うちのお母さんは、
何年にも及ぶおばあちゃんの介護をやりぬいた人だ。
毎日毎日、病院に行っては
おばあちゃんの身の回りのことやら、
なんやかんややって、
帰ってくるのはいつも夜７時とか･･･だったかな。
お買い物して帰ってきてたから。
このおばあちゃんはお父さん側のおばあちゃん。
お父さんにはお姉ちゃんが多い。
その人たちは何もしなかった。
何もしないのに、お母さんに文句ばかり言ってた。
ちゃんと知ってんだよ。
夜に泣いてたことだってあるんだから。
お父さんはお母さんを出来る限り守ってた。

そういうところを私はずっと見てきた。
私だけじゃなくて、私の兄弟も。

おばあちゃんが死んじゃったとき、
人一倍泣いてたのは、
何もしてないあの人たちだった。
いつまでもいつまでも。
親だからしょうがないけど。
そのときは正直言うとムカッときてたよ。

ご飯を食べてる時だったかな〜
兄弟の一人がぽろっと言った一言。

「これでもう、帰ったらお母さんが家にいるねんな？」

お母さんには痛い言葉やったらしい。
今でも忘れられないと。

介護は大変。
介護するほうにも、
その周りも。

おばあちゃんは病院にいたけど、
介護施設はいっぱいある。
当時はインターネットなんてほとんど無かったけど、
今は介護サイト(施設情報・介護保険)ケアケアっていうところがある。
介護施設の検索や、
介護保険のサービス施設の利用方法とか、
介護についてのいろんな情報が掲載されています。

特に、「介護が必要になったら」っていうコンテンツ。
介護保険制度をフローチャートで説明してくれています。
どこに申請するのか、
認定調査はどうなっているかなど、
わかりやすくなっています。

徐々にできてきた制度だから、
あのときにもあったら少しは楽だったんだろうか。

まだまだ知らない人のほうが多いだろうと思う。
いくら高齢化社会だと言われてても、
こんな保険制度があることなんて、
当事者でも知らない人が多いんじゃないかな。

介護して周りがツライと、
介護されている人にとってもツライこと。

介護サイト(施設情報・介護保険)ケアケアをうまく使ってほしい。
介護で悩むことのないように。