母方の祖母は、その時代とても変わった人で、戦中に戦争反対を訴え、祖父が徴兵検査の時に酒を飲ませて行かせて、徴兵検査を不合格にした。周りからは、非国民と言われたこともあったそうだが、自分自身の信念を曲げなかった人だったと子供の頃に聞いた。
私は、そんな祖母にどことなく興味があって、色々と話を聞いた思い出がある。
9人もの子供を育てたのも凄い。
そんな祖母の言葉で良く覚えている言葉がある。
「親はなくとも子は育つ」
私が中学生の時に、母親が仕事から帰ってきて
突然私の手を取り、5階のマンションに住んでいて、学校に行かないなら、一緒に飛び降りようと言ってきた。
私は、直ぐさま母親の手を払いのけた。
学校に行かないことと、飛び降りることが繋がらなかった。
その時に咄嗟に「親はなくとも子は育つ」と言う言葉が頭をよぎったのを覚えている。
親が正しいとは限らない。
世間が正しいとは限らない。
責任は自分自身でとりなさい。
そんなことを思いました。
自分自身の中で、決着がついたというか、そんなこともあったなぁと思えることがよかったことだと思う。
祖母は、世間体を気にしない人であったが、母親は、もの凄く世間体を気にする人です。
同じ家系でも違うのもまた面白い。
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