しかし、弾性があるため折れることなく元に戻ります。
この性質は釣り竿の素材によって変わります。
これが釣り竿の選び方を難しくしているのかもしれません。
つまり、弾性がどれくらいあればいいのかを判断するのは簡単ではないのです。
魚をかけて、釣り上げた時に初めて適正な弾性かどうかがわかります。
つまり、購入して使ってみなければ、数字だけで判断できないのです。
もちろん、長年釣りをやってきた人は感覚的に理解しているでしょう。
初心者の場合は糸に錘を付けて少し振ってみましょう。
どのような曲がり方をしますか。
釣り竿は先の方が細くなっていますが、弾性は一定ではありません。
曲がる位置が先の方、中央、手元に分かれていて、それを調子と言います。
適当になっているわけではなく製造元が意識的にずらしています。
つまり、使用用途によって調子を変えた方がいいのです。
ただ、自分の好みもありますから、自分がいいと思った弾性の釣り竿を選ぶことがベストな選択と言えるでしょう。
インターネットなどでは選び方が詳しく書かれています。
弾性の違いによって釣りの状況も変わります。
例えば、魚のアタリを知るためには釣り竿から伝わってくる動きを感じなければなりません。
柔らかすぎると伝わりにくくなるのです。
適度な強さが必要です。
結局のところ、自分がどのような釣りを楽しみたいかによって釣り竿の選び方は違ってきます。
初心者はまだ、そこまで意識していませんから、使いやすい釣り竿で十分なのです。