2014年07月24日
【カプコン】モンハン頼み限界 カプコン、買収危機より深刻なソフト不足
カプコンが、新たな看板ソフトを打ち出せていない。開発の遅れや市場の先読みにつまずいているためだ。
ゲームソフト大手のカプコンが、新たな看板ソフトを打ち出せないという課題に直面している。開発の遅れや市場の先読みにつまずいているためで、このままでは国際競争に後れを取る恐れも否めない。
新作不発
カプコンといえば、6月の株主総会で会社提案の買収防衛策を否決されたことが波紋を広げた。ただ、それ以上に気になったのは、総会と同じ6月に米国で開かれた世界最大のゲーム見本市「E3」で、目立った新作ソフトをついに発表できなかったことだ。
ファンの間では「バイオハザードの新作か」との期待も高まっていただけに失望が広がった。海外メーカーは大作ソフトを多数発表しただけに、カプコンの存在感低下が際立った。
海外では2013年11月に発売された据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」が絶好調で、欧米の各メーカーはPS4向けのゲームを充実させている。しかし、カプコンは小規模のダウンロード専用ゲーム以外にまだPS4でソフトを出せていない。
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