2023年03月09日
舞台観劇 血の婚礼
あらすじ
一人の女をめぐり、二人の男が命をかけて闘う愛の物語
舞台はスペインのアンダルシア地方
婚約した一組の若い男女が互いの家族の期待を背負い、結婚式を迎えようとしていた
街は祝福モードなのに、花嫁の表情はなんだか暗い
そんな結婚式に参加してきたのは、花嫁の昔の恋人だった
彼はなんのために参列したのか
数奇な血の宿命、言葉では説明つかない愛と衝動…絡み合う事象が、ドラマを生むこととなる
ーーーーー 「血の婚礼」公式ページ参照(https://horipro-stage.jp/stage/chinokonrei2022/)
感想
ホリプロステージ・血の婚礼 シアターコクーンにて観劇しました。
実際に起きた事件を元に1932年にフェデリコ・ガルシーア・ロルカによって執筆された舞台。
話の内容が魅力だったというよりは、出演者が魅力的だったのでついチケットを購入してしまいました。
なんといってもかつての日向翔陽と影山飛雄なんですから!抜群のコンビネーション間違いなしです!
ここでピント来ない方にさらっと説明しますと、2015年より上演開始されたハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の初代キャストであり、その中でも二人はバディだったんです!
それが今回は、一人の女性をめぐり闘うライバル役…
全く違う二人の掛け合いがみれるとわかり、早速チケットを購入してしまい、ワクワクが止まりませんでした。
物語の内容はやはり濃いもので、本当にこんなことが実際に起きてしまったんだなと衝撃的なものでした。
そしてなんといっても今回席はB列。シアターコクーンではA席の前にXA,XB,XC席があるので、実質前から5列目。
それでも今までで一番近い席で観劇。
舞台が始まり、花道を通って安蘭けいさんと須賀健太さんの登場。
「ドンっ。」
全体的に独特な世界観がさらに悲劇的な場面を作り出してるように感じました。
現実と非現実な世界の絶妙すぎる融合。なかなか味わうことができない世界観で、大満足。
物語はいつもよりヘビーで、息を呑む場面も多々ありました。
面白かった、では言い表せない舞台でした。
さらには、役者さんから伝わる熱気。
それが直接、生身の人間がむき出す熱情と結びついているように感じました。
それくらい、狂気に満ち溢れていました。
「愛」という実態のないものがここまで人を壊してしまうのか、と。
人間というのは、感情で生きている生き物なんだ、と改めて実感し、そして、感情というのはとても素晴らしいものだけど、それが人間という生き物自体を支配しているようにも感じ、恐怖も感じました。
たまにはこんなに現実的な舞台も良いですね!
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