。
その過ごす時間がとても楽しくて、
私たちのお兄さん的な存在に。
いつも笑顔で話を聞いてくれて時にはふざけたり
そんな何気ない日々を今でも今でも思い出します。病気になった後が一番思い出すかな
お兄ちゃんたちはこのときどう行動するかな?どう考えるかな?って。
高校のときは健全だったので、
病院になっての心理というものを考えたことがなかった。
ハンデイがあり、誰かの支えがないと動けない。
でもお願いするにも躊躇してしまう。
一人の力で動けるならば、そうしたいって。
お兄ちゃんたちもそう感じてたはず。
お兄ちゃんたちは何か飲むにしろ食べるにしろ誰かにお願いしないと出来ない。
私たちはいつもお願いされてた。
飲みものお願いって。それがとても嬉しかった。心開いてくれてるからこそお願いしてくれてるんだって。
でも今の私は、
どうかというならば、出来ない。
なぜお兄ちゃんたちは、
出来てたんだろうって。
笑顔で話を聞いてくれる。
私は潜り込んでしまう。
なぜ出きるんだろうって。
今でも本当にこのお兄ちゃん達は隣にいてくれてて支えてくれる。
今は天国に皆いるんだけど、今でもずっとそばにいてくれてる。
歌声に魅せられそして仲良くなったお兄ちゃんたちには頭が上がりません。
今でもこうして支えてくれてるんだから。
お兄ちゃん達が亡くなってからの私は、どう過ごしていいか解らなくなり、こうして偉人さんの名言を見ることがおおくなったんです。その時に出会った名言が、
逆境もよし、順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
正にこれでした。お兄ちゃん達のそのもの。
自分たちにおかれた現状で、
自ずと身に付いたんだろうって。
今でも思い出すと寂しい気持ちで一杯になります。
大人になった私たちはどんな話をするんだろう。
私はきっと病気について悩みを打ち明けるんだろうなぁ。
こんなときはどう過ごしてる??とかね。
お兄ちゃん達も途中から発症したからすごく悩んだと思う。しかも小学生の時からだから余計に辛い気持ちは大人になってからよりも倍に感じたんだと思う。
いつかはこのお兄ちゃん達のお話を具体的に伝えます。
お兄ちゃん達が教えてくれたこの経験は、本当に素晴らしいことばかりなので
一度でいいから
自分達の和太鼓演奏見てほしかったな
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