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【関屋記念2019予想/出走予定馬分析】中京記念で同期が証明した3歳マイル路線のレベルの高さを自らの勝利で改めて証明し、秋の大舞台で宿敵アドマイヤマーズへのリベンジを誓うのはアノ馬!?
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2019年8月11日(祝)
新潟競馬11レース
第54回 関屋記念(G3)
新潟芝1600m
《関屋記念2019》
《レース展望》
直線が平坦の新潟コースに対して急坂が待ち構える中京コースといった違いこそあるものの、同じ左回りコースで直線の長いコースで行われるといった酷似したレースの性質が影響してか毎年中京記念からの参戦馬が多い傾向が強い近年の関屋記念ですが、中京記念の好走馬が必ずしも関屋記念で好走するといった結果にならないのは覚えておくべきポイントと言えるでしょう。もちろん馬場状態や微妙に異なるメンバー構成、さらには道中のペースの違いなど様々な要因が複雑に影響しているのは間違いないでしょうが、その中でも最も大きな影響を与えているのは中京記念が『ハンデ戦』であるのに対して関屋記念が『別定戦』といった違いであるのは間違いないと思います。既に重賞実績の豊富な馬が中京記念に出走すると重いハンデを背負わされやすいことに加えて梅雨時期の力のいる馬場状態も影響してか凡走することが多くなっているものの、年間通じて野芝で開催されるだけでなく夏場で雨が少ないこともあって開催が進んでも比較的良好な馬場状態で開催することが多い関屋記念は実績上位馬が順当に好走することが多く、前走安田記念組が【2・1・0・6】、前走NHKマイルカップ組も【1・0・1・3】と前走G1を使っている馬が高い好走率を残しているのが何よりの証明と言えるでしょう。ちなみに、同レースは良好な馬場状態で行われることもあってか非常に速い勝ちタイムになりやすいといった傾向があり、その中でも『1分31秒台で勝利した馬がG1で好成績を残している』といったポイントは要注目と言えそうで、07年に1.31.8で完勝した1人気1着カンパニーが2年後の8歳時に天皇賞・秋→マイルチャンピオンシップと連勝したのを筆頭に、12年1.31.5のレコードタイムを記録した1人気1着ドナウブルーも同年のヴィクトリアマイル2着だけでなく秋のマイルチャンピオンシップでも3着に好走、さらに昨年3歳牝馬ながら1.31.6で制した1人気1着プリモシーンも今年のヴィクトリアマイルで2着と好走しており、1分31秒台で同レースを完勝できる馬はG1級の能力を持っていると断言していいかもしれませんね。
《関屋記念2019》
《予想オッズ》
@人気 ケイデンスコール 5.1倍
A人気 ミッキーグローリー 5.4倍
B人気 サラキア 6.2倍
C人気 ソーグリッタリング 8.1倍
D人気 ロシュフォール 9.0倍
《関屋記念2019》
《出走予定馬分析》
ケイデンスコール(牡3)
騎手:石橋脩 調教師:安田隆(栗東)
主な勝鞍:新潟2歳ステークス(G3)
NHKマイルカップ(G1)2着
新馬戦こそ後に朝日杯フューチュリティステークス、NHKマイルカップとG1を2勝するアドマイヤマーズにハナ差屈しての2着でしたが、続く未勝利戦を完勝して1番人気で迎えた新潟2歳ステークスでは直線大外一気の極端な競馬ながらまとめて差し切り重賞初制覇を飾りました。その後休み明けで臨んだ朝日杯フューチュリティステークスで13着大敗、年明け初戦の毎日杯も4着と連敗したことで14番人気と大きく人気を落とした前走のNHKマイルカップでしたが、直線ゴチャつく内を尻目に大外を真一文字に猛追すると先に抜け出したアドマイヤマーズには届かなかったものの2着と激走し、G1級の能力を自らの走りで証明しました。休み明けで明らかに本調子になかった朝日杯フューチュリティステークスを除けば全レースでメンバー中最速の上がりを使っているように溜めれば確実に伸びる末脚が最大の武器で、NHKマイルカップ10着グルーヴィット、14着クリノガウディーの3歳馬2頭が中京記念でワンツーフィニッシュを決めたことから古馬相手でも十分通用するのは間違いないでしょう。新潟1600mで2戦2勝に加えて【左回りコースで連対率100%】の実績を加味してもコース適性は抜群と言えそうで、ここはキッチリ好結果を残して秋の大舞台に向かってほしいところですね。
3歳マイル路線トップクラスである
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オールフォーラヴ(牝4)
騎手:和田 調教師:中内田(栗東)
主な勝鞍:米子ステークス(OP)
忘れな草賞(OP)
3歳時には3戦目で出世レースである忘れな草を勝利したもののその後のG1戦線では結果が残せず、今年に入っての1600万条件戦でも13、8着と5戦連続掲示板外が続いて深刻なスランプに陥っている印象が強かったですが、8番人気まで評価を落とした2走前の錦ステークスを道中中団インから直線大外を力強く伸びて差し切りオープン入りを果たすと、前走の米子ステークスでは牡馬相手に一転して2番手追走から直線早め先頭の正攻法の競馬で押し切り完全復調を印象付けました。先行する競馬でも控える競馬でも結果を残しているように脚質に自在性があるのは大きな武器で、気性面で前向き過ぎる面があることから流れが速く掛かる心配の少ない1600mの距離もプラスに働いているのではないでしょうか。どちらかと言えば瞬発力よりは長くいい脚を使うタイプだけに末脚のキレが求められやすい新潟外回りコースに一抹の不安を残すものの、完全に立ち直った今の状態であればここで重賞初制覇を飾っても不思議ない1頭だと思います。
サラキア(牝4)
騎手:丸山 調教師:池添学(栗東)
主な勝鞍:エプソムカップ(G3)2着
ローズステークス(G2)2着
3歳春はトライアルで連続4着と優先出走権を獲得できずクラシック本番には出走が叶いませんでしたが、夏の500万条件戦を完勝するとその後はローズステークス2着から秋華賞4着と強敵相手に好走し、世代上位の能力を証明しました。今年に入っては京都金杯7着、阪神牝馬ステークス10着と展開面も含めてやや不完全燃焼の競馬が続きましたが、丸山騎手に乗り替わって牡馬相手の前走エプソムカップでは好スタートからデビュー以来初となる逃げの手に出てスローのマイペースに持ち込むと、直線雨で力のいる馬場となったのも苦にせずしぶとく粘り通して2着と好走して低評価を覆しました。これまで後方から差し一辺倒の脚質から展開面の不利を受けることが多かっただけに、前走結果的に逃げる競馬でも十分対応できたのは大きな収穫と言えそうで、溜めれば確実に脚を使えるのはこれまでの成績から証明済みで初となる新潟外回りコースも十分対応可能だと思います。これまでの好走が1700〜2000mに集中しており、これまで【1・0・0・3】と本質的に短い印象の1600mの距離は気になるものの、能力的には十分好勝負可能な1頭ではないでしょうか。
リライアブルエース(牡6)
騎手:吉田豊 調教師:矢作(栗東)
主な勝鞍:福島テレビオープン(OP)
中京記念(G3)3着
デビューこそ3歳4月と遅く、その後も体質的な弱さもあって長期休養を挟みつつオープン入りを決めたのは5歳春となりましたが、そこからは順調にレースを使えるようになったと同時に重賞挑戦2戦目となった昨年の中京記念では道中速い流れに苦労する面を見せつつも、直線長くいい脚を使って3着と好走して潜在能力の高さを証明しました。その後重賞では5戦連続掲示板外とややクラスの壁を感じさせる内容でしたが、リステッド競争を3→2着と好走して迎えた前走の福島テレビオープンでは平均ペースで1、2番手の馬が2、3着に粘る前残りの展開をメンバー中唯一34秒台の末脚で差し切り、完全復活を印象付けました。6歳馬ながら3〜4歳時に無理をさせなかったこともあってかキャリアは20戦とそれほど多くなく、その分まだ上積みが十分残されているのは大きな魅力と言えそうで、前走賞金加算が出来たことで予定通りのローテーションが組めるようになったのも調整面を考えれば僥倖と言えるでしょう。長くいい脚が使える反面加速までに時間を要するタイプだけに、瞬発力勝負になりやすいことに加えてこれまで【0・0・0・3】の新潟コースに不安を残すものの、先行争いが激しくなるようであれば要注目の1頭になりそうですね。
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【◎ケイデンスコール】
前走のNHKマイルカップでは共に出遅れ気味のスタートだったグランアレグリア、アドマイヤマーズの人気2頭を尻目に抜群のスタートを切りながらも意識的に後方まで下げ、直線大外に持ち出されて坂を上ってからの伸び脚は目を引くものがありましたが、最後アドマイヤマーズと脚色が一緒になってしまったのは現時点では底力の差と言えそうです。2走前の毎日杯でも見せたように後方から競馬を進める馬にしてはスタートセンスが抜群であるのは大きな武器で、溜めれば確実に伸びる末脚は今回初対戦となる古馬相手でも十分通用するのは間違いないと思います。中途半端に距離ロスを意識して内々を回る競馬よりは大外に持ち出した方が伸びるだけに直線が長い新潟外回りコースは絶好の舞台と言えそうで、ゴール前どうしても甘くなってしまうように脚の使いどころが難しいタイプではあるものの、3歳マイル世代のレベルの高さも加味した上でここは本命評価にしたいと思います。
おすすめ軸馬 199戦164勝(186/199)
勝率82.4%馬券圏内率93.4%
気になる軸馬 284戦215勝(263/284)
勝率75.7%馬券圏内率92.6%
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