2018年06月24日
キャンプファイヤー
毎年、夏が近づいてくると
始まる仕事があります。
それは、長野県東御市にある
「大田区休養村とうぶ」という施設での、
キャンプファイヤーの管理の仕事で、
今年で7年目になります。
大田区休養村とうぶ
大田区にある小学校の
夏の移動教室の一環として
毎年行われるイベントですが、
そこでファイヤーキーパー
を任されます。薪とトーチの準備をして、
点火後の火の管理。
場合によっては
小学生や学校の先生のお相手。
薪がすべて燃え尽きるまで待ってから
片付けます。
施設の玄関に入るとすぐのところに
「熊出没注意!!」の張り紙が・・・
私がこの施設で働く時間は、
PM5:00〜9:30頃までなので、
キャンプファイヤーが終る時間は、
全くの1人になります。
熊が出没したら、
一体、何に注意すれば良いのでしょう?
死んだふり??逃げる??戦う??・・・
どれも駄目でしょう。
施設の人に聞いたら「熊よけのスプレー」
貸し出しますけど・・・って・・
そんなの近くじゃないと
スプレー出来ないし無理でしょ。
まだ、熊に出合ったことはありませんが、
出会わないことを祈るばかりです。
昨年は、キャンプサイトで
毎回子狐を見かけましたが、
今年は何処かへ引っ越したみたいで
見かけません。
狐というと、コンコンと鳴くという
イメージがありますが、実際の泣き声は
「ギャワー」といった、
猫と犬の遠吠えを混ぜた感じです。
暗闇で聞くと、かなり不気味な泣き声です。
薪を組んでいるときは明るいのですが、
辺りはだんだん薄暗くなってきます。
キャンプファイヤーとしては
邪道なのですが、
絶対にすぐに着火しなければならないので
灯油をまきます。
大田区の小学校の一大イベントなので、
どの学校も盛り上がります。
中には、先生が花火師の資格をとって、
本格的に花火を行う学校もあります。
内容は学校によって様々ですが、
やはり昔ながらの
マイムマイムを踊ったり、
火を囲んで皆で歌を歌ったりするのが
一番楽しそうです。
最近はJポップを歌ったり
踊ったりすることも多いのですが、
生徒さんの踊りの上手い事・・・
昔はこんなにノリの良い子供たちはいませんでした。
手拍子も裏拍でたたきます。
これは欧米人と一緒。
時代は変わりました。
キャンプファイヤーが終了すると、
火が燃え尽きるまで待たなければなりません。
水をかければ、すぐに火は消えるのですが、
下がレンガで出来ているので
いきなり水をかければ割れてしまいますし、
片付けが大変になってしまいます。
ただ、この火が消えるまで待つ時間というのが、
なかなか良いのです。
誰も居ない広い空間、
そして満点の星空の下で焚き火が
出来る場所など無いですよね。
ずっと火を見つめていると、
哲学的な雰囲気になります。
鴨長明の随筆である「方丈記」
を思い出します。
「行く河の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、
かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例なし」。
世の中にあるすべての存在は
変化するものであり、
不変、不滅のものはないという
「無常観」。
あなたも、この火を見つめながら、
哲学に浸ってみませんか?
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タグ:キャンプファイヤー
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