山の音楽家

私が現在住んでいるこの旧丸子町に移住してきた頃、真冬に花火の音がするので、寒い日であったにもかかわらず、花火を見に行ったことがありました。

その時は、遠くから眺めていただけなので、一体どこで打ち上げているのか、何のための花火なのか、全く知りませんでした。

そして、毎年、一月の成人式の頃になると必ず花火の音がしていたので、ずっと気にはなっていました。この花火が、長和町で毎年１月に行われる「おたや祭り」の花火であるということを知ったのは、つい最近のことでした。







今回は妻が冬の花火を見たいというので二人で出かけることにしました。

長和町は私の住んでいる場所から車で５分ほどですので、目と鼻の先です。

夕食をすませてから、夜の７：００頃に家を出ました。

こんなど田舎の、しかも冬のお祭りだからたいしたことはないだろう・・

と、思っていたのですが、意外にも規模が大きくて驚きました。

お祭りの中心になる、豊受大神宮はとても立派な神社です。





こんな片田舎のお祭りに、一体どこからこんなに大勢の人が集まってくるのか・・

お参りをする行列に並ぶと、なかなか我々の順番まで回ってきませんでした。

それにしても、なかなか花火が始まりません。

神社の人に聞いてみたら、最近では予算の関係で花火は無くなったそうなのです。

ちょっと残念・・・

しかし、花火は無くなったもののお祭り自体は大賑わい！！

とにかく屋台の数に驚きました。



「たこ焼き」「串焼き」「イカ焼き」「焼きそば」「じゃがバター」

などの美味しそうなにおいが辺り一面に立ち込めていていました。

こういう場所の屋台の出店というのは本当にそそられます。私も「タイ焼き」を３匹買いました。

町の５か所に、神宮に奉納される山車飾りが設置されていましたが、どれも趣があって素晴らしかったです。





毎年、この地域では１月になるとお正月休みどころではなくて、この「おたや祭り」の準備に明け暮れるそうです。

おもちゃ屋さんの屋台も出ていて、妙に懐かしい感じがしました。



とても寒かったですが、真冬の夜のお祭りを満喫してきました。








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