ラインの種類

海釣りで使用するラインの種類について説明しましょう。

基本的な知識がないとライン一つを選ぶにしても悩まなければなりません。

まず、素材の種類からです。

ナイロン、フロロカーボン、PEラインがあります。

ナイロンは聞いたことがあるかもしれませんが、後の二つは釣りをする人でなければ知らないでしょう。

どれも合成繊維ですが、硬さが違います。

ナイロンや柔らかく、しなやかで癖がつきません。

PEラインはナイロンよりさらに柔らかい特性があります。

フロロカーボンは非常に硬く、直線性のあるハリスで使用されます。

また、比重が違います。

フロロカーボンは重いため、水に入れると沈んでしまいます。

PEラインが一番軽く、海では浮かんだ状態となります。

ラインの伸びも違います。

ラインが伸びるということは獲物がラインを引っ張る時に竿にどれだけの力がかかるかということに関係します。

つまり、ラインが伸びれば竿には手ごたえがありません。

小さな獲物の場合、かかっていることさえわからなくなるのです。

PEラインは伸びが少ないため、感度重視の人が好んで使用しています。

特性としては吸水性や耐光性も重要です。

いずれにしても、自分がどのような海釣りをしようと考えているかによって、ラインを選ばなければなりません。

そのための基礎知識としてぞれぞれの違いを知っておくのです。

もちろん、購入する時には号数を指定して、ラインの太さを変えます。

ライン自体は消耗品ですから、いろいろな種類を試してみることをおすすめします。