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2020年03月07日
元気が出るミュージカル映画、70年代ポップス、ABBAの『マンマ・ミーア!2』は必見!
辛いとき、悲しいとき、引きずっているものをとにかく吹っ切って前に進みたい時ってありますよね!
そんな時、元気の出る音楽は最高!
そして、元気になる映像も一緒にあればもっと素敵、それがミュージカル映画です。
映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は、ご存じでしょうか。
同名の前作の感動をさらにバージョン・アップさせ、続編として製作されたのがこの映画です。
全編を流れる楽曲は、すべて70年代、80年代ポップスを代表するABBA。
紺碧の空に下に光る真っ青なエーゲ海、その孤島で繰り広げられるロマンスと友情物語にしばし没頭してください。
見る人を必ず元気にしてくれる、そんな映画を紹介しましょう!
あらすじ・前作からの経緯
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/MammaMiaMoviejp/)
前作『マンマ・ミーア』は、主人公ドナ(メリル・ストリープ)の娘ソフィ(アマンダ・サイフリッド)が、自分の結婚式に3人の父親候補を招待したことからスタート。
実は、ソフィは自分の本当の父親が誰かを知らなかったのです。
母親ドナは3人の素晴らしい男性とそれぞれ思い出があることをソフィは知っているのですが、結局誰が自分の本当の父親かは明かしてくれません。
結婚式に3人を招待することで、本当の父親を見つけようとしたのでした。
さて、本作の続編では、時はさかのぼり若き日のドナ(リリー・ジェームズ)が紹介されていきます。
もともと奔放な性格であったドナは、学校を卒業すると同時に一人旅に出て自由を満喫するのでした。
あらすじ・ここが見どころ
◇開放された、若き日のドナの決心!
ここは、エーゲ海が望めるギリシャ伝説の小さな島にあるホテル。
ソフィにとってこのホテルは、母親ドナが苦労してオープンした思い出のもの。
あとを受け継いだソフィは、今度、そのホテルを新しく改装することになったのですが、やはり思い出すのはドナのこと…。
このイントロがあったあと、映画は若きドナにスポットが当たります。
良い思い出をいっぱい作るために、一人旅に出たドナ。
最初に訪れたのはフランス・パリ。そこで、一途で真面目な青年ハリー(大人役:コリン・ファース)に出会います。
ひたむきなハリーに、ドナはすぐに恋に落ち一夜を共にします。
◇目指したのはギリシャの孤島!
しかし、ドナが目指していたのはギリシャ伝説の島、カロカイリ島。(ちなみに、実際のロケ地はスコペロス島です。)
目的を忘れず、翌朝ドナはハリーに置手紙を残し彼の元から去ってしまいます。
港でカロカイリ島行きのフェリーを待つドナ。
そこで、ヨット乗りのビル(大人役:ステラン・スカルスガルド)に出会います。
プレイボーイだった彼は、自分のヨットでドナを島まで送ってあげるとアプローチ。
紺碧の空の下で、二人だけのクルージングが始まりますが、しっかりビルはドナを誘惑。
ABBAの音楽がムードを盛り上げます。
◇島に着いた時、運命の出会いが!
島についたドナが最初に見つけたのは、島の丘の上にある古びた家。
廃墟同然の家の中で見つけたのは、繋がれたまま苦しんでいる一頭の馬でした。
なんとか助けてあげたいと思うドナに、通りすがりのサム(大人役:ピアース・ブロスナン)が近づき、一緒になって馬を解放してあげることに。
ドナは、彼こそ運命の男性だと直感します。
◇改装オープンを間近にひかえたホテルで…
さて、場面は再び改装オープンの準備に忙しいソフィに。
しかし、ホテルはとんでもないことになっていました。
オープンを直前にした大嵐で、準備したものが次々と壊れていったのです。
途方に暮れるソフィを助けてくれたのは、ソフィが改装オープンで、再び招待状を送っていた父親候補たち。
彼らは地元の島民たちを船に乗せ、応援に駆けつけてくれたのです!
クライマックスからエンディングへ
映画のクライマックスを盛り上げる曲は、もちろんABBAのスーパーヒット曲「ダンシング・クイーン」!
みんなの協力をもらい、やっと改装パーティにこぎ着けソフィの喜びもひとしお。
そして、3人の父親候補たちが交わす言葉から、本当の父親が誰かもわかってきます。
これでハッピーエンディング?と、そんな時ソフィが招待しなかった女性が…。
スーパースターの彼女が、映画の締めくくりを最高に盛り上げてくれますので、ぜひ、お楽しみに!
感想とおススメ度
ミュージカル映画は、歌と映像と素晴らしいキャストたちのテンションが調和した時、最高に楽しめます。
ギリシャの海をバックに、リリー・ジェームスの歌う曲、若きドナの友人たちのバンド演奏、ホテルスタッフの合唱など本当に見どころがいっぱい!
見終わった後には、さわやかな爽快感をきっと感じることでしょう!ぜひ、見てほしいおススメ作品です。
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元気の出るミュージカル映画:『キャッツ』(映画マガジンの姉妹サイト「洋画のレタス炒め」)
2019年11月18日
音楽映画がブーム。ビートルズを知らない人に贈る『イエスタデイ』は、意外と泣ける!
ビートルズ映画?
なにそれって感じですが、今、映画は音楽とのシナジー効果を狙った音楽映画がちょっとしたブーム。
フレディ・マーキュリー(クイーン)の『ボヘミアン・ラプソディー』、エルトン・ジョンの『ロケットマン』、レディー・ガガの『アリー/スター誕生』。
そして、ビートルズの楽曲を取り上げたのがこの『イエスタデイ』。
参考:『アリー/スター誕生』
英音楽メディア『Mojo』は、背景として、聴いて観て楽しむ「YouTube」の影響が大きいと分析しています。
確かに、この『イエスタデイ』もビートルズの音楽を聴いて観て楽しめる構成になっているのが特徴です。
誰もが知ってるはずのビートルズが…
ビートルズが活躍したのは、1960年代〜70年代。
誰もが知っている、20世紀を代表するアーティストと言われる一方で、ビートルズを知らない世代が増えているのも事実。
そこを逆手に取った「ビートルズ愛」がこの映画です。
ある時、時空が歪んだのか(?)世界中が一斉に12秒間停電。
イギリスの田舎町に住む売れないミュージシャン、ジャック・マリック(ヒメーシュ・パテル)は、自転車に乗っていて暗闇の中で事故に遭遇。
目覚めると、世の中から一切ビートルズを知る者が消えてしまったという設定です。
参考:ヒメーシュ・パテル<ピンタレスト画像>
ビートルズを知っていた唯一のミュージシャン⁈
(引用:https://www.facebook.com/Yesterday/)
◇「イエスタデイ」を友達に弾いて聞かせると…
ギターが事故で一緒に壊れたため、退院祝いにマネージャーのエリー・アップルトン( リリー・ジェームズ)と友達から新しいギターをプレゼントされます。
ビートルズを誰も知らないのではと最初に気付いたのが、みんなの前で「イエスタデイ」を弾いた時。
ジャックの弾く曲に、全員うっとり!
そしてみんなに質問されたのが、「いつの間に、そんな素敵な曲を作ったの?」。
ジャックは、全員に馬鹿にされたように憤慨するのですが、みんなはキョトンとするだけ…。
参考:リリー・ジェームズ<ピンタレスト画像>
参考:リリー・ジェームズ主演映画『ガンジー島の読書会の秘密』『マンマ・ミーア ヒア・ウィ・ゴー』。出演映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』『ベイビー・ドライバー』
◇「Beatles」で検索すると「クワガタムシ」が
家に帰ったジャックは、まさかという気持ちでインターネットで「Beatles」を検索。
出てきたのは、「車」と「クワガタムシ」と(beetle)だけ。
以降、ジャックは半信半疑で身近な人やコンサートでビートルズの曲を聴かせてみせるのですが、みんな初めて聴く様子で、曲の素晴らしさに喝采を送ってくれるのでした。
ジャックが住む小さな町のこと、彼がすごいミュージシャンだという噂はすぐ広がり、地元のテレビ番組の出演も決まります。
◇エド・シーランからロシア公演の前座の依頼
それからというもの、彼の噂はどんどん広がり、一気に全国レベルへ。
さらに彼の才能の可能性を見出したのは、なんとエド・シーラン(現役有名ミュージシャン、本人が出演)。
モスクワ公演の前座を頼まれることになります。
ここでは、「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」(※U.S.S.R.は旧ソ連名)を披露し、聴衆者の大喝采を浴びます。
エド・シーランは、彼が素晴らしい楽曲を1人で生み出す能力に脱帽します。
しかし、それは当然といえば当然。
ジャックしか知らない、ビートルズの曲を次々と披露すればいいのですから…
アメリカ・ロサンジェルスからのオファー!
そして、ついにジャックの実力(?)は、ロサンゼルスのエージェントの目に留まることに!
マネージャーは、敏腕のデブラ・ハマー( ケイト・マッキノン)。
ジャックに、「いくらでも稼がせてあげる!」と持ち掛けたのです。
参考:ケイト・マッキノン<ピンタレスト画像>
ちなみに彼女は、『ゴーストバスターズ』にユニークなキャラで登場。この映画でも思う存分楽しませてくれます。
さて、そんなジャックですがひとつの心残りが。
それは、イギリス時代に元マネージャーとして、自分をずっと支えてくれていたエリーのこと。
エリーは、ジャックが自分から離れていく淋しさを彼に訴えていたのです。
まとめと感想
ジャックの悩みは、エリーの気持ちに正直に答えられずにいること。
それはまるで、「イエスタデイ」の歌詞そのものでした。
♬ Why she had to go
I don't know, she wouldn't say
I said something wrong
Now I long for yesterday ♬
エンディングは「ヘイ・ジュード」!
愛くるしいリリー・ジェームズの涙に誘われながらもらい泣き。クレジットが流れても帰れません。
最後の映像は、今作とは別に、ビートルズを愛する人たちのフラッシュモブ(合唱)です。
世代、国、地域を超えて愛される「世界のBeatles」が実感できる映像なので紹介します。
2019年09月18日
歴史秘話を語り継いだ読書会、リリー・ジェームズ主演『ガーンジー島の読書会の秘密』
『ガーンジー島の読書会の秘密』というタイトルは、どこか文学作品を連想します。
確かに、ある意味文学はテーマでもあります。
しかし、原題は『The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society』。どうでしょう?
実は、この「Potato Peel Pie」(ジャガイモの皮のパイ)が、この映画のキーワードになっています。
第二次大戦中の人間ドラマ、ラブ・ストーリー、そしてリリー・ジェームズのファンの人にはぜひおススメしたい作品です。
参考:リリー・ジェームズ出演『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 』
なぜ、「ジャガイモの皮のパイ」なの?
ガーンジー島は、ちょうどイギリスとフランスの間に位置するイギリス海峡にある、チャンネル諸島の1つ。
第二次大戦中、ドイツ軍に占領されていた唯一のイギリス領の島で、占領下で起こった悲しい物語です。
聞くだけでもまずそうな「Potato Peel Pie」は、占領下で島民がいかに貧困にあえいでいたかを象徴するもの。
占領軍に食料品を没収されながらも、ささやかな楽しみとして夜毎「読書会」を開く数人のメンバーがいました。
その時に持ち込んだ料理のひとつが、「Potato Peel Pie」だったのです。
「読書会」のことを教えてくれた手紙
◇ガーンジー島へ渡るきっかけとなる
主人公は、イギリス人作家のジュリエット・アシュトン(リリー・ジェームズ)。
彼女がこの読書会のことを知るのは、戦争が終結した翌年。ドーシー・アダムズ(ミキール・ハースマン)という男性からもらった一通の書簡でした。
圧政の戦時下、読書会を通じてどれだけメンバーが心を通わせ、励まし合って生きて来られたかが書かれていました。
これを読んだジュリエットは、作家として心を打たれるものがあり、今も続けられているという読書会の取材を申し込むことに。
参考:ミキール・ハースマン出演『アデライン、100年目の恋』
◇想像通り、こころ温まる読書会だったが…
その時、ジュリエットにはマークという婚約者がいましたが、はやる取材の気持ちが先に立ち、短期間の約束で彼女はイギリスからガーンジー島へと渡ります。
はじめて訪れた島の綺麗な景色。そして、ジュリエットを温かく迎えてくれるドーシーと他のメンバーたち。
彼女が想像していた通り、本を愛する人たちが集まる素朴な会だったことに満足します。
そして、彼女は読書会の創設や過去からの経緯をもっと知って、ぜひ、契約しているタイムズ社へ寄稿したいと申し出るのでした。
◇創設者について口をつむぐメンバー
しかし、創設者であり中心人物だったエリザベス(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)という女性のことに話が及ぶと、なぜかメンバーは口が重くなるのでした。
そして、エリザベスがなぜ今、ここにいないのか、ジュリエットの一番知りたいことには誰も答えてくれません。
また、ジュリエットが泊まっていたホテルの従業員は、彼女が読書会のことについて知りたがっていることに対して、嫌悪感さえあらわにするのでした。
困惑を隠せないジュリエット。
原稿にしないことを約束して、ドーシーやメンバーたちが渋々話す内容は、戦時中のエリザベスの想像を超えた生き方だったのです…。
自らを犠牲にしたエリザベスの秘密
(最後のネタバレなし)ドイツ軍が島民たちに対して取った行動は、それはひどいものでした。
しかし、無防備都市宣言をし、まったく無抵抗となった島民の中で、自らを犠牲にして抵抗する人物がいたのです。
それが、エリザベスでした。
しかし、エリザベスのことについて口を閉ざす理由は、もっと別にあったのです。
まとめとkazemichiの感想
さて、この映画にはもうひとつのストーリーがあります。
それは、戦時中のエリザベスの生き方、ドーシーの子どもの秘密を知ったことで、変化していくジュリエットの心境です。
婚約者との距離が少しずつ変化していく様子を見届けて下さい。
ガーンジー島のことがわかる! ★★★★☆
Potato Peel Pieのまずさがわかる! ★★★★★
こんなところにも戦争犠牲者が! ★★★★★
脇役陣も最高! ★★★★★
リリー・ジェームズが光ってる! ★★★★★
※ブルガリのアンバサダー
2019年05月28日
映画『ダンケルク』とあわせて見たい『ウィンストン・チャーチル』。大撤退の史実!
「ウィンストン・チャーチル」は誰もが一度は聞いたことのある名前。イギリスの第61代首相です。
この映画の原題は「Darkest Hour」(もっとも苦しい時期)。副題にもあるように、第二次世界大戦中にヒトラーと戦った時期にスポットが当たっています。
チャーチル役の名優ゲイリー・オールドマンは、この映画でアカデミー賞主演男優賞を受賞。
また、特殊メイクが素晴らしく、日本人の辻一弘さんが「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞したことでも有名になった映画です。
あらすじ・時代背景
ヒトラーと戦った中でも、主なテーマは「ダイナモ作戦」。
同盟国フランスに送っていたイギリス軍がナチスドイツの猛攻を受け、フランス北部の「ダンケルク」から撤退した時の作戦名です。
この「大撤退」は、世界史に残る4年後のノルマンディー再上陸につながったと言われています。
この間、チャーチル首相はなにを迷い、どんな決断をしたのでしょうか…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:
https://www.facebook.com/DarkestHourUK/)
◇ダンケルク撤退への道
1939年、ナチスドイツはポーランドに侵攻。以降、ヨーロッパは次々とヒトラーの手に落ちて行ったのです。
同盟国フランスと共闘し同国に援軍を送っていたイギリスも、ドイツの機甲師団には勝てず、追いやられた先がドーバー海峡に近いダンケルク。
その兵士の数は、なんと40万人と言われています。
◇ヒトラーとの講和を迫られる
議会では、保守派がチャーチルにヒトラーと講和の道を選択すべきと詰め寄りますが、チャーチルは拒否。
結局、ダンケルクに退避した40万人は、身を隠すものがなにもない海岸に残されることに。
当時、制空権はドイツに握られており、彼らは無抵抗のまま陸と空の両方から攻撃にさらされていきます。
◇秘書エリザベスの悲痛な生の声
ヒトラーと最後まで戦う意志を見せ続けるチャーチル。しかし、40万人を人質に取られたような状態の中、チャーチルの迷いと苦悩は深まるばかり。
彼の苛立ちを目の当たりにし、寄り添う秘書エリザベス・レイトン(リリー・ジェームズ)。
❖リリー・ジェームズ⇒「ベイビー・ドライバー」
彼女の一市民としての声を聴き、また、妻クレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)に支えながら彼はどう決断していくのでしょうか…。
クライマックスからエンディングへ
(最後のネタバレなし)迷いに迷うチャーチルが最後に聞こうとしたのは、市民の生の声。
ひとりで地下鉄に乗った彼が耳にしたのは、Never Surrender!
ヒトラーに屈しないことと、ダンケルクで砲弾にさらされている兵士たちの救出でした。
民意を感じ取ったチャーチルが下したのが「ダイナモ作戦」。
40万人を引き揚げるには圧倒的に不足する船舶の手配!これに国をあげて取り組むのでした…。
感想とおすすめ度
多少の犠牲を払いながらも、後々の戦いに多くの人的資源を残すことのできた「大撤退作戦」。
なんといってもクライマックスは感動的です。
We Shall Never Surrender!彼の議会での演説に痺れます。ぜひ、ご覧ください!
2019年04月10日
かわいいリリー・ジェームズなら、『ベイビー・ドライバー』。バイオレンスも満載!
タイトルからは、なかなか内容が想像できません。
ひと言でいえば、ラブストーリーとカーアクションとバイオレンスの、トリプルセットで飽きさせない映画!
その分、キャストも多彩。
ラブストーリーは、『ダーケスト・アワー』や『マンマ・ミーア』のリリー・ジェームズ。
カーアクションは、主人公ベイビーのアンセル・エルゴート。
そして、バイオレンスはケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックスなどなど、
それぞれ違った個性で楽しませてくれます!
あらすじ・主な登場人物
主人公ベイビー(アンセル・エルゴート)は、片時もイヤフォンを耳から離さない、一見クールな青年。
彼の仕事は、映画タイトル通り「ドライバー」なのですが、なんと犯行を終えた強盗グループを、サッサと逃がせてあげる役割だったのです。
しかし、早く足を洗いたいと思っていた矢先、カフェのウェイトレス、デボラ(リリー・ジェームズ)と知り合うことに。
ただ、ベイビーのボス、ドクはしつこくベイビーを利用します。
一方、強盗グループメンバーの、バッツ(ジェイミー・フォックス)やバディ(ジョン・ハム)も、ベイビーの生意気さが気に入らず、実行グループの仲間内で次第に亀裂が…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:公式facebook
https://www.facebook.com/BabyDriverMovie/)
◇「逃がせ」は抜群のカーテクニック!
ベイビーは寡黙だが、いつもリズミカルにイヤフォンで音楽を楽しんでいる?
いいえ、実は彼は小さい頃の事故が原因で耳に障害を持ち、耳鳴りを避けるためにイヤフォンの音楽を手放さなかったのです。
もちろん、強盗後に現場から一目散に逃走する際も、その姿は変わりません。
それどころか、そのドライビングテクニックは抜群で、追いかける警察車両を一気に突き放す姿はクールそのもの!
◇デボラとの出会いは音楽が縁!
強盗グループには元締めとしてドク(ケヴィン・スペイシー)がいました。
ドクは、ベイビーのテクニックに厚い信頼を置いていましたが、ベイビー自身はこの仕事から早く抜け出したいと。
そんな折、ベイビーは行きつけのカフェでデボラと出会います。
二人は音楽という共通の趣味で話が合い、すぐに親しい中に。
ちなみに、この映画はアカデミー賞・音響編集賞などにノミネートされるほどで、
随所に使われる音楽は、映像と相まってテンションを挙げてくれますよ。
◇しつこくつきまとう元締めドク
デボラと会ったベイビーは、これを機に最後の仕事を終えたら足を洗いたいと申し出ます。
一旦は、了解したかのように見えたドク。
しかし、二人が仲良くデートするところを見たドクは、デボラへの危害をほのめかしベイビーをゆすります。
さて、いよいよ最後のヤマである郵便局の襲撃!
ベイビーはその最中にデボラを連れて、抜け出す計画を立てるのでした。
◇銃撃の止まないバイオレンス映画へ!
一方で、気の短いバッツがドクの計画を無視し、ところかまわず発砲!
郵便局の襲撃作戦は思わぬ方向へ転がっていきます。
いよいよここから、バイオレンス映画がスタート。
怒り狂うドク、好き勝手なバッツ、凶暴なバディ…みんなが入り乱れての銃撃戦へと発展。
あの大人しくてクールなベイビーも我慢の限界へ。
デボラを守るためについに手を出してしまいます…。
クライマックスからエンディング
ベイビーは汚れ仕事に手を貸していたとはいえ、もともと養父を大事にするまじめで優しい青年。
そして、ベイビーが目指したのは現金ではなく、デボラを連れての逃避行。
しかし、せっかく立てた計画も無残に崩れた上、取り返しのできない犯罪に手を染めてしまったのです。
気になるのは、銃撃戦に巻き込まれたデボラの行方!そして、ベイビーとの今後のこと。
ハッピーエンドが待っていることを期待しつつ、最後まで気が抜けません。
感想とおススメ度
リリー・ジェームズのファンには、快活で楽しいデボラ役にハマります。
どちらかといえば『マンマ・ミーア』のドナ役に近いかも。
ぜひ、合わせて鑑賞されたらいかがでしょうか?
トリプルセットと、ポップな音楽のコーティングで、ぜひおススメしたい映画です。
【中古】 ベイビー・ドライバー /アンセル・エルゴート,リリー・ジェームズ,ケヴィン・スペイシー,エドガー・ライト(監督、製作総指揮、脚本),スティーヴン・プライス( 【中古】afb |