2014年09月25日
iPhone 6/6 PlusのSIMはAndroidスマホでも使える?――ドコモ、au、ソフトバンク端末で確認してみた
iPhone 6とiPhone 6 PlusのSIMは、同じキャリアのnanoSIMを採用しているAndroidスマートフォンでも使い回せるのだろうか? 3キャリアのiPhone 6とAndroid端末で確認してみた。
「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」は、iPhone 5sに引き続き、SIMカードは「nanoSIM」を採用している。auとソフトバンクでは、最近はAndroidスマートフォンでもnanoSIMを採用している機種が増えているが、iPhone 6/6 PlusのSIMを同キャリアのnanoSIM対応Android端末に挿し替えて使うことはできるのだろうか?
まずドコモの場合、現在nanoSIMを採用しているAndroidスマートフォンは発売されていないため、実際に試すことはできなかった。広報部に確認したところ、「iPhoneのSIMカードは、規格上は独自仕様ではないが、Androidで使えるかは現時点では分からない」との回答だった。
では、iPhone 6/6 PlusのnanoSIMにアダプターを装着してmicroSIMにした場合はどうか? ドコモ版iPhone 6のSIMにmicroSIM用のアダプターを装着し、「Xperia Z2 SO-03F」に挿し込み、APNで「spモード」を選んだところ、「NTT DOCOMO」と表示はされるが、通信はできなかった。nanoSIM対応のAndroidスマートフォンがドコモから登場しても、iPhoneとSIMを使い回すことはできなさそうだ。
auでは、iPhoneとAndroidスマートフォンのnanoSIMは互換性がある。au版iPhone 6のSIMを「HTC J butterfly HTL23」に装着、またHTL23のSIMをau版iPhone 6に装着したところ、問題なくLTE通信ができた。KDDI広報部に確認したところ、「iPhone 6とLTE以降のAndroid(nanoSIM対応機)であれば、問題なく利用できる」とのこと。SIMを使い回しても、通信はパケット定額サービスの対象となることも確認できた。
ソフトバンクの場合、iPhoneとAndroidスマートフォンのnanoSIMは互換性がない。ソフトバンクモバイル広報に理由を確認したところ、「iPhoneとAndroidスマートフォンでは一部で異なる料金プランを採用しており、パケット定額の対象にならない恐れがあるため」とのことだった。
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