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2015年09月10日

眼科用薬(点眼薬)



【大阪26−047】
a.通常、無菌的に製造されており、点眼の際に容器の先端が眼瞼けん(まぶた)等に触れないように注意しながら1滴ずつ正確に点眼する。

b.点眼後は、数秒間、眼瞼けん(まぶた)を閉じないで、薬液を結膜嚢のう内に行き渡らせるのがよい。

c.点眼薬の容器に記載されている使用期限は、未開封の状態におけるものであり、容器が開封されてから長期間を経過した製品は、使用を避けるべきである。

【解説】
a ○ 触れてしまうと雑菌が混入する。
b × まぶたを閉じて行き渡らせるのが良い。ただし、何度もまばたきするのは良くない。
c ○ 開封後は数週しかもたない。ベンザルコニウムなどの防腐剤が入っていても限界がある。


【大阪26−048】
成分選択問題

細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。
なお、すべての細菌に対して効果があるというわけではなく、また、ウイルスや真菌の感染に対する効果はないので、3〜4日使用しても症状の改善がみられない場合には、眼科専門医の診療を受けるなどの対応が必要である。

1.リゾチーム塩酸塩
2.スルファメトキサゾール
3.イプシロン‐アミノカプロン酸
4.アラントイン
5.ヒドロキシプロピルメチルセルロース

【解説】
2.スルファメトキサゾール 雑菌が原因となる結膜炎や麦粒腫にはサルファ剤。


【四国26−045】
語句選択問題

点眼薬は結膜嚢に適用するものであるため、通常は( a )に製造されている。
点眼薬の1滴の薬液の量は約( b )μLであるのに対して、結膜嚢の容積は( c )μL程度とされており、一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ鼻粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる。

( a )の選択肢:無菌的 非無菌的
( b )の選択肢:10 50
( c )の選択肢:30 5

【解説】
a 無菌的 
b 50
c 30


【四国26−046】
a ネオスチグミンメチル硫酸塩は、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

b ナファゾリン塩酸塩は、連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。

c コンドロイチン硫酸ナトリウムは、有効成分としてではなく添加物(粘稠化剤)として、結膜や角膜の乾燥を防ぐ目的で用いられる。

d ビタミンAは、アミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成に関与していることから、目の疲れ等の症状を改善する効果を期待して用いられる。

【解説】
a ○ 
b ○ 
c × 有効成分として用いられる。
d × これはビタミンB6の記述。


【九州・沖縄24−084】
ア 目を酷使すると、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)の働きが弱くなるため、目の調節機能が低下し、目の疲れやかすみといった症状を生じる。

イ 細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として使用されるサルファ剤には、ウイルスや真菌の感染に対する効果はない。

ウ 点眼薬1滴の薬液の量は、結膜嚢の容積よりも少ないため、一度に数滴点眼すると薬液が結膜嚢内に行き渡り、より高い効果が得られる。

エ 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。

【解説】
ア × 眼精疲労は目の筋肉の疲れによるもの。酵素の働きの低下によるものではない。
イ ○
ウ × 目薬1滴で、結膜嚢の容積をやや超える程度の量になる。1滴で十分。
エ ○


【九州・沖縄24−093】
点眼薬 炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促すことを目的として配合されるもの

1 グリチルリチン酸二カリウム
2 アズレンスルホン酸ナトリウム
3 ヒドロキシプロピルメチルセルロース
4 スルファメトキサゾール
5 ヒアルロン酸ナトリウム

【解説】
2 アズレンスルホン酸ナトリウム
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