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2015年09月08日

アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)



【大阪26−044】
a.内服薬と外用薬において、同種の作用を有する成分が重複することがあるが、投与経路が違うので、併用しても特に問題はない。

b.母乳を与える女性がジフェンヒドラミン塩酸塩を含む一般用医薬品を服用しても、乳児には全く影響がない。

c.排尿困難の症状がある人は、抗ヒスタミン成分を含む一般用医薬品の服用により、症状の悪化を招くおそれがある。

d.一般用医薬品のアレルギー用薬は、主に一時的な症状の緩和に用いられる。

【解説】
a × 外用薬も多少は吸収されて全身を循環する。
b × 乳汁に移行する。「全く」はあり得ない。
c ○ 抗コリン、抗ヒスタミンは排尿困難の人には使えない。
d ○ 一時的な症状の緩和を目的にしている。


【大阪26−044】
a.メキタジン
・・・ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える。

b.プソイドエフェドリン塩酸塩(塩酸プソイドエフェドリン)
・・・皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的とする。

c.ベラドンナ総アルカロイド
・・・鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑える。

d.グリチルリチン酸二カリウム
・・・交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。

【解説】
a ○
b × プソイドエフェドリンは交感神経刺激薬。
c ○ ベラドンナは抗コリン薬。鼻汁の分泌を抑える。
d × グリチルリチンは抗炎症作用などが目的。血管収縮はテトラヒドロゾリンなどの交感神経刺激薬。


【四国26−043】
a プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が弱く、不眠等の副作用が現れにくい。

b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、抗ヒスタミン成分であるが、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。

c ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることを目的として配合されている。

d グリチルリチン酸は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。

【解説】
a × プソイドエフェドリンは作用が強く、不眠が現れやすい。
b ○ 
c ○ 
d × フェニレフリンやテトラヒドロゾリンの記述。グリチルリチン酸は抗炎症薬。


【九州・沖縄24−082】
語句選択問題

抗ヒスタミン成分は、全身的に作用してヒスタミンの働きが抑えられると、眠気が促される。その作用以外に( ア )も示すため、排尿困難や口渇、( イ )等の副作用が現れることがあ
る。
また( ウ )については、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。

( ア )の選択肢:抗コリン作用 アドレナリン作用
( イ )の選択肢:便秘 下痢
( ウ )の選択肢:メキタジン 塩酸トリプロリジン

【解説】
ア 抗コリン作用
イ 便秘
ウ メキタジン


【九州・沖縄24−100】
ア マレイン酸クロルフェニラミン − 服用後は乗物又は機械類の運転操作を避ける。

イ 塩酸プソイドエフェドリン − 前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は使用を避ける。

ウ クロモグリク酸ナトリウム − 減感作療法の妨げになることがある。

エ ヨウ化イソプロパミド − 排尿困難の症状がある人は、症状の悪化を招くおそれがある。

【解説】
ア ○
イ ○
ウ ○ ヒスタミンなどの遊離を妨げるため、アレルゲンに徐々に慣らしていく減感作療法の妨げになる。
エ ○

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