私は中学時代からずっとトランペットという楽器を
続けています。
年数にすると５０年ほどになります。
他にも、グループサウンズ時代のエレキや、
ピアノも少しかじりました。今は、ウクレレに心惹かれています。
そうそう、１０年ほど前に、
チェロに惹かれて購入したことがあります。
現在所属しているアマチュアオケのメンバーに、
長年一緒にジャズをやっているコントラバスの人がいます。
実は、その人からのお誘いがきっかけで
このオケに入団しました。
と、言っても、最初はトランペットではなくて
チェロでのお誘い。
当時のオケは出来たばかりで、弦楽器だけでした。
オケというよりは弦楽アンサンブルですね。
とにかくメンバーが不足していて
「コンサートの時に座っていてくれるだけもいいから」
ということでした。
個人的には、チェロといえば何と言っても
ドヴォルザークのチェロコンチェルト
（後に、このオケでも定演で演奏しました）が大好きで、
スコアも持っていました。
さすがに経験が全く無いのに、
いきなりオケに入団・・までは考えませんでしたが、
何となく興味を持ったので、楽器だけ購入してみたくなりました
（私の悪い癖ですね・・
それでも、当時はお金に余裕がありましたから）。
もちろん、本格的なチェロであれば
最低でも50万円以上〜みたいなイメージがありましたので、
とりあえずチェロの雰囲気を味わうだけ・・
という感じで、ヤフオクで探しましたら、
新品で6万円くらいのものがありました（もちろん中国製）ので、
購入してみました。
このようなものでも、
自宅に届いた時には嬉しかったです
（今では6万円も出せないほど貧困ですが）。
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1年ほど教則本をみながら我流でやってみましたが、
案の定挫折。
その後は部屋の飾りになっていました。
それはそれで、雰囲気があって良かったですが・・・
中国製の安物でも、
とりあえずチェロの雰囲気は味わえましたし
（専門家からみれば大笑いでしょうが）、
トランペットをやっていなかったら続けていたかもしれません。
中高年になってから楽器を始めたいという人は
意外に多いようで、ネットでも、「初心者から初めて大丈夫だろうか？」
みたいな質問をよく目にします。
しかしながら、その回答は厳しい内容が多いです。
中には「下手な音を出すのは人迷惑だからやめるべき」
みたいな意見もあります。
もちろん、過去には、ピアノの音がうるさくて
殺人事件までに発展したなんてこともありましたが、
音に関しては工夫すれば何とかなると思います。
私が、信州の片田舎の別荘地に住んでいるのは、
周りに気にせずに楽器の練習ができるから
という理由も多いにありました。
もっとも都会だと、楽器によってはかなり
しいということがありますね。
それでも、電気楽器だったらヘッドフォンで練習するなり、
スタジオを借りるなり、野外で練習するなり
（私が東京に住んでいた頃は、多摩川の橋の下でよく練習していました）
方法はあると思います。
私個人の意見としましては、
中高年になってから楽器を始めるというのは大賛成です。
先日、テレビで、80歳を過ぎてから
コンピュタープログラミングを勉強して、
何とスマホ用のアプリを完成させて
しまったという女性のことが取り上げられていましたが、
それよりは、100倍敷居が低いと思います。
楽器を始めたいと思ったら年齢は関係ないです。
思い立ったらすぐにでも始めるべきです。
方法は様々あります。
現在ではYoutubeだけでも随分色々なことが学べます。
基本的には音楽教室などに入って習うのが一番ですが、
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一番手頃なのはDVD付きの教材です。
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楽器を演奏することで得られるものは計り知れないです。
もちろん上手ければそれに越したことはないですが、
すぐに上手くできなくても、必ず得られるものがあります。
一番は、音楽を聴く場合に聴き方（聴く姿勢）が変わってきます。
特に自分の始めた楽器に関しては注意深く聴くようになります。
結果として、音楽に深く接するようになります。
アンサンブルをすることにより仲間ができます。
私の知っている上田市のアンジェリカという
マンドリンサークルは平均年齢65歳以上で
（私も妻もゲスト出演したことがあります）、
全くの初心者も大勢いますよ（皆、生き生きしています）。
私の所属しているアマオケにも、全くの初心者が何人もいます
（メンバーは小学生〜70歳過ぎている方もいます）。
ピアノやギターやウクレレなら個人でも楽しめます。
サックスは敷居が高いように感じますが、
意外に誰でも音が出やすくて吹けるようになります
（ただし、楽器自体がちょっとお高いかな）。
オーボエは楽器自体も高額ですし、
かなりマニアックになりますが、オケでは一番重要な楽器で
目立ちたがり屋には最適です。
現在、うちのオケにはオーボエがいません
（何時もトラを頼んでいます）ので、
是非とも誰か入団してください。
今なら主席オーボエのパートが空いています（楽器レンタルできます）。
楽器を演奏することで感性も豊かになりますし、
指も頭も使いますので老後の趣味としては、
最高だと思います。
ちなみにトランペットやトロンボーンなどの金環管楽器は、
まずは音を出すのに苦労しますので
高年齢になってからだと、ちょっと厳しいかもしれません。
それでも情熱があれば何とかなるでしょう。
ただ、バイオリン・チェロ・ビオラなどの弦楽器は、
教材だけや我流では厳しいです。
あえて選ぶなら、コントラバスでしたら何とかなります。
これらの楽器をやりたいのであれば、
音楽教室に通うか、直接先生に師事することが必要です。
要は、「やりたい」という情熱さえあれば
楽器は誰でも始めることが出来ます。
もちろん、どんなことをやるにしても
向き不向きはあります。
ちなみに私も不向きでしたので、人一倍苦労して、
50年もトランペットを続けているにもかかわらず、
未だにアレ？・・みたいな感じです。
しかし、音楽がなければ今頃、
随分と寂しい人生になっていたと思います（現在の妻とも結婚していない）。
何歳になっても音楽に対する「ワクワク感」は無くなりません。
むしろ若い頃よりも「ワクワク感」は強くなりました。
とりあえずお勧めなのは、ギターやウクレレ（楽器本体の価格も安いですし、
家のどこかに転がっているかもしれません）。
ピアノも簡単なキーボードであれば数万円で、
そこそこ良い音のものが買えます。
あなたも、今から楽器を始めて、
豊かな「Music Life」を歩んで行きませんか？
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タグ：楽器演奏
