僕は味覚障害ですので
オーガニックのお店の食レポを書き綴っていると、
読者の方々から「彼は食通だの」「グルメだの」
いろいろと嬉しい誤解が寄せられてきました。。。
けれども残念ながら、僕はかなりの味覚障害があるようです。
だから、このブログで僕が「美味しいっ!」という表記をしていても、鵜呑みにして真に受けないでいただきたいのです。
それから、特にビーガンのお店の記事で
「おいしい」とか「スゴい」という表記があった場合、
化学調味料や動物性油脂などを使っていないにも関わらず
「これだけのコクを引き出している!」的な意味での「おいしい」とか「スゴい」だったりしますので、
世間一般の飲食店で供出される料理を食べなれておられる方々にとっては
「どこか美味いんだぁ?」と疑問を抱くかも知れません。
まあ、そういった前提条件があっての表記だということを考慮して
ご拝読いただけますと幸いです。 クドくて恐縮ですが、僕はグルメではありませんし、食通などでもありません。
僕の味覚障害についてですが、謙遜とかそーゆーのじゃありません。
僕は2018年春頃まで食品添加物・化学調味料まみれの
食生活を何年も続けていました。
「食事などは飢えをしのげればそれで十分だ!」という考えでしたので、
時間や労力を費やすのもったいないことだと思っていました。
なので、ゆっくり食事をすることなく、すぐ食べられて、飢えをやり過ごせればよかったのです。
なので、結果としてファーストフードでの食事だったり、
インスタント食品がメインになっていました。
ですから、かなり深刻な味覚障害におかされている可能性が高いのです。
例えば、周囲の人が「このお米、美味しい!」と感嘆していても、
僕には他のお米との違いがサッパリわからないことが多かったです。
また、水の味なんてものもサッパリわかりませんでした。
(奇跡的にコーヒーやワイン、日本酒の味だけはなぜか敏感だったけれど…) 以前にもチラッと書きましたが30代前半のOLさんが
「セブンイレブンのお惣菜やお弁当がイチバン美味しい!」
と話していたのを聞いて
「自分はそれさえ知覚できない・・・」と楽しいショックを受けたほどでした。
なんせセブイレブンのお弁当と、サークルKサンクス、デイリーヤマザキ・・・等々の
お弁当を食べ比べても違いは判りませんでした。
それほど味覚をマヒさせてしまっていたようです。
以前の僕は三食の食事はほとんどコンビニ弁当やお惣菜。
もしくはインスタント食品ばかりでした。
ほとんどジャンクな食事です。
なかでも、大好きだったのは、
・NISSHINのシーフードヌードル
・NISSHINヤキソバ UFO
本物の焼きそばはあまり好きではなく、
カップにはいった即席麺のヤキソバ(←焼いてないじゃん!)
ペヤングはソースの味が嫌いでした。NISSHINヤキソバ UFOは今でも強烈に食べたくなる時があります。
・明星 中華三昧のラーメン
・マルちゃん 緑のたぬき
ライバル商品で日清どん兵衛があるけれど
汁が甘くて嫌いでした。
緑のたぬきや赤いきつねの汁はほんのり酸味が効いていて好きでした。
カレーも現在のようなヘルシーなカレーでなく、
動物性油脂と化学調味料(特にグルタミン酸ナトリウム)がこんもりはいった
コクのあるカレーが好きでした。
レトルトのカレーでは約40年くらいハウスのククレカレーを食べ続けてました。
まだ小学生の頃、伊藤蘭の
「おせちもいいけど、カレーもねっ」
という格言をずっと守り続けた結果です。
なので、当然アンチ「ボンカレー」派。 (わざわざ動画を掲載する必要はないんだけれど。。。)
また、立ち食いソバの人気店「文殊」のかきあげそばは
週に3度は食べてました。
ここの汁もかつお出汁が酸味を引き出し(いわゆる「かえし」)ていて
まったく飽きませんでした。
あまりに頻繁に通ってたものだから、僕が食券を買う前から
店員がかきあげそばを作り出す始末。。。
それでも、小諸そば 富士そば ゆで太郎 箱根そば
などのチェーン店に比べたら格段に美味しいと思うのだが。。。。
話はそれてしまうんだけど、SPAの記事などは
かなり信ぴょう性が低い。
各チェーン店から広告料をとって記事にしているにすぎません。
ホント、SPAって媒体はあのいい加減な習慣が自浄できない。
話を戻して。。。
そんな食生活を何十年も続けてきたために
すっかり筋金入りの味覚障害になってしまったのでしょう。
ついでに、当然というか血液はドロドロになり
2018年には7度目の脳梗塞を発症してしまいました。。。
そんなんだから、僕の味覚障害はかなり深刻だろうと思われます。
なので、このブログで僕が「マズい」「美味しい」と表記しても
くれぐれも鵜呑みになさらないで下さい。
で、今回の記事でのもう1つのテーマ。
Well噛む(うぇるかむ)食事法について書いておきましょう。
読んで字のごとくWelcomeをWell(よく)と噛むを足した
単に語呂合わせのくだらない造語なだけで、
特別な食事法ではありません。
「ただ、よく噛んで食べましょう!」というだけのものです。。。
よく一口30回とか60回は噛みましょう・・・なんてことを訴える方もいますが、
Well噛むでは、食べ物の原型が完全になくなるくらいまで・・・
といった定義が曖昧な程度の回数です。
例えば、人参のラぺでしたら、人参の破片が歯に当たらなくなるくらいまで噛む。
酵素玄米だと、白米部分が完全になくなって、歯に当たるのが
玄米の皮だけになるくらいまで噛む。
よく噛むことでいくつか効用というかメリットもあるようです。
・顎の運動にもなるため、脳に適度な刺激が伝わる
・噛んでいる間に唾液が分泌され、
その唾液がかなりの種類の毒素を相殺してくれる
・胃の消化の負担が減る
・満腹中枢が刺激され、満腹感が得られる。
よって食事量が少なくなる。
などとなど。
唾液が毒素を相殺というか緩和してくれる…って効果は本当なのかどうかは
なかなか客観的なデータはみつけられませんでしたが、
まんざらウソでもなさそうに感じます。
(※ただし、そうした毒素というのは、植物が自衛の手段として有している自然の毒素などで、
化学物質などの毒素は唾液でどの程度まで相殺されるのか・・・あまり期待はできないでしょう。)
また、よく噛んでいる間に
味覚障害の僕でもある程度の味が認知できるようになりました。
そうなってくると、食事はただ美味しいだけではなく、
「面白い」という付加価値がでてきます。
「ああ、トマトってこんな味も隠してたんだぁ・・・」
「レタスにも甘味ってあったんだぁ・・・」とか。
こうなってくると、その面白さを体感したくなってくるので、
ドレッシングなどの味が邪魔に感じてくるので、
かけなくなったり、少量で済むようになります。
Well噛むは、野菜や玄米だけではなく、
特に無添加パン
(定義が曖昧なんだけど、最低限、生地にショートニングや化学的性製油を使用していない。
また防腐剤や化学合成した発酵材を使用していない。
砂糖まで言及すると際限がなくなってしまうけれど、精製した白糖や人工甘味料なども無添加パンの定義としてもちいる方もいる)を食べる時は、特におススメしたいくらいです。
無添加パンは、食べた方はお判りのように、
口溶けが悪い(よく言うと食べ応えがある)ので、
無添加パンほど
Well噛むはおススメです。
(玄米をWell噛むする詳細については)山崎の食パン『超芳醇』とか敷島製パンPascoの『超熟』、
乃が美の『「生」食パン』などはインチキなパンであることが実感できます。
(インチキという言葉が悪いなら、パン風・遺伝子組み換え小麦化学添加物仕立て食品でしょう。)なぜなら、
Well噛むすると、それらのパンもどきは、
唾液によってすぐに溶けてしまい「芳醇」でもなんでもないのを体感するからです。
まぁムズかしい話は抜きにしても、よく噛んで食事をすることは、
時間がかかってしまうデメリットくらいで、
ほぼほぼ良いことの方が多いと考えても良いでしょう。